ドラマ「リバース」の9話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。美穂子は警察に出頭しました。小笠原は何者かに刺されてしまいます。
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ドラマ「リバース」9話のあらすじ
美穂子(戸田恵梨香)は警察に出頭すると言って出て行き、電話をしていた小笠原(武田鉄矢)は何者かに刺されてしまいました。
深瀬(藤原竜也)が歩いていると、再び、
「10年前の事件を追いかけるな。無視すれば次の犠牲者が出る」
とメールが来ました。
谷原(市原隼人)は、明日香(門脇麦)に告発文の犯人が分かったと言います。その犯人から聞いたことを深瀬が皆に言うので、集まることになりました。その日の夜、谷原や明日香、村井(三浦貴大)と浅見(玉森裕太)が待ってるところに、深瀬がやってきます。
深瀬は告発文の犯人が美穂子だったことと、小笠原が刺されたこと、2回目の脅迫メールが来たことをみんなに話します。すると、病院を抜け出した小笠原がやってきました。村井がなぜ付け回すのかと聞くと、小笠原は、ある週刊誌から頼まれて、ある議員の不正献金を取材していたと話しだします。その議員の息子が村井でした。運命だと思った小笠原は、付きまとうようになったんです。
小笠原は、
「広沢(小池徹平)くんの車が爆発した時、きみはどこにいた?」
と、ストレートに聞きました。村井は、事故現場に行ったときに、父親に火をつけろと言われたけど、絶対にやっていないと小笠原に言いました。小笠原は、深瀬に来た脅迫メールを見ます。小笠原は、
「あのとき、見たことを話してれば、こんなことにはならなかったんだぜ。操作が打ち切りになることもなかった。事実から目をそらして、ごまかしても、必ずつけは回ってくる。きみたちは、ここからの人生の方が長いんだ。もうごまかすのはやめよう。ここでけりをつけよう」
とみんなに言います。
深瀬が家に帰ってくると、警察から電話がかかってきました。告発文について事情を聴きたいと言うことでした。深瀬たちが事情を聞かれた後、美穂子は釈放されます。
深瀬が警察から帰るときに、美穂子を見かけました。慌てて声をかけると
「もう会いたくないの。連絡もしてこないで」
とニコリともせずに歩いて行ってしまいました。
ある日、深瀬が家に帰ってくると、村井が立っていました。家の中に入れると、事故以来ずっと逃げてきたと言います。そして、脅迫メールに心当たりがあると言いました。詳しいことが分かったらすぐに教えると言って帰っていきました。
浅見が学校に復帰すると、サッカー部の何人かがやってきて謝りました。深瀬が言った言葉、
「みないふりしても、消えてなくなることはないんです。後で必ずつらくなる。周りの人を傷つけてしまうこともある」
が、ずっと心に突き刺さっていて、苦しかったようです。サッカー部は、やはりビールを飲んでいました。浅見はその夜、喫茶店で、深瀬にそのことを話しにやってきました。ママから、美穂子が大阪に帰ってしまうことを教えてもらい、「どうするの?」と聞かれました。浅見は、警察の場面を見ていて、美穂子が玄関を出たときに苦しい表情をしていたのを見ていました。浅見は、美穂子に連絡を取ることを勧めましたが、深瀬は断りました。
そのとき、小笠原から電話がかかってきました。刺した犯人が分かったということでした。金で雇われていたようです。
打ち合わせはできているという小笠原に深瀬がついて行くと、それは村井の父親でした。秘書の甲野(山崎銀之丞)が小笠原に何の用かと尋ねると、
「深瀬君に脅迫メールを送ったのは、あんただね」
と秘書の甲野を指さしました。秘書は、周りにいた人たちを下に行かせると、小笠原は説明を始めます。
広沢の事故があったとき、酒を飲んでいたことがばれると困るので、村井の父親が、村井の妻の香織(趣里)の父親に頼んで捜査を打ち切らせたんです。その結果、村井は香織と結婚することになりました。最近、深瀬と小笠原が嗅ぎまわっているので、ばれるとまずいと思った甲野が金を雇って小笠原を襲わせたんです。甲野は、村井の父親の後釜を狙っていました。
すべてばれた甲野は、村井に、政治家としての資質がないと言います。父親には、25年間、ずっと尻拭いをしてきたと言って、暴れだしましたが、警察がやってきて連れていかれました。
村井は、一人会場に戻ってくと、屋上に上がっていきます。深瀬がその後を追いかけると、屋上から下を見ていました。
「まて、はやまるな!」
弔いに言うと、「ただ、見ていただけだよ。そんなわけない」と笑いながら言いました。
深瀬と小笠原が歩いていくと、「残る謎は一つだ」と小笠原が言います。
車ががけから落ちたら、道路に血痕が残るはずはない、誰かほかに人がいたはずだといいます。そして、テントウムシのキーホルダーの持ち主のリストが分かったと言って、見せてくれました。そして、美穂子の処分が厳重注意と決まったことを言います。谷原が、自分で落ちたと言い張ったようです。良かったという深瀬に、逆に辛いかもと言います。罪を償いたいのに、償わせてもらえないので、それはそれでつらいと言います。
村井も谷原も浅見も、ちょっとずつ自分の人生と向き合い始めました。
浅見は、クローバーコーヒーに行って、大阪に帰ろうとしていた美穂子を呼び出してもらいました。
「おせっかいかも知れないんですが、深瀬とは会わないんですか?」
「わたしは彼をだましてたんですよ。わたしには、彼に会う資格はないんです」
「でも、ウソをついたまま別れるのって、つらくないですか?
ある日、谷原は、娘と浅見を連れて深瀬を呼びに来ました。嫁感謝デーと言って、遊園地に連れ出しました。その帰り道、美穂子の家の近くに行くと、ちょうど、引越しのトラックが出る所でした。
「おまえどうしたいの?」
「このまま別れて後悔しないの?」
と二人に言われた深瀬は、
「見送れてよかったよ。ありがとう」
と言います。「深瀬」と二人に言われますが、下を向いたままでした。谷原は、「羊飼いのままでいろよ」と言って車をだしました。チョット走ると、深瀬が「止めて!」と叫んで、車を降りました。
深瀬が追いついて、道路の反対側から声をかけました。
「おれ、美穂ちゃんといるときが一番たのしくて、一番幸せで、だから騙されてても、憎まれてても、おれ、美穂ちゃんの事好きだから、だから・・」
その夜、クローバーコーヒーで二人で話しました。
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「本当は、わたしもちゃんと話したいと思ってた。この間、会いたくないって言ったのはウソ。ヒドイこと言ってごめんなさい。わたし、また、同じ間違い繰り返すところだった。広沢くんにも、ひどいこと言ったんだよね。就職しないで別れるなんて。あとで取り消したくても謝りたくても、もう二度と会えないのに」
「広沢には、ちゃんと伝わっていたんじゃないのかな?美穂ちゃんのホントの気持ち。」
「どうだろ。想像しても分からないんだよね。あのとき、広沢くんが何を考えていたのか。わたし、ほんとは何も知らないのかもしれない」
そう言われると、深瀬は、広沢のことで気が付いて書きとめたノートを見せて、このノートをいっぱいにしたいと言います。美穂子もそのノートに書いていきたいと言って、書き始めました。それを見ながら、深瀬は思いました。
<もう逃げない。これからは過去にきちんと向き合いながら、少しでも前に進みたい。一歩ずつでも、ゆっくりでも。人は変われると信じたい。でも、真実はいつだって容赦ない>
美穂子は、広沢について覚えてること一つずつ書いていくと、
「広沢は、そばが食べられない」
と書きます。広沢はそばアレルギーだったと美穂子がはなします。深瀬は、斑丘高原に行ったときに、広沢だけがそば屋でなくカレー屋さんに行った理由が分かりました。カレー好きだったということではなくて、アナフィラキシーショックを起こすので、ぜったに食べてはいけないものだったんです。
「しらなかった。そんな大事な事」
と深瀬はつぶやきます。そこに、ママがコーヒーを持ってきました。一緒に持ってきたのは、高原ハチミツでした。そのはちみつをなめてみた深瀬はあることに気が付きます。それは斑丘高原で買ったものと同じもので、広沢が車で迎えに行くときに、広沢に持たせたポットのコーヒーの中に入れたハチミツでした。そのはちみつは、そばの花のハチミツでした。深瀬は気が付きました。
「・・・広沢の命を奪ったのは、おれだった・・・」
(⇒ 最終回のあらすじ)
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湊かなえさんの著書
湊かなえさんは、「イヤミスの女王」と呼ばれています。その意味は、「読んでいやな気分になるミステリー」だと言うことです。つまり、読んだ後の後味が悪いということのようです。この「リバース」でも、最後の1行でそれまでの雰囲気を壊してくれていやな気分にさせてくれます。ただ、ドラマでは、その後の話も描かれるようで、小説とは違う結末になってるようですので楽しみです。
湊かなえさんのおすすめの著書は、
などですね。やはり、告白が映画化もされていますし、一番面白いのではないかと思います。
ドラマ「リバース」のキャスト
- 深瀬和久 藤原竜也
- 越智美穂子 戸田恵梨香、深瀬和久の恋人
- 乾佳介 バッファロー吾郎A、珈琲店「クローバーコーヒー」のマスター
- 乾恭子 YOU、乾佳介の奥さん
- 広沢由樹 小池徹平、山本ゼミの仲間、10年前の事故で遭難
- 広沢忠司 志賀廣太郎、広沢由樹の父親
- 広沢昌子 片平なぎさ、広沢由樹の母親
- 谷原康生 市原隼人、山本ゼミの仲間
- 谷原明日香 門脇麦、村井隆明の妹で、谷原康生の妻
- 村井隆明 三浦貴大、山本ゼミの仲間、父親の村井明正の秘書
- 村井香織 趣里、村井隆明の妻
- 村井明正 村井國夫、神奈川県議会の議長で村井隆明と明日香の父親
- 沼淵ことは 篠原ゆき子、神奈川県議会の女性議員、村井隆明の浮気相手
- 浅見康介 玉森裕太、山本ゼミの仲間、高校教師
- 小笠原俊雄 武田鉄矢、フリージャーナリスト
各話のあらすじ
以上、ドラマ「リバース」の8話のあらすじや感想、湊かなえさんの著書についてでした。
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