ドラマ『脳にスマホが埋められた』の10話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。エグザルトンから花屋に毎月3000万円が振り込まれることがわかります。黒部社長を追い込む証拠を手に入れたと喜ぶ柳子ですが・・・ゲストは福士誠治さんです。
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ドラマ『脳にスマホが埋められた!』10話のあらすじ
エグザルトンから毎月3000万円振り込まれてることが分かり、店員が
<今月の送金、完了しました>
<正規の花代の方も振込確認できました>
というメッセージを圭太(伊藤淳史)が確認していました。その後ろ姿を何者かがそっと見ていました。その男は会社に帰って、圭太の同期の上司である桝本(福士誠治)に報告していました。
家に戻った圭太は、エグザルトンから毎月3000万円花屋に振り込まれていて、さらに「SPMB」という会社に3000万円振り込まれてることを柳子(新川優愛)に説明して、データ保存したUSBを渡しました。
以前、圭太のところに差出人不明のメールが来ましたが、そこにSPMBと書かれてあることを思い出しました。
翌日、圭太が仕事していると、黒部社長(岸谷五朗)から昼食に誘われました。
昼食時、圭太が社長室に行くと、部屋の中はハワイのようなバカンス仕様になっていて、黒部社長はアロハを着ていました。圭太は、スパムバーガーをもらって食べ始めました。
黒部社長の話しは、圭太を商品部に異動させて、チーフMDとしてブランドを任せるということでした。
圭太が総務課の部屋に戻ってくると、同期の桝本がやってきました。今では、商品部統括本部長兼取締役になっていました。桝本は圭太がチーフMDになるということをお祝いしにきたんです。
圭太は、さっそく柳子と部々香(安藤なつ)に報告しに行きました。すると、桝本が上にはヘコヘコしているけど、パタンナーなどの自分より下のひとには強く出てると悪いうわさを部々香が話しました。黒部社長の片腕とも呼ばれているようですが、圭太には過去に桝本との因縁があったようです。
ブランド「エクレール」のチーフMDとして出社した日、桝本からセカンドMDの牧野やみんなに紹介されました。そして、さっそく商品会議を開きました。すでに、圭太の頭の中にはエクレールの情報が入っていました。それから圭太は、バリバリ働きだして、部下たちの評判もいいようでした。
ある日、桝本に呼び出されて、バーで飲んでると、
「社長のことどう思ってる?単純に好きか?嫌いか?」
ときかれました。圭太は、よくわからないと答えます。桝本も、心から信用されてるとは思えないと言って、エグザルトンから黒部社長を追い出そうと思ってると言いだします。黒部社長がいなくなるとエグザルトンが空中分解するので、そのまえに追い出そうと思ってると言います。そして、黒部社長を追い出す弱味を圭太が持ってることを知っていて、協力してもらいたいと言います。既にほかの取締役とも連携していて、黒部社長を追いだしたら、もっと上のポジションを提供すると約束しました。
圭太は、自分だけの情報じゃないから考えさせてくれと言います。
桝本は、取締役会は3日後なので、早く答えを出してほしいと言いました。そこに桝本にメッセージが入りました。圭太の部下の牧野からでした。牧野も桝本の計画を知っていて、どうなったのかを聞いてきたんです。つまり、牧野は圭太の監視役のスパイでした。桝本は、圭太のことを、<バカがつくほどの正直ものだから大丈夫>とメッセージしていました。
翌日、圭太の家では、柳子が弱味のデータの使い方を考えていました。圭太は、昨晩の桝本の話を柳子に話しました。柳子は「それに乗ろう!」と言いますが、圭太は、ちゅうちょしてるようでした。柳子は、なにかを感じて
「桝本が信用できないんですか?何かあったんですか?」
ところが、圭太は何も話さずにジョギングに出かけました。そこで、柳子は元係長の竹ノ塚(池田鉄洋)に会いに行って、桝本と圭太の間のことを聞きました。
圭太は、総務になる前に、社内で1,2を争う敏腕MDでした。桝本と圭太はも部長のポジションを争っていました。二人は真逆のタイプで、桝本は売り上げ重視、圭太はデザイン重視でした。初めは、桝本がリードしていましたが、圭太が徐々に差を詰めると、桝本がわざと嫌がらせで商品をダメにしてしまったんです。その結果、大赤字を出してしまい、圭太が責任をとって総務課に配属になったという噂を話してくれました。
当時、圭太は桝本に二人きりで直接会って文句を言っていました。桝本は
「そうだよ、おれがやった、おれを敵にしたお前が悪い。だから、二度と俺にたてつくな」
と言われていました。そのとき、初代ケビンを抜いて、「お前はこの会社に向いてない」と言われました。
柳子が竹ノ塚から話を聞いて帰ろうとすると
「折茂くんに言っといて。ひとの気持ちよりも、たまには自分の気持ちを大事にしろって」
と伝言されました。
そのころ、圭太はジョギングの帰り道に、柳子のことを「ポエム」と呼んでた女性に会いました。その子から柳子は、本当は歩絵夢という名前だと聞きました。名前も石野ではないということでした。
圭太が家で、話題の若返り・老け顔アプリの「アワ―フェイス」で、ある少女の写真を老け顔にしてると、あることに気が付きました。そこに柳子が帰ってきました。慌てて脳内スマホを消してる圭太に不信感を覚えますが、黒部社長のデータの件は圭太にまかせると言いました。そして、
「桝本がむかつくやつなら、手を貸さなくてもいいです。たまには自分の気持ちを大事にしろって、竹ノ塚さんもいってましたよ」
圭太も別な方法が良いと思ってたと、さっき見たアプリの画像をごまかしました。柳子はUSBのデータを圭太に渡しました。
会社で、そのUSBを机に閉まって鍵をかけてると桝本に呼び出されました。別室で、圭太は、桝本にきっぱりと協力はできないと告げました。桝本が穏やかにはなしをしてると、スパイの牧野からメッセージが来て、裏帳簿のデータを圭太の引き出しから回収したと報告されました。それを見た桝本は、
「もういいや、データは手に入ったから。大切なデータはもっとしっかり保管しとかないと。おまえは用無し。格下のお前がいっちょまえに説教してるんじゃないよ」
「そんなやりかたどろぼうと同じじゃないか」
「あ、そうそう、同期とはいえ口のきき方に気をつけろ。今後はちゃんと敬語つかえよ。そのまえに、黒部社長と一緒に会社追い出してやるからな。覚悟しとけよ」
そいうと、部屋を後にしました。
桝本は、牧野から不正データをもらって定時取締役会議に出席しました。牧野から7名の取締役のうち5名が賛同してると報告も受けました。取締役会議が始ってすべての議題が終わると、桝本が立ち上がって黒部社長の解任の動議を出しました。その手には証拠が握られていました。
パタンナー室では、「PSJ」というブランドから型紙を作ってくれと柳子のところに依頼が来ていました。ちょっと前からたびたび来ていましたが、どういうブランドか、部々香も知りませんでした。
そこに、データを奪われた圭太がやってきますが、圭太もそのブラントを知りませんでした。圭太は柳子と二人きりになってデータを奪われたことを話しました。柳子は、笑顔になって、
「わたしはその方がよかった。ざまーみろですよ」
「石野さんは、本当にそれでいいのですか?」
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「ええ・・・」
「でも、石野さんと黒部社長は親子なんでしょ。石野さんは、本当は黒部歩絵夢さんなんですよね」
「何の話ですか?」
圭太は、この前会った女性に全てを聞いたし、小さいころの写真を借りてアワ―フェイスで変換してみたと見せます。さらに、今までの柳子のコトバから、父親を恨んでいるのがよくわかったといいました。そこまで言うと、柳子は黒部の娘だと認めました。
そこに、総務の小夜(結城モエ)達が飛び込んできて、桝本が会社を辞めると教えてくれました。取締役会で出された解任の動議は否決されて、桝本がクビになったということでした。なぜか、桝本の計画は黒部に筒抜けで、桝本に従う取締役は一人もいませんでした。
黒部社長は会議室を出ると、大はしゃぎでした。廊下では、おれにはすべてわかるといって、秘書の藤木友里(西丸優子)にも、「圭太に情報を流したことを知ってるけど、お前は使えるからクビにはしないよ」とつげました。そのまま踊りながら廊下を歩いていきました。
偶然、部々香がその踊りながら歩いてる黒部社長を部屋の中から見ていました。黒部社長は自分の脳内スマホを操作しながら踊っていました。
(⇒最終回のあらすじ)
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ドラマ『脳にスマホが埋められた!』10話の感想
おもしろかったですね。やはり、黒部社長もスマホ人間だったんですね。その秘密がわかるとまずいので、同じスマホ人間を確保して別な場所に移していたのではないでしょうか。柳子と黒部社長が親子だということには、びっくりしました。これまでもなんどか顔を合わせてたと思うのですが、二人ともそれらしいそぶりはしていませんでしたし、デザインのデータを盗んでいたから、まさかとは思いました。もしかしたら、「PSJ」というブランドは、黒部社長が別に作ってるブランドかも知れません。そこに、毎月3000万円投資して、柳子のデザインに近いものをつくらせてるような気もします。
次回が最終回になってしまいましたが、どうなるのかすごい楽しみです。圭太と柳子の関係もどうなっていくのかとても楽しみですが、1話ではあまりそこには関わらないような気もして残念です。できたら、シーズン2みたいに続編をつくってもらいたいですね。
今回のお話の中で感じたのは、ブランド性、カリスマ性を維持していくには、情報がたいせつなんだということです。情報と言っても、仕事自体に係る事とか、取引先、同僚、上司、業界など色々な情報がありますが、基本的には、その量が相対的に他のひとより上回ってる人が、より上司になってるのではないかと言うことです。
黒部社長がなぜ、黒部社長でいれるのかを考えたときに、細かいスキルはそれぞれ得意な人がいますが、トータル的にそれらを見れることができるのではないかと思います。黒部社長は、桝本のことも考えながら、他の取締役のことや、秘書、圭太、売上、さらには業界のこともすべて知りながら仕事してる感じがあります。さらには、知ってることを外には洩らしません。桝本が失敗した理由は、そこです。桝本が注目したのは、黒部社長の弱味だけです。桝本がもう少し考えて、他の取締役の弱みや、圭太やパタンナー、受付などの下の人たちのこともすべて考えることができたら、おそらく、解任することができたと思います。
黒部社長と桝本の頭の中の焦点の持ち方が違っていたと考えられます。黒部社長の頭の中は、上昇志向の桝本の部分と、周りを考えながら皆で!という圭太の考えをミックスさせた感じになってると思います。いわば、クモの巣のようにあちこちにアンテナを張り巡らせながら、トップを目指す感じです。
わたしたちの仕事や生活にもそういった部分を持っていた方がいいと思います。一方向だけを考えるのではなくて、周りのこと、とくに気持ちを考えてると、ドンドン頭の中の考えられる場所が広がって行って、いろいろなことを考えられるようになっていくと思います。
ドラマの中の黒部社長は、脳内スマホをつかってるようですが、おなじようにスマホを持ってると考えていけば面白くなるのではないでしょうか。例えば、スマホをいじってる人を見ると、その表情からなにをしているのか想像するようなことです。相手が何を思ってるのかを想像することで、相手よりワンランクもツ―ランクも上になることには間違いはないとわたしは思います。
今回の新川優愛さんも最高でした。ファッション、表情、しぐさ、どれをとっても素晴らしかったです。
このドラマの企画をされた鈴木おさむさんは、本も出されています。
どれも面白いですし、1冊目は鈴木おさむさんの考え方もわかってとてもいいと思います。
ドラマ『脳にスマホが埋められた!』のキャスト
- 折茂圭太 伊藤淳史、総務課社員
- 愛花 髙嶋琴羽、圭太の娘
- 石野柳子 新川優愛、契約パタンナー
- 安田部々香 安藤なつ(メイプル超合金)、契約パタンナー
- 小堀守 戸田昌宏、総務課課長
- 竹ノ塚史郎 池田鉄洋、元総務課係長
- 臼田定子 ぼくもとさきこ、総務課社員、竹ノ塚の恋人
- 蟹江小夜 結城モエ、総務課社員
- 栗山五月 篠田麻里子、総務課社員
- 蜂谷薫 野村麻純、総務課社員
- 楓 中川知香、受付
- 栞 新田祐里子、受付
- 黒部仁 岸谷五郎、社長
- 藤木友里 西丸優子、社長秘書
- 田西譲司 岡田龍太郎、圭太のシェアハウスの住人
- 林家ペー、パー子
各話のあらすじ
以上、ドラマ『脳にスマホが埋められた!』の10話のあらすじ(ネタバレ)と感想でした。
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