ドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の9話の動画とあらすじを紹介します。窪田正孝さんがアメリカ帰りの天才放射線技師を演じられます。
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ドラマ「ラジエーションハウス」の9話のあらすじ
唯織(窪田正孝)は、病院内で意識を失って倒れ、エスカレーターから転落した杏(本田翼)に駆け寄ります。杏は、エスカレーターを転がり落ちた際に頭部を強打しており、唯織はすぐに頭部CTをおねがいと看護師に頼んでると、辻村(鈴木伸之)がやってきて同じようにCTをオーダーします。
検査がおわると、軽い脳震盪なので数日入院してもらうと鏑木(浅野和之)が診断します。
翌日、甘春総合病院に大物政治家の安野将司(中村梅雀)が極秘入院することになったと軒下(浜野謙太)が聞きつけて、ラジエーションハウスないで話題になります。辻村の父親で、麗洋医科大学病院教授の辻村丈介(名高達男)が、鏑木(浅野和之)に依頼したのです。実は、安野の入院は政治資金に関するスキャンダルから逃れるためのものです。1週間ほど身を隠すかわりに、鏑木にふさわしい病院とポストを用意すると丈介が約束したのです。さらに丈介は、辻村を安野の主治医にするように鏑木に指示します。
杏のMRIがお呼習われると、辻村は亜脱臼だと診断します。もっと検査をした方がいいと唯織が言いますが、「彼女は僕の患者です」と辻村は断ります。お見舞いや様子を見に行っても辻村がドアの前に立ちはだかって追い返されてしまいます。
安野が入院してきましたが、杏の検査につきっきりだった辻村は出迎えができませんです。一緒についてきた丈介に嫌味を言われてしまいます。安野は検査入院でしたが、検査は一切しないとわがまま放題です。ラジエーションハウスの面々に鏑木がそのことをいうと、偽装入院だとみんなにばれてしまいます。
翌日、甘春総合病院の前にマスコミが集まっています。じつは、安野が甘春総合病院の裏口で、ゴルフスイングのまねごとをしている写真が週刊誌に掲載されてしまったんです。記事には「偽装入院」などという文字も踊っています。
記事に激怒した安野は、何かしらの入院理由をつけてすぐにでも3時に記者会見を開いて発表するように、鏑木と辻村に命じます。鏑木は、診断名は辻村にまかせると言います。辻村と鏑木はラジエーションハウスに行って、カンタンで良いので検査してくれと頼みます。
そのころ唯織は杏の病室にいって、画像を見ています。そして肩にさわると熱があります。杏が目を覚ましてもう痛みがないと言うと、唯織が肩を触ります。すると、杏が痛みを訴えます。すぐに辻村の所に行ってもう一度検査してくれとお願いしましたが、「ちっぽけな責任と一緒にするな、患者のことは僕が誰よりも判ってる」と怒りだします。
すると、丈介がやってきて、すぐに安野の検査を中止にしろと命じます。そして、すでに人間ドックしてるから大丈夫だと話した後、辻村は二流大学出で研修で逃げ出したことを言いだしてすぐに辞めろと言って出ていきます。
丈介が帰った後、小野寺たちは辻村の顔を見て、検査をしたいことをさっして検査をはじめます。すると、スキルス胃癌だとわかります。転院して治療することになります。
そのあと唯織が杏の所に行って検査のオーダーをしてくれと頼んでると、辻村がやってきて、検査をしてくれと唯織に頭を下げます。
検査の間に、丈介から辻村に電話が来て、自分の大学病院に来るための書類を送るのでサインして返せと命じます。
杏の検査の結果、関節鏡オペが必要だとわかります。辻村はすぐに関節鏡オペができる医師をさがすといいます。ところが唯織は、辻村が行った治療後の写真をたくさん見てるので、優秀だからできるはずだと言います。
手術の前日、辻村はこの病院に来たのは大学病院で勤まらなかったためだと正直に杏に話します。すると杏は、大学の名前にこだわるよりも、何をするのかが大切だとわかってきたと笑顔で答えます。
辻村はオペの準備をしっかりしてオペを成功させます。そして、丈介の誘いを断って甘春総合病院に残ることを決めます。そして、丈介に入学祝にもらったボールペンを捨てて仗助宛ての断りの手紙を書きます。
(⇒10話のあらすじ)
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ドラマ「ラジエーションハウス」の感想
おもしろかったですね。今回のお話では、安野の検査と杏の検査の二つのお話です。
安野の方は、唯織の考え方が浸透してきたラジエーションハウスの面々によって検査が続行されて辻村の頭の中がクラッシュしてあらたに生まれ変わります。そちらのほうには唯織はあまりタッチしませんでしたが、そのおかげで、唯織が熱望していた杏の検査も行うことができます。
今回おもしろかったのは、辻村のあたまの中のコペルニクス的転回、人生の転機がドラマの中で起こったことです。
イケメンのグッドドクターだと思っていたのが、ファザコンで落ちこぼれかけた医師だったというのはびっくりでしたが、コペルニクス的転回の人生の転機が辻村にやってきて、じっさいに辻村の人生がぐるりと変わったのが今回です。
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辻村は父親の影響から、良いドクターに見られようと一生懸命だったので、父親と同じような世界観を持っています。ところが、唯織をはじめとするラジエーションハウスの面々によって、その世界観を壊されたんです。もっと言えば、コンプレックスの塊だったんじゃないかと思います。それは、父親が作った世界の中で今まで生きてきたので、自らそう思ってしまったんです。
ところが、父親の世界とは全く違う世界があることに気づかされて、父親からのオファーも断りボールペンも捨てます。辻村は父親の世界が自分にとってちっぽけだと気づいて、父親とは全く違う世界を歩いていくという決心をした瞬間です。それが人生の転機です。
これって、誰にでも起こりうるものです。だれでも自分で人生の転機を起こせます。やり方は、本心を話すと言うことです。
辻村の場合、受験失敗、二流大学出身、研修から逃げた、父親へのコンプレックスなどをひたすら隠そうとしています。逆にそれで世界を作ってしまったんです。自分が理解できないひと、自分とは違うと感じる人にすべてをさらけ出して、本心で話し合うことをすれば、しぜんに思い描いてる世界は広がるはずです。全く違う方向から考えることもできますし、時間を超えて考えることもできるようになります。
ここからは想像になりますが、今までの辻村は、毎日が楽しくなかったんじゃないでしょうか。周りの目を気にしなくてはいけない、父親からの評価も上げなくてはいけない、杏の前ではいいカッコしたい・・・など、仕事は一生懸命やっていたと思いますが、つらかったと思います。それが、ラジエーションハウスの人たちのおかげで自分の生きる道を見つけることができて、最後のシーンの辻村の顔はとてもいきいきとした表情になっています。
もしも、毎日つらかったり、人の目が気になっていたりして毎日が楽しくなければ、いちど、全てをさらけ出してみてはどうでしょうか。なにがつらいのか、何がたのしいのかなどを紙に書きなぐってみてください。こころの中のすべてを書き出してみるんです。
なにもでてこなくなったら、もう一度見返してみましょう。そのうえで、ネガティブなことを見つけて、それを逆の方向から考えてみるんです。
たとえば、
- フラれた ⇒ 別な人と付き合える
- リストラ ⇒ もっといい会社に入れる
- 事故 ⇒ 命がなくならないで良かった
などです。ネガティブなことを考えてるときって、すごい狭い範囲で考えてることが多いです。こうでなきゃいけないとか、そうしなくてはいけないといったように、自分で自分をがんじがらめに縛ってることが多いんです。よくよく考えてみると、別な方法も見つけることもできますので、いちどすべてを紙に書きだしてみてはどうでしょうか。
もしも面倒くさかったら、あなたの親友、恋人など心を許せる人と本心で話し合ってみることです。ただ、親はやめておいた方がいいです。ろくなことは言われません。
ということで、今回は辻村の人生の転機の瞬間を見ることができてとても面白かったです。
ドラマ「ラジエーションハウス」の原作
ドラマ「トレース~科捜研の男~」の原作は、横幕智裕さんの『ラジエーションハウス』(ヤングジャンプ)です。楽天ブックスで購入できます。
ドラマ「ラジエーションハウス」のキャスト
- 五十嵐唯織 窪田正孝、放射線技師
- 甘春杏 本田翼、放射線科医、前院長の娘
- 辻村俊太郎 鈴木伸之、整形外科医
- 大森渚 和久井映見、病院長
- 鏑木安富 浅野和之、科長兼診療部長
- 広瀬裕乃 広瀬アリス、放射線技師
- 黒羽たまき 山口紗弥加、放射線技師
- 小野寺俊夫 遠藤憲一、放射線技師
- 軒下吾郎 浜野謙太、放射線技師
- 威能圭 丸山智己、放射線技師
- 悠木倫 矢野聖人、放射線技師
各話のあらすじ
以上、新月9ドラマ「ラジエーションハウス」の9話の動画とあらすじです。
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