ドラマ『陸王』の8話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。ランニングシューズ「陸王」製造の心臓部であったシルクレイ製造機が故障してしまい、最大のピンチに追い込まれた「こはぜ屋」。窮地に立たされた上に、銀行員の坂本(風間俊介)からは「会社を売らないか」と提案され、宮沢(役所広司)は「100年続いたこはぜ屋の暖簾を手放せというのか!」と怒りを露にしました。
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ドラマ『陸王』8話のあらすじ
坂本から、フェリックスに会社を売りませんかといわれた宮沢は、耳を疑いました。坂本は、大手といっしょになれば、資金問題は解決するし、陸王や足軽大将持つくれるといいます。
宮沢は、雇われ社長になるのはだめだ、他人に渡すくらいなら元のたび屋に戻ったほうがましだといいました。
宮沢は、社員に坂本の買収の話を言うと、みんなもあきれてしまいました。そこに、ドライバーの江幡(天野義久)がやってきて、市民駅伝にみんなで出てみないかといいました。すこしでもアピールできればといいますが、今はそんな状態じゃないと宮沢たちは断りました。
その頃、茂木は豊橋国際マラソンに出たいと監督に言ってました。怪我で途中棄権したレースで、ライバルの毛塚や全国の競合が出る大会でした。監督は、本番までに完璧にしろといって出て行きました。そこに、村野がやってきてもう陸王は作ることが出来ないと謝りにきました。そして、豊橋の大会では靴を一から見直す必要があると告げました。
大地やいろいろな人が資金繰りに駆け回りましたが、ついに赤字になってしまいました。専務からは、飯山と村野の契約をやめてくれといいました。
宮沢が、飯山にそのことを言おうといくと、飯山がフェリックスの人間と電話をしていました。宮沢が、シルクレイの権利を渡すつもりかというと、買収以外にどんな手があるのかと聞きました。宮沢は何もいえませんでした。
家に帰ると、酒を飲みながら、飯山も村野も所詮こはぜ屋の人間じゃないし、100年の暖簾を降ろすのはどういう意味かわからないんだとグチをいっていました。それを聞いていた大地は、お金がないと飯山も生きていけないし、どうせ自分の代でつぶすつもりだったから売って陸王を作ったほうがいいいんじゃないかといいました。それを聞いた宮沢は、大地につかみ掛かりますが、茜が留めに入りました。宮沢は、再び酒を飲み始めました。
茂木のところに、アトランティスの佐山(小藪千豊)がやってきますが、村野と相談するといって競技場に行きました。すると同僚から、茂木の次のレース結果で来期から、スポーツ部が縮小されることを聞きました。
そこに、宮沢がやってきて涙ながらにもうどうにもならないと謝りました。茂木は、
「こはぜ屋さんにはつぶれてほしくありません。またいつか、社長が作ったシューズをはけることを楽しみにしています」
と言って、練習にいきました。そこに、監督がやってきて、
「走ることが生きることなんだ、あんた、本当にそのことをわかっていたのか」
といいました。
その日の夜、宮沢は、専務やチーム陸王のメンバーを居酒屋に集めました。そして、駅伝にみんなで出ようといいました。専務は、いつものように反対しますが、みんなやる気になりました。大地も走ることになりました。
次の日から、陸王を履いて練習が始まりました。
駅伝大会の日。
これからレースが始まるというときに、安田(内村遥)が走れないことに気がつきました。前日の練習中、足首をひねってしまったんです。棄権しようといてると、坂本が走らせてくれと言ってやってきました。安田が坂本も登録してあるといって、代わりに出ることになりました。
同じ頃、茂木も1万メートルのレースに出ていました。会社では、専務と飯山がネット中継をみていました。
レースの途中で、坂本から、飯山がフェリックスからの話を断ったことを聞きました。飯山は、まだ宮沢といっしょに陸王がつくることを夢みていると坂本はいいました。
駅伝の結果は、11位でした。みんなでいっしょにがんばることを思い出した宮沢は「このまま陸王を終わらせたくない。坂本さん、あわせてもらえるかな。御園社長に」といいました。
茂木の結果は、だめでした。監督からは、ソールが駄目だなといわれました。
翌日、宮沢は御園社長に会いにいきました。御園は率直にシルクレイをほしいので買収したいといいました。シルクレイを使わせてくれれば、こはぜ屋の名前も、社長も作ってるものもそのままでいいといわれて、設備投資に3億出す用意があるといいました。さらに、世界にむけてビジネスを展開していけるといいました。そして、飯山が信頼してる宮沢だからこそ、いっしょにやりましょうと手を差し出しました。
宮沢は、その手を握って、「まえむきにはなしをすすめたいとおもいます。よろしくお願いします」と話しました。
宮沢が帰った後、「あと一押しだな」と御園はつぶやきました。
その頃、茂木は、アトランティスに呼ばれて、茂木のために作ったシューズを見せました。茂木が村野に聞いてみるというと、村野にかかわらせるわけにはいかないといって、アトランティスを掃いてくれればスポーツ部にも出資する用意があるといいました。茂木は立ち止まりました。
(⇒9話のあらすじ)
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「陸王」の口コミ
御園社長こと #松岡修造 さんと陸王のタイトルコール😊📢
勢いと熱さが違いますね…🔥#tbs #陸王 #フェリックス社長御園丈治#陸王ファミリーの皆様とも恒例になってきましたこのコール⚠️ pic.twitter.com/PVr0qRgkHA
— TBS「陸王」12/10 松岡修造こはぜ屋を買う⁉️ (@rikuou_tbs) 2017年12月3日
ドラマ『陸王』8話の感想
おもしろかったですね。最後の御園社長の不敵な笑みはどういう意味だったのでしょうか?スゴイ気になりました。もしかしたら、特許料なしでシルクレイを使おうとしてるのかもしれませんが、どうなるのでしょうか。
会社を持ったことが分からないのですが、会社を買収されるということは、創業者や社長にとってはやはり屈辱的なものなのでしょうか?お金の問題なのか、プライドの問題なのか、ちょっと疑問を持ちました。
というのも、条件的にはとてもいいものだと思うからです。今まで抱えていた宮沢の悩みや問題が一気に解決できる方法です。実際に、いまの日本では、そういうものがどんどん進んでいって、大きな会社の傘下にはいることで経営を続けて行けたり、個人商店がドンドンつぶれていっています。宮沢がこだわってるのは、大地の行ったとおりに宮沢の気持ちだけなんじゃないかなと感じて、この提案をうけない理由がないとおもいました。
そこには、宮沢の今までの生活、仕事などに対する執着があるんじゃないかと思います。何十年もやってきたので仕方がないですが、執着があることで、目の前が見えなくなってしまうことが多いです。今までの業態そのままで、作るものも同じ、給料も同じ、名前も同じです。そのうえ、陸王と足軽大将を作ることができます。シルクレイを使ってはいけないということではないので、マイナスはないように感じますが、それが見えてないと感じました。宮沢の気持ちだけを変えれば、御園も、社員も、茂木も、みんな幸せになると思います。ただ、最後の御園社長の笑みがちょっと怖いですが・・・・
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ひとは、あたらしいことにふみだすときには、必ず抵抗があります。陸王をつくろうと決めたときの専務のような存在です。それは自分の心の中にも必ず出てきます。それは執着からであったり、欲望からであったりしますが、本能的に新しいことは危険だと考えるからです。それを打ち破って前に進むためには、今回の宮沢のように一歩引いて考えてみることが大切じゃないかと思います。
俯瞰してみることです。
俯瞰とは、鳥の目で見ることですが、今自分がいるばしょから空中に浮かんだように想像して、自分の背中を見てみてることです。時間的には、10年後、20年後の自分になったと想像して今の自分を見てみることです。宮沢は、駅伝に出ることで周りの応援してるひとや、走ってるひと、仲間を改めてみることで、自分の気持ちが小さかったということに気が付いたんじゃないでしょうか。さらには、飯山が断ったという話もきっかけになったと思います。
何か新しいことをしようとして、心の中に抵抗が出てきた場合は、だいたい、新しく生まれ変わる時です。その心の抵抗を取り除かないとあたらしいステージには上がることはできません。もしも、未来に進んでいきたいのでしたら、心の声は無視して見てください。成功する、失敗するに関係なく、新しいステージに立っているはずです。
来週は最終回前です。御園社長の最後の笑みの理由が分かるのではないでしょうか。とても楽しみです。
足袋型ランニングシューズ
陸王のモデルになったのは、きねや足袋さんのMUTEKIです。
- MUTEKI 【ランニング足袋】ランニングシューズ《008-muteki-r-黒》 (26.5)
- MUTEKI(無敵) ランニング足袋 メンズ サックスブルー 27.0cm
- MUTEKI(無敵) ランニング足袋 メンズ グレー 28.0cm
他のメーカーでも同じようなものがありました。
世界的には、5本指のランニングシューズのビブラムが有名です。
ドラマ『陸王』の原作
原作の池井戸潤さんは、1963年生まれの54歳の小説家です。1988年、三菱銀行に入行されて32歳のときに退行されて、コンサルをしながらビジネス書などを書かれていました。同時に子供のころからの夢だった江戸川乱歩賞を目指して、小説を書き始めて、1998年に江戸川乱歩賞を受賞されました。2011年には「下町ロケット」で江戸川乱歩賞を受賞されています。多くの著作がドラマ化されています。
また、小説の「陸王」は、電子書籍のナンバー1「honto」で読むことができます。紙の本も買うことができますし、雑誌やビジネス本や小説などの一般の本もどちらでも見ることができます。まるで、家に居ながら本屋さんにいる感じで素晴らしいです。会員登録しなくても、立ち読みすることができますので、ぜひ、ご覧になってみてください。
ドラマ『陸王』のキャスト
- 宮沢紘一 役所広司、こはぜ屋の4代目社長
- 宮沢大地 山﨑賢人、紘一の息子
- 宮沢茜 上白石萌音、紘一の娘
- 宮沢美枝子 壇ふみ、紘一の妻
- 安田利充 内村遥、こはぜ屋の係長
- 仲下美咲 吉谷彩子、こはぜ屋の縫製課従業員
- 水原米子 春やすこ、こはぜ屋の縫製課従業員
- 西井冨久子 正司照枝、こはぜ屋の縫製課従業員
- 富島玄三 志賀廣太郎、こはぜ屋専務取締役
- 有村融 光石研、スポーツショップ経営者
- 江幡晃平 天野義久、椋鳩運輸セールスドライバー
- 飯山晴之 寺尾聰、シルクレイの特許所持者
- 飯山素子 キムラ緑子、晴之の妻
- 茂木裕人 竹内涼真、ダイワ食品陸上部部員
- 平瀬孝夫 和田正人、ダイワ食品陸上部部員
- 小原賢治 ピエール瀧、アトランティス日本支社営業部長
- 佐山淳司 小藪千豊、アトランティス日本支社営業
- 村野尊彦 市川右團次、シューフィッター
- 坂本太郎 風間俊介、さいたま中央銀行行田支店銀行マン
- 家長亨 桂雀々、さいたま中央銀行行田支店支店長
8話以外のあらすじ
以上、ドラマ『陸王』のキャストと8話のあらすじ(ネタバレ)と動画と感想でした。
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