ドラマ「民衆の敵」の2話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。和美たちママ友の助けを得て、市議会議員になれた智子は、市議会に初と長します。会議が始まりましたが、昼寝をしている前だ議員の頭を資料でひっぱたいてしまいます。
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「民衆の敵」の2話のあらすじ
藤堂誠(高橋一生)が縁側に座ってお酒を飲んでると、兄の明から電話があります。当選したけれども父親に何も連絡がないと怒ってきたのです。
翌日、当選した岡本遼(千葉雄大)はシャッター商店街になった青葉市の商店街に、大声で「がんばります」と、誰もいないのに挨拶しています。智子(篠原涼子)が初登庁すると、同じく初当選した藤堂誠(高橋一生)と途中で会います。いっしょに会館の中に入って、新人議員研修室にいくと、中から怒鳴り声が聞こえます。
新人議員研修室は、新人議員をしっかり教育しようと考えた部屋で、市長秘書の望月守(細田善彦)がそのことをベテラン市議、前田康(大澄賢也)に伝えていたんです。前田は市議会で多数を占める犬崎和久(古田新太)派で、この新人議員研修で新人を市長派に取り込もうとしてると文句を言っていたんです。
第一回の市議会が始まります。市長の河原田晶子(余貴美子)が挨拶をしているときに、智子が後ろを見ると、さっきの前田が寝ています。智子が起こそうとすると、「うるせえな」といわれたので、智子は書類を丸めて前田の頭を引っぱたきます。
「なにすんだよ」
「寝ちゃだめ。学校で習いませんでしたか?」
すると、膨張していた人たちから「よくいった」と拍手がまきおこります。
会議が終わって智子が研修室に帰ると、小出未亜(前田敦子)と岡本が、「やっちゃったね」とタブレットを見て話しています。智子が聞くと、前田議員は最大会派の犬崎派の幹部議員だから、一番まずい相手にけんかを売ってしまったと、園田龍太郎(斎藤司)が教えてくれます。
しばらくすると、その犬崎と秘書の若宮寛(若旦那)がやってきて智子を連れ出します。連れて行かれた部屋には前田も座っていて、さっきの会議での前田の頭を殴ったものがすでに動画で流れていて、炎上しています。前田は寝てたんじゃなくて考え事をしてたといって、秘書の若宮が会議で謝罪してくれといいます。智子が寝てたはずだというと、それまで黙っていた犬崎が
「事実はどうだって良いんだ。前田は寝ていない。あんたの間違いだった。いいな」
といいます。そして、何の後ろ盾もないんだから、犬崎の会派に入れとさそってきます。考えておくというと、どの委員会に入りたいかも決めておけと極道のように言われます。
智子は研修室に帰ってくるとなんで犬崎はあんなにえらそうなのかを聞きます。園田たちはあきれてしまいますが、岡本と未亜が教えてくれます。市議会議員の仕事は二つあって、ひとつは本会議に出席すること、実際の政策を話し合う委員会に出席することです。そして、選挙のときに公約したことを実現するためにそれぞれの議員は、希望の委員会に入ると教えてもらいます。
すると、智子は、ママ友たちか、駐輪場とかごみ出しとからいろんな依頼を受けたことを思い出して、教育こども委員会に入りたいというと、それを決めるのが犬崎だといわれます。犬崎は最大会派のリーダーだからあおば市議会を牛耳ってるということです。
智子は何も言わない藤堂にきくと、藤堂も犬崎派です。
そのころ、市長の河原田と秘書の望月はうまくいったと話しています。会派を分断するために、新人研修室を作ったのと、今期から会派ごとに座る議会の席をばらばらにしたんです。智子がひっぱたく動画を見て河原田市長は大笑いしています。そして、もっと油を注げと望月に命じます。
その日の夜、前田は妻と食事に来ています。周りの人が見んなニコニコしていましたが、実はみんなニュースを見て、その動画から前田のことを笑ってるんだと妻から聞いて鬼のような形相にかわります。
智子は家で本物のステーキを食べながら、心配する夫に、「悪名は無名よりましだ」と昔言われたといって喜んでいます。
藤堂は、いつもの部屋でデリヘルの莉子(今田美桜)と会っています。
翌日の会議から、前田は出てこなくなります。未亜は、智子が謝らないと出て来れないといってると犬崎の言葉を伝えます。会議が終わると、藤堂に
「政治家って、なんであんなにめんどうくさいの」
と聞きます。藤堂は相手が悪かったといいます。前田は犬崎が次期市長にしようとしてる人物だと聞きます。智子は家に帰る途中、野菜売りのおばさんから野菜をもらって、「きたいしてるんだからがんばってよね」と勇気ももらいます。
家に帰ると、平田和美(石田ゆり子)が来ていて、夫の公平(田中圭)といっしょに餃子を作っています。和美は、会社の上司に、産休前後の職場異動の調査と記者職に復帰したいと転属願いを出してきたといいます。そして、とりあえず検討してみると忖度してくれたといいます。智子は忖度が相手の気持ちを考えることだと知ります。
そこに、犬崎から小包が届きます。その中には、犬崎の妻からの贈り物の靴が入っています。気に入った智子はためし履きをして見ましたが、サイズぴったりです。未亜がそっと調べていたんです。謝ろうかなと心が揺らいでいると、和美がやりたいことひとつやるためにやりたくないことを100もやらないといけないし、うそついて謝らなければいけないと教えます。
公平からも、お金のために悪くもないのに謝るの?と言われてしまいます。そして、八百屋のおばさんからもらったりんごを見て智子は心を決めます。そして、私の正義感なんて安いといいながらもらったハイヒールを履きます。
翌日の夜、未亜といっしょに犬崎の待つ料亭にむかいます。そこには藤堂や前田もいます。智子は犬崎の隣に座ります。智子は教育こども委員会に入りたいといって、週明けの会議で謝ることを承知します。智子が立って乾杯すると、藤堂はすぐに帰ってしまいます。そのあと、智子と未亜はおしゃくにまわってかえってくると、秘書の若宮から封筒を渡されます。
そのころ、藤堂は、「いやなことがあったら、莉子に会いたくなっちゃうんだ」といいながら、莉子のふくらはぎをマッサージしています。
智子が家に帰って子供の様子を見てると、公平がもらってきた書類を見ます。それは、近くのあおば西公園を取り壊す計画書です。その計画書には、反対してる人がひとりいます。
翌日、智子がその公園に行くと、藤堂がベンチに座っています。智子が陳情書を読めば、反対してる人の立場になって考えるためにここに来るだろうと思ったといいます。智子がなぜ反対してるのか聞きに行こうというと、そばの砂場で子供と遊んでいた女性、山下(水川あさみ)を連れてきます。山下がはんたいしていたんです。
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山下は昔話を始めます。昔、いじめられていた山下は学校に行けず公園でお弁当を食べていたんですが、先生がきてくれて助かったといいます。この公園があって助かったから、いじめは絶対になくならないのでこういう逃げる場所をなくさないでほしいということです。そういって山下は帰っていきます。
智子は藤堂にどうすればいいのか効きましたが、反対してるのは一人だし多くの人が助かるので公園はなくして道路を作るといいます。智子が
「じゃあ、なんで話を聞かせたの?いっしょに公園を守ろうねってことじゃなかったの?」
「確かに。何でなんでしょうね。ただ、この事実を知ってあなたならどうするだろうかと知りたかったのかな。政治家として、あなたならどうします?」
智子は何も言えずに考え出します。
翌日の会議。公園の取り壊しの決議があり、智子も藤堂も賛成します。その次に、智子に発言の機会を与えられます。犬崎派の議員は謝罪するかと思っていましたが、智子は、公園のことを話し始めます。公園は取り壊すのはいいんだけど、陳情書の意見から、いじめの子供を救うための施設を作るために教育こども委員会に入りたいと言い出します。智子は、犬崎に、
「犬崎さん、やっぱりあやまらないといれてもらえませんかね」
と直接犬崎に聞きましたが、犬崎は固まってしまいます。議長からは簡潔に言えといわれると、義理の母にもらった辞書を開きながら「政治家」の意味を読み上げて、そこにかかれてるような「揉め事を調整するような人」にはなりたくないと言います。そして、犬崎に向かって、
「お前が入りたい委員会に入れてやるから、前田議員は居眠りしてなかったってうそつけよって。どう動画見ても居眠りしてるでしょ。嘘ついて得するとかって、そんなこと言ったら、正直者が損する世の中になっちゃうじゃないですか。私そんな世の中で子育てしたくないです。だから、すみません。前田議員、居眠りしちゃ駄目ですよ。以上」
藤堂も犬崎も岡本も笑っています。
会議が終わると、犬崎は大笑いして「ねえちゃん、気に入ったよ」といわれます。藤堂も大笑いして歩いていきます。
前田は、「どうにかしてください」と犬崎の部屋に駆け込みますが、犬崎は何も答えずそっぽを向きます。
(⇒3話のあらすじ)
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「民衆の敵」2話の感想
おもしろかったですね。本当の市議会に参加してる議員も、中見はこんな感じじゃないでしょうか。自分がやりたい委員会に入って、地元の有権者たちが言ってることに答える物を作っていくんだと思います。そのために、大物の下っ端になって、って感じが良く見えています。
しかも、地元の有権者達っていうのは、普通に生活してるひとじゃないです。文句を言ってるひとたち、あなたの周りにいませんか?ひまで、お金があって、自分の利益になるようなものをつくらせたり、逆に不利益になるものをやめさせてりしてるひとたちです。普通の人達を代表して選挙に出てるし、普通の人たちの代弁をしていると議員はいつも言いますが、普通の人達は普段の生活でそんなことは言える席にはいけませんよね。黙って見てるひとが、普通の人のほとんどだと思います。
そんなごく一部の人達の利権のために働いてる議員の人達もおおいような気がします。
ですから、面白くないとか、破天荒、リアルじゃないといった感想が多いのですが、逆にすごいドラマだと思います。外見は良さそうに見えても、中見はこんなもんだよと言ってるような気がします。おそらくあの人がモデルの前田敦子さん演じる小出未亜は、本物に比べたらかなり可愛いことをしてるのではないでしょうか。
議員とか先生とか呼ばれてるし、演説はうまいし、見た目もいいので騙されてしまいますが、レベルはこのドラマと同じくらいだと思います。実際にはもっととんでもない議員たちがいるとおもわせてくれる良いドラマだと思います。
多くの人はすぐに忘れてしまいますが、全国ニュースになるようなとんでもない議員たちが沢山いましたよね。ウソの領収書を出したり、不倫したり、災害現場で背負ってもらったり、そんな議員たちがまともに仕事してるとは私は思えないんです。しかも、再び当選してしまって、なにもしゃくめいしていないまま、みそぎは済んだとか言っています。これだけばかにされてるにもかかわらず、怒らないというのは不思議でなりません。
しかも、篠原涼子さん演じる智子はお金のために議員になって、何にも知らない人が当選してしまったというのがあり得ないというひともいますが、それ以外の目的で入った人はいるのでしょうか?
なので、このドラマは、実は本当のことを告げてるドラマだと思ってみるべきだと思います。それによって、議員というイメージを壊していくことで、本当に頑張ってる議員さんが誰なのかが、判ってくるような気がします。
篠原涼子さんの活躍を見るというよりも、まるで動物園のような市議会をみていくのが、このドラマの見方のような気がします。
「民衆の敵」のキャスト
- 佐藤智子 篠原涼子、普通の主婦
- 佐藤公平 田中圭、智子の夫
- 佐藤駿平 鳥越壮真、智子と公平のひとり息子
- 平田和美 石田ゆり子、智子のママ友
- 平田あかね 野澤しおり、和美の娘
- 藤堂誠 高橋一生、市議会議員立候補者
- 園田龍太郎 斎藤司、市議会議員立候補者
- 岡本遼 千葉雄大、市議会議員立候補者
- 小出未亜 前田敦子、市議会議員立候補者
- 河原田晶子 余貴美子、あおば市市長
- 望月守 細田善彦、河原田市長の秘書
- 犬崎和久 古田新太、議会のドン
- 若宮寛 若旦那、犬崎の秘書
- 前田康 大澄賢也、市議会議員
- 莉子 今田美桜、デリヘル嬢
2話以外のあらすじ
以上、ドラマ「民衆の敵」の2話のあらすじ(ネタバレ)と動画やスタッフなどの情報です。
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