ドラマ『陸王』の6話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。いよいよ始まったニューイヤー駅伝。怪我から復帰し、メンバーに選考された茂木(竹内涼真)が選んだシューズは、アトランティス社の「RⅡ」ではなく、こはぜ屋の「陸王」です。さて、結果はどうなりますでしょうか?
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ドラマ『陸王』6話のあらすじ
2018年元旦、ニューイヤー駅伝が始まります。
茂木(竹内涼真)がはしる第6区に、宮沢(役所広司)たちこはぜ屋のメンバーが集まっています。そこに飯山(寺尾聰)やスポーツショップの有村(光石研)もやってきます。
3区までは順調で先頭に並びかけていたのですが、4区のエースが連戦の疲れで足の故障を歌えて8位まで下がってしまいます。5区では、ライバルの毛塚がいるアジア工業が3位でたすきを受け取ります。スタートラインに並んだ茂木は、宮沢たちの声援に笑顔でうなずきます。茂木は8位でたすきを受け取ります。
すぐにひとり抜いて7位になり、すぐに6位、5位になります。有村は6区を任された期待にこたえようとしてると言います。6区は高低差がある難しいコースで、アンカーに渡す前にここを堂乗り切るかで勝負を決めかねないだいじな場所で、「6区で勝負が決まる」とも言われてると説明してくれます。
さらに、4位になって3位の毛塚に迫りつつあります。そのときに、向かい風が強くなってきます。村野は、向かい風は茂木に有利だといいます。トップランナーは秒単位でコースメイキングをしてるけども、それを狂わせるのは自然環境だといいます。そのときに勝負を分けるのは選手が持ってる対応力で、茂木はその対応力がずば抜けているといいます。
テレビの画面に、毛塚の後ろにいる茂木が見えてきます。ほどなく、毛塚の横に並びます。
本部にいるアトランティスの小原(ピエール瀧)は厳しい顔をしています。
残り1kmになる前、茂木は毛塚の真後ろに入ります。スリップストリーム(風除け)です。残り1kmになると、スパートをかけた茂木は簡単に毛塚を抜き差ってあとにおいてけぼりにします。
アンカーは、今日で引退する平瀬(和田正人)です。始まる前、円陣を組んでみんなに
「おれがしぬとき、今日のことを必ず思い出す。そんな走りを約束する。みんな、くいのない走りをしよう!」
と雄たけびをあげます。
茂木はその平瀬に2位でたすきを渡します。
本部にいるアトランティスの小原は、その場面を見ていて、かならず足袋屋をつぶせと佐山(小藪千豊)に命じます。
ダイワ食品陸上部員達はゴールにやってきて平瀬を応援し始めます。平瀬はトップでゴールします。
大会が終わった後、茂木は宮沢たちにあって、
「おれ、陸王はいてどんどん勝ちますから。今度は俺がこはぜ屋さんの力になりますから」
といって、熱い握手をします。
その日の夜、居酒屋に集まったみんなの前で陸王を商品化すると発表します。
翌日、新聞には茂木が勝ったことよりも、毛塚がまけたことが1面に載っています。飯山は、勝ち続けて本物と認めさせるしかないといいます。
1ヵ月後、陸王一般モデルが店頭にならびます。ところが、実績がない陸王は並べられない店もあります。そのころ、陸王を分析した結果がアトランティスの小原に届けられます。すべてにおいてRⅡを上回ってると聞くと、すぐにそれよりうえのものを作ってくれと命じます。ただ、素材やデザインは上回ることができるけども、縫製技術は、アトランティスの技術では無理だといわれてしまいます。
陸王が発売されてから、あまり売り上げが上がっていませんです。宮沢は会議をすると、売り方を考えるかやめろと専務から言われます。それを聞いた村野は、二人の有名なランナーからサポート契約を結びたいと言われてるといいます。また、さらに5、6人は増えるはずだといいます。ただ、サポート契約はひとり80万円くらいかかるのでコストを考えないといけないといいます。宮沢は渋い顔をしますが、大地や飯山から何のためにここまで来たのかといわれて、サポート契約をする決意をします。
そのころ、アトランティスの小原と佐山はタチバナラッセルの橘社長と会っています。小原はこはぜ屋におろすよりも10倍以上の売り上げが望めるので、うちと取引をしてくれと持ちかけています。
翌日、銀行の大橋から、その話を宮沢が聞きます。すぐに、宮沢は大地といっしょにタチバナラッセルに向かいます。橘に会って、まず御礼を言ってこれからの生産予定を聞くと、こはぜ屋との取引を3月までにしてくれないかとお願いされます。宮沢は
「アトランティスにうちをきれといわれましたか?」
と直球で話します。そして、タチバナラッセルが提供してくれないと陸王は作れないといいます。涙ながらに訴えると、橘も創業して3年で売り上げが悪くて、アトランティスの話はのどから手が出るくらいにほしいものだといいます。そして、陸王を作ってきた苦労はわかるけども、うちも助けてくださいと言います。大地も必死になって頼みますが、宮沢は「わかりました」といいます。社長としての決断はわかるけども
「うちにとっては大迷惑だ。許しがたい裏切り行為だ。3月以降は、どんなことがあっても御社とは取引しません。金輪際だ」
そういうと、席を立って歩いていきます。そこに、アトランティスの小原と佐山がやってきます。そして、RⅡのアッパーに使用することが決まって、タチバナラッセルの素材はすばらしいと小原がほめると、宮沢は
「それはよかった。タチバナさんの素材の良さがちゃんとわかってらっしゃるということですね。もしもわたし達をつぶすためだけに、今回の契約を結ばれたというならわたしはあなたを心のそこから軽蔑するところでした」
「軽蔑だと。図に乗るな。いや、失礼す。われわれは世界に市場を持つアトランティスですよ。こういっては何だが、あなたがた、地方の零細企業をつぶすことはしない。必要もない」
「そうですよね、ですが、その零細企業だからこそ、わかることがあるんです。あのダブルラッセルという特許を得るために、橘さんは血のにじむような努力をしてきたんだということを。その技術を大企業の身勝手な都合で利用するようなことだけはどうかしないでもらいたい。立花さんのすばらしい技術を生かしてあげてください。わたし達にはその力がまだなかった。でも、アトランティスさんなら可能ですよね、それこそが大企業の役目ですよね」
「大企業の何たるかをあなたにどうこう言われる筋合いはない。うちと契約することで儲かるんだ。それでいいじゃないか」
「いや、それはちがいますよ、同じ仕事をするにも、ただ金のためにする仕事と、同じゴールを目指してする仕事は全然違う。そこには絆が生まれる。その絆が次のビジネスチャンスを生むんです。やっとそのことに気づいたんです。だからまだあきらめませんよ。世界一のシューズを作りますから」
そういうと、歩いていきます。
小原は橘が立ってることに気がつきます。橘は、RⅡを良くするために誠心誠意取り組むといいます。「そうじゃなければ、彼らにあまりにも失礼だ」と泣きながら、去っていく宮沢たちに頭を下げます。
大地は、帰り際、絶対に自分がアッパーを見つけると宮沢に言います。
(⇒7話のあらすじ)
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ドラマ『陸王』6話の感想
おもしろかったですね。茂木の走りはドラマといえ、今までの苦労を知ってるのでとてもスカッとします。そして、最後の平瀬が入ってくるシーンも本物のレースをつかってるだけあって、臨場感がたっぷりで良かったです。
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せっかく完成した陸王のアッパー部分の生地が手にはいらなくなってしまいます。悔しさをかみしめながら、アトランティスの小原たちに、橘の生地をしっかり使ってくれという部分は感動します。おなじ職人上がりの社長の苦しさを良く知っていて、技術も尊敬してるので、あの話をすることができたんだと思います。
とはいえ、これをピンチととらえるか、チャンスととらえるか、考え方によって結果がちがってくると思います。ピンチと考えると、新しい生地も見つからずにそのままダメになってしまうような気がします。逆に、これはもっといいものがあるということを教えてくれたチャンスだと考えると、ワクワクしてきますし、必ず答えは見つかるような気がしてきます。
これはドラマなので、おそらく良いものが完成するはずですが、実際の生活に同じようなことがおきたら、大変ですが、チャンスだと思って考えてみることをお勧めします。きっと、神さまがあなたを試しているんだと考えたり、ステップアップするための試練だと考えることで成長できると思います。
そんな風に考えるのは難しいなと思うかもしれません。そのときは、あなたは物語の中の主人公だと思えばいいんです。ハッピーエンドの映画を想像してみてください。その中の主人公は大変な事やつらいことがおきても必ず成功します。そんな物語が、あなたには用意されてると考えれば面白くなってきませんか?考え方次第で結果が変わってきますので、ためしてみてください。
足袋型ランニングシューズ
陸王のモデルになったのは、きねや足袋さんのMUTEKIです。
- MUTEKI 【ランニング足袋】ランニングシューズ《008-muteki-r-黒》 (26.5)
- MUTEKI(無敵) ランニング足袋 メンズ サックスブルー 27.0cm
- MUTEKI(無敵) ランニング足袋 メンズ グレー 28.0cm
他のメーカーでも同じようなものがあります。
世界的には、5本指のランニングシューズのビブラムが有名です。
ドラマ『陸王』の原作
原作の池井戸潤さんは、1963年生まれの54歳の小説家です。1988年、三菱銀行に入行されて32歳のときに退行されて、コンサルをしながらビジネス書などを書かれています。同時に子供のころからの夢だった江戸川乱歩賞を目指して、小説を書き始めて、1998年に江戸川乱歩賞を受賞されます。2011年には「下町ロケット」で江戸川乱歩賞を受賞されています。多くの著作がドラマ化されています。
また、小説の「陸王」は、電子書籍のナンバー1「honto」で読むことができます。紙の本も買うことができますし、雑誌やビジネス本や小説などの一般の本もどちらでも見ることができます。まるで、家に居ながら本屋さんにいる感じで素晴らしいです。会員登録しなくても、立ち読みすることができますので、ぜひ、ご覧になってみてください。
ドラマ『陸王』のキャスト
- 宮沢紘一 役所広司、こはぜ屋の4代目社長
- 宮沢大地 山﨑賢人、紘一の息子
- 宮沢茜 上白石萌音、紘一の娘
- 宮沢美枝子 壇ふみ、紘一の妻
- 安田利充 内村遥、こはぜ屋の係長
- 仲下美咲 吉谷彩子、こはぜ屋の縫製課従業員
- 水原米子 春やすこ、こはぜ屋の縫製課従業員
- 西井冨久子 正司照枝、こはぜ屋の縫製課従業員
- 富島玄三 志賀廣太郎、こはぜ屋専務取締役
- 有村融 光石研、スポーツショップ経営者
- 江幡晃平 天野義久、椋鳩運輸セールスドライバー
- 飯山晴之 寺尾聰、シルクレイの特許所持者
- 飯山素子 キムラ緑子、晴之の妻
- 茂木裕人 竹内涼真、ダイワ食品陸上部部員
- 平瀬孝夫 和田正人、ダイワ食品陸上部部員
- 小原賢治 ピエール瀧、アトランティス日本支社営業部長
- 佐山淳司 小藪千豊、アトランティス日本支社営業
- 村野尊彦 市川右團次、シューフィッター
- 坂本太郎 風間俊介、さいたま中央銀行行田支店銀行マン
- 家長亨 桂雀々、さいたま中央銀行行田支店支店長
6話以外のあらすじ
以上、ドラマ『陸王』のキャストと6話のあらすじ(ネタバレ)と動画と動画と感想です。
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