(参考:番組公式サイト)
ドラマ「パーフェクトワールド」の3話のあらすじを紹介します。松坂桃李さんは、大学生のときに事故に遭ったことで下半身不随になってしまった鮎川樹を演じます。そんな彼をささえる高校時代の同級生の川奈つぐみを山本美月さんが演じられます。とても素敵なラブストーリーになりそうです。
ドラマ「パーフェクトワールド」の3話のあらすじ
自分の幸せために、つぐみ(山本美月)を犠牲にはできないと、一度はつぐみの想いを拒絶した樹(松坂桃李)でした。しかし、すべてを受け入れると覚悟を決めたつぐみに、樹はあきらめたはずの恋愛をもう一度してみようと思い直しました。晴れて付き合うことになった2人は、江の島へ出かけたり、樹の部屋で休暇の予定を相談したりと、恋人らしいデートを重ねました。
一方、つぐみにプロポーズすることまで考えていた洋貴(瀬戸康史)は、初恋を実らせたつぐみを祝福しますが、内心では大きなショックを受けていました。
その頃、樹の後輩の晴人(松村北斗)は、カフェでレンタル彼女と待ち合わせをしていました。すると、そこに現れたのはつぐみの妹のしおり(岡崎紗絵)でした。しおりはみおという名前を使ってレンタル彼女のバイトをしていたんです。たのしくなった晴人はまた指名すると言いますが、別れ際に義足をみられてしまい、障がい者とはつきあえないとあからさまにいわれてしまいました。
迎えたゴールデンウィーク、つぐみとしおりは樹の車で長野へ帰ることになりました。その車中、しおりは、つぐみが樹と付き合っていることを父・元久(松重豊)が知ったら・・・と懸念しますが、つぐみは市役所の福祉課に勤めていた父なら応援してくれるはずだと楽観的でした。とりあえず、今回は両親へのあいさつは見送ることにした2人でしたが、実家に到着すると、元久と鉢合わせしてしまいました。
樹は窓を開けてきちんとあいさつしますが、樹が帰った後、元久が車から降りなかった樹を礼儀知らずだと一刀両断しました。かちんときたつぐみは思わず、樹が車いすに乗っていることや、最近付き合い始めたことを打ち明けました。すると、しおりの予想通り、元久は大激怒しました。母の咲子(堀内敬子)もおなじように、つぐみの将来を心配して「きっと大変よ。好きだけじゃどうにもならないこと、でてくるよ。子供は?お互いつらい思いするとおもうよ」と真顔で言われました。
翌日、樹とつぐみは美姫(水沢エレナ)に呼び出されて公園のカフェへいきました。そこには、洋貴も来ていて、同級生4人は懐かしい話に花を咲かせますが、父親のことが気になるつぐみはどこか浮かない表情でした。心配した樹が昨日会った父親のことを尋ねると、不機嫌に返事をしてトイレに行きました。心配した美姫が話しかけると、父親に文句を言われたことを話しました。美姫は「あなたは、好きならぜったいあきらめないで」と言われました。
ふたりきりになった樹は、洋貴がつぐみの幼馴染だとききました。
洋貴がホットドックをかってると、子供のボールを取りに行った樹が車いすで転んでしまいました。あわてて助けてると、つぐみたちがかえってきました。つぐみは泣きそうな顔をして樹の服のごみをとってあげました。そんな車いすの樹をかいがいしく世話するつぐみを、複雑な思いで見つめていました。
その日の夜、家に帰ったつぐみはふたたび父親の元久とけんかをしてしまい、松本に帰るつもりはないといいきってしまいました。元久も自分の病気のことを言えませんでした。
翌日、東京へ帰ってくると樹の部屋にはヘルパーの葵(中村ゆり)がいました。つぐみを見るなり、明らかに顔を曇らせていく葵でした。樹の苦悩を見てきた葵は、樹が電話で外に出ていった後、付き合う覚悟ができているのか、つぐみに強く詰め寄りました。
そこに樹が帰ってくると、樹の脚の小指の爪がはがれて血が出ているのがわかりました。樹の手当てをしてる葵をみて自己嫌悪感にさいなまれました。
しばらくしてふたたびつきあう覚悟があるかと葵に聞かれると、「わたしなりにある」と答えました。葵はそれをきいて素直に帰りました。葵もひとりになると嫁いびりみたいとため息をつきました。
その日の夜、葵とはちょっと気づまりだとつぐみがいうと、葵は特別な存在だからわかっておいてもらいたいと樹はいいました。樹がどん底にいる時に救ってくれたのが葵で、今の会社に紹介してくれたのも葵だとつぐみに説明しました。そのあと、今日泊まって行っていいかとつぐみが聞くと、「ごめん、無理なんだ」と弱弱しく樹はいいました。つぐみは、朝まで一緒にいたいだけだと笑顔で言いました。ふたりは一緒にベッドに入ってキスをしました。
そのころ、家に帰った葵は離婚届をみながら、病院のベッドで寝てる樹にキスしたことをおもいだしていました。そして、サインして封筒に戻しました。
翌日、洋貴はつぐみから電話をきて樹の部屋に呼び出されました。樹のパソコンが壊れてしまったからでした。
つぐみが買い物に行ってるあいだに、ずっとつぐみのために生きてきた、好きだった、つぐみを悲しませたら許さないと告白しました。パソコンが直ってマンションの玄関まで洋貴が出ていくと、つぐみが帰ってきました。つぐみが樹のことばかり話してると、洋貴がいきなりつぐみを抱きしめて「なぜ、そんなに一生懸命なんだ」といいました。
我に返った洋貴はあたふたとかえっていきました。
(⇒4話のあらすじ)
ドラマ「パーフェクトワールド」は、動画配信サイトのFODで見ることができます。FODは月額888円(税抜)で、個別課金作品と見放題作品を見れます。「パーフェクトワールド」は見放題作品です。月額会費を初回1ヵ月間無料お試しをしていますので完全に無料で見れます。
ドラマ「パーフェクトワールド」をもう一度見たいと思われたら、FODしかありません。コチラをクリックして、どんな作品があるかだけでも確かめみてください。
スポンサーリンク
ドラマ「パーフェクトワールド」の3話の感想
おもしろかったですね。今回のテーマは「覚悟」だったんじゃないかと感じました。カンタンに言えば、つぐみの覚悟ができてるのか、樹の覚悟ができてるのか?ってことです。もちろん、つぐみの両親は、寝耳に水状態で覚悟なんてできていないですからまずは反対しました。
そんななかで、思ったのは二つありました。ひとつは、やはり母親は強いということです。父親の元久は聞いた瞬間に全否定でしたが、母親の咲子ははじめからほとんど認めてる感じでした。樹の母親の文乃も、樹の状態に対してマイナスではなくてプラスの方向を向いています。逆に、同じ女性でも、樹の元カノの美姫やつぐみの妹のしおりは全否定で、つき合うことすら拒否しています。
この違いはなにか?とかんがえてみると、妊娠や出産といった経験の差なんじゃないかなとおもいました。いつの時代でも母は強いと言われていますが、一人以上の人間をこの世に生み出すというのは並大抵の経験じゃなくて、父親には絶対にわからない感覚だと思います。
その経験があるからこそ、全てを受け入れてプラスの方向に考えを持っていけるんじゃないかと感じました。そして、その感覚があるからこそ子供を大人に育てることができるんだと思います。
逆に父親はマイナスがあると全否定します。できるだけマイナスを排除しようとします。これは、昔からずっとつづいてきたことです。武田信玄、織田信長、豊臣秀吉と言った男たちは自分にとってマイナスなものはすべて切り捨てました。自分の子供や兄弟までも切り捨てました。そうやることで、安全に生きていけると本能で感じていたんだと思います。
これは、どちらがいいとか悪いとかではなくて、家族のなかでかんがえるとどちらも必要なんじゃないかなと思います。父親は家族を危険な場所から遠ざけようとして、母親は家族の調和をとろうとしてるんです。
とはいえ、自分の子供に対しては元久のように全否定ではなくて、まずは話を聞いてあげることがたいせつなんじゃないかなと思います。そのうえで理論的に反対したり賛成していくことが、良い家族にしていくためのひとつの方法だとおもいました。
今回のおはなしで感じたもう一つの「覚悟」は、恋から愛へかわるためにひつようなものが覚悟なんじゃないかと言うことです。
どういうことかというと、かんたんにいえば恋は自分中心、愛は相手中心だということです。いいかえれば恋はもらうもの、愛は与えるものです。恋してるときって、相手のことしか見えてないようなきがしますが、実は自分のことしか考えていません。自分がきもちよくなったり、どきどきしてエネルギーが高まってるのがとてもきもちいいんです。
なので、つぐみの妹や美姫は障がいをもってることにきづくと、距離をとってしまったんです。
逆に、愛は自分のことよりも相手のことをかんがえて、相手に自分のことを与えようと考え始めます。究極的には命を与えようと無意識に思ってるような気がします。そのために必要なのは、相手を受け入れるという覚悟です。
つぐみは、はじめは顔がきれいだとか、かっこいいとかいったことで樹のことが好きになりました。この時点では恋なのですが、樹の排泄や男性として機能しないことなどを知ったときに少しずつ覚悟ができてきて、愛に変わってきています。
ただ、まだまだその覚悟は時間的にも浅いものなのでこれからもいろいろと揺れ動きそうです。覚悟って、漫画「ワンピース」のように一瞬にはあまりできません。無意識に、すこしずつ階段を上るようにできていくものじゃないかと思います。その階段を2段とばし、3段とばしで上っていくと途中でいやになるし、階段の幅も人によって違います。少しずつあいてを認めていくことで覚悟が自然にできてくるような気がします。
なので、相手にその覚悟をためていってもらうには、あなた自身も覚悟をきめていくことです。なにがあっても母親のようにまずはみとめてあげる。そのうえで、あなたの考えを伝えていくことです。さらには、5年、10年、30年と未来のことを想像して、そのときの相手をみとめてあげることです。じつは、その事を想像すると、同時にあなた自身のプラスの未来も想像するはずです。それがふたりがしあわせになるエネルギーにもなります。
そう思って樹とつぐみをみてみてください。なんとなくそんなふうにかんがえてるようなふうにみえるはずです。もしも、あなたにすきなひとがいれば、チョット参考にしてみて下さい。
ドラマ「パーフェクトワールド」の原作
原作は、有賀リエさんの『パーフェクトワールド』で、月間漫画雑誌の「Kiss」に連載中です。有賀リエさんは、長野県大町市出身です。2011年に『天体観測』でKissゴールド賞を受賞されて、この作品がデビュー作として『Kiss』に掲載されました。『パーフェクトワールド』は、フランスの雑誌『Animeland』においてベスト少女漫画賞を受賞されて、2018年に実写映画が公開されました。
映画版では、樹を岩田剛典さん、つぐみを杉咲花さんが演じられました。有料ですがFODプレミアムで見ることができます。
原作の漫画は、こちらの楽天ブックスから購入できます。

ドラマ「パーフェクトワールド」のキャスト
- 鮎川樹 松坂桃李、渡辺設計事務所一級建築士
- 川奈つぐみ 山本美月、クランベリーズ事務員
- 東美千代 とよた真帆、クランベリーズ代表
- 渡辺剛 木村祐一、渡辺設計事務所代表
- 渡辺晴人 松村北斗、渡辺設計事務所社員
- 鮎川文乃 麻生祐未、樹の母親
- 雪村美姫 水沢エレナ、樹の元カノ
- 長沢葵 中村ゆり、樹のヘルパー
- 是枝洋貴 瀬戸康史、つぐみの友人
- 川奈咲子 堀内敬子、つぐみの母
- 川奈元久 松重豊、つぐみの父
各話のあらすじ
以上、ドラマ「パーフェクトワールド」の3話のあらすじ(ネタバレ)などでした。
この記事へのコメントはありません。