ドラマ、『ツバキ文具店』の4話「最後のラブレター」のあらすじ(ネタバレ)と感想です。『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』は、多部未華子さんが鎌倉で代書屋をするドラマです。原作は小川糸さんなので、かなりおもしろいドラマだと思います。
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ドラマ『ツバキ文具店』4話のあらすじ
第4話「最後のラブレター」
陽菜(新津ちせ)からのかわいらしい手紙をポストから取り出して読んでいると、園田薫(川口覚)が、
「手紙の代書をしているのはコチラですか?」
と、訪ねてきました。話を聞くと、普通の手紙を書いてもらいたいということでした。普通とは、「ただ、ぼくが、元気だということを伝える手紙なんですけど」と言われました。出す相手は、初恋の人で幼馴染の人でした。子供の頃、マンションのお隣りさんで、かつては結婚の約束もしていたと言います。園田は今では結婚をしていて、子どももいるのですが、ただ一言、元気でいることを伝えたいということでした。希望は、文字を女性の文字で書いてほしいということでした。彼女の旦那さんが見て、疑問をもったらまずいということでした。幸い、名前も薫なので、女性として書けば、波風たたないとおもってるようでした。相手は、「佐倉桜」さんでした。そして、つき合ってた頃の写真を見せてもらい、つれていきたいところがあるからと、後日会う約束をしました。
そのことを、パンを造りながらパンティー(片瀬那奈)に話すと、危ないんじゃないの?と言われます。パン作りのお礼を言うと、男爵に正式に引き合わせてくれと言われました。
翌日、パンティーをむぎカフェに連れて行って、男爵を待っていました。前の日に作ったパンを陽菜に渡していると、日曜日に守景蜜朗(上地雄輔)が他のカレー店に偵察しに行くことを聞きます。陽菜に一緒に行こうと誘われて、蜜朗からも「ぜひお願いします」と言われました。そこに、男爵が来ました。
「楠帆子です。よろしくおねがいします。同席よろしいですか?」
と言いますが、
「気分転換できているんだ。一人にしてくれ」
と無碍なく断られてしまいました。自分の席に帰ってくると、「やっぱり、かっこいい~男爵」と帆子がつぶやきました。
鳩子が、園田薫にあって、どうして手紙をだそうと思ったのかを聞くと、今度入院することになって、人生を見直した時に桜のことがひっかかったと言いました。少しは、また会いたいという気持ちはあるんですか?というと、全くないとは言えないけど、と言います。さらに、桜が会いたいと言ってきても会うことはないと断言します。だからこそ、手紙を見たときに、波風が立たないような手紙を書いてもらいたいということでした。そして、もう一か所あるので、ということで、後日会うことになりました。
家に戻ると、年賀状を書いてくれと近所の魚屋さんのおばさんがやってきます。白川も外国のお客さんを連れてやってきますが、電話がかかってきていて、母親に何か問題があったようでしたが、ごまかしていました。
夜、むぎカフェに夕食を食べに行きました。
「守景さんはスゴイですよね。お店もはーたんの育児もしっかりされていて、わたしなんて、自分のことでいっぱいいっぱいで。何をしても自信が持てなく。ダメダメです」
「ぼくもいっぱいいっぱいでダメダメですよ。でもポッポさんが文通してくれるようになって、陽菜との会話も増えて。僕ら親子はポッポさんに助けられているんです」
家に帰ってくると、パンティーがヤケ酒して、酔っ払ってやってきました。男爵が入っていったバーに行って、男爵と仲良しになろうと思って話しかけましたが、
「少なくとも、ポッポちゃんや君みたいなおぼこ娘には興味はないな」
と言われてしまったようです。それをきいていたバーバラ婦人は、
「いいことじゃない。恋が簡単に実ってしまったら、つまらないもの。最高の恋愛は最高の出会いから始まるとは限らないじゃない」
と言いました。そして、撃たれ弱いから、もうあきらめると言うパンティーに、
「大丈夫、きっと全部うまく行くわ。今日は月がきれいだから」
鳩子は、園田薫と八幡宮にきました。初めに薫が告白した場所で、桜がよく来ていた場所だと説明されました。桜との絆を感じることができる場所だと言いました。そして、大きな木を見て、「何百年も人を見てきたんだ」と言いながら、よく一緒に見ていたと言います。
「ぼくと桜は、もう二度と交わることはありません。でも、ぼくは桜と同じ時を生きていることを幸せに思います。もう二度と会わなくても、桜が幸せであるように祈ってます。この木が、僕らのかけがえのない日々が、確かにあったことの証だとなってくれていることのように感じているんです。ずっと笑っていてほしいんです。桜には。自分で書くかもしれないって言ったけど、やっぱり、この手紙は雨宮さんが書いてください。書いたらそのまま投函してください。すべてお任せします。雨宮さんは僕の手紙にちゃんと向き合ってくれた。あなたなら、僕以上に僕の想いを、しっかりサクラに届けてくれると思います」
鳩子は、ガラスペンで書くことにしました。便箋は、ベルギー製のクリームレイドペーパー。手で触ると手すきの様なぬくもりがあって、優しさや柔らかさを感じるものです。文章ははがきサイズ一枚に。さりげない封筒に入れて。インクはセピア色。そして、園田薫になりきって言葉をしたためました。
そして、投函しました。
日曜日、守景蜜朗と陽菜と一緒にカレーを食べに行きました。待ってる間に、みんなで鶴を折りました。帰り道、白川が騒いでいる母親を車に乗せている所を見てしまいました。魚屋のおばさんに聞くと、認知症だということでした。
数日後、園田から現金書留が届きました。そこには代金よりもかなり多くの金額が入っていました。鳩子が園田に連絡をすると、奥さんがでました。旦那さんは?と聞くと
「主人は、昨日、亡くなりました」
鳩子は、桜に合わないといけないと思ってその住所に行くと、そこには旦那さんや子供と一緒に遊んでる幸せそうな桜がいました。鳩子はそのまま、会わずに帰ってきました。仙台の言葉と園田の言葉が胸の中に響いていました。
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<代書屋は影武者。決して日の目はみないけど、誰かの幸せのために必要な商売なんだよ>
<ずっと笑っていてほしいんです。桜には。あなたなら、僕以上に僕の想いをしっかり桜に届けてくれると思います>
鳩子は園田に連れてこられた八幡宮にやってきました。泣きながら、
<園田さんは、かけがえのない人への、人生最後になるかもしれない大切な手紙をわたしに託してくれた>
家に戻ると、バーバラ婦人がアップルパイを持ってきてくれました。
「手紙の神様とお話し?」
「わたしは、代書屋失格だなって。依頼人の方が急になくなってしまって、代書屋としてイチバンしてはいけないことをしてしまいそうになって」
「わたしね、ポッポちゃんにひとつ、秘密を打ち明けるね。私がずーっとやってきた幸せになるひみつのおまじない。心の中で、キラキラっていうの。眼を閉じて、キラキラ、キラキラって。そうすると、心の暗闇にドンドン星が増えて、キレイな星空が広がるの。これをするとね、つらいことや悲しいことが全部、ほしぞらに紛れちゃうの。ポッポちゃん、今すぐ、やってみて」
鳩子は、言われた通りに目をつぶってやってみました。すると、心の中に星空が拡がりました。
(⇒ 5話のあらすじ)
ドラマに出てきた手紙はこちらから見れます。⇒ツバキ文具店(NHK公式サイト)
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ドラマ『ツバキ文具店』4話の感想
最高でした。エンディングの唄も最高でした。鳩子は、霊媒師に近いのかもしれません。乗り移るとかそういったことではなくて、相手の気持ちを考えることができる優しい女性だと思います。それは、お母さんがいなかったとか、先代に厳しく仕込まれたからとか、いろんなことが関係していると思います。そして、自分の心を文章として形にすることができる人だと思います。それは、原作者の小川糸さんも同じだと思います。ふつうの人は、気持ちはわかってもそれを言葉にすることは、かなり難しいのではないでしょうか。この物語で言えば、代書屋の血筋を継いでいるためと言ってしまえば簡単ですが、それだけではなくて、小さいころから教わった書き方なんだと思います。
今回の手紙も、NHKの番組HPに乗っていますので、ご覧になってみてください。
⇒ 『ツバキ文具店』
鳩子のいい所は、相手の気持ちにより添える所と、その気持ちを素直に相手に伝わるように文章にすることができる力だと思います。わたしも、そういうことができるようになりたいと、心からそう思いました。
バーバラ婦人の言葉は、胸にしみますよね。今回も、いい言葉ばかりでした。
原作は、小川糸さんです。読んでみてもらえればわかりますが、読み進めていると、多部未華子さんや、奥田瑛二さん、江波杏子さん顔が浮かんできて、生き生きと会話しているのが、頭の中に浮かんできます。小川糸さんの、他のおすすめの作品は、
ドラマ『ツバキ文具店』のキャスト
- 雨宮鳩子 多部未華子、ツバキ文具店の店主
- 白川清太郎 高橋克典、鎌倉の観光ガイド
- 守景蜜朗 上地雄輔、「むぎカフェ」の店長
- 守景陽菜 新津ちせ、守景蜜朗(上地雄輔)の5歳の娘
- 楠帆子 片瀬那奈、パンを焼くのが得意な小学校の教師、通称パンティー
- バーバラ婦人 江波杏子、鳩子(多部未華子)のお隣さん
- 男爵 奥田瑛二、高台に住むお金持ちとウワサされている謎の紳士
- 雨宮カシ子 倍賞美津子、鳩子(多部未華子)の亡くなった祖母
各話のあらすじ
以上、ドラマ「ツバキ文具店」の4話の動画とあらすじ(ネタバレ)と感想でした。
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