(引用:番組公式サイト)
ドラマ「結婚相手は抽選で」の最終話のあらすじ(ネタバレ)を紹介します。ドラマ「結婚相手は抽選で」は、政府が結婚相手を抽選で決めてしまうというお話です。キャストは、野村周平さんと大谷亮平さんと高梨臨さんです。設定はラブコメディっぽいですが、実は現代の若者たちに結婚とは何か?をつきつける骨太の社会派ドラマです。
ドラマ「結婚相手は抽選で」最終話のあらすじ(ネタバレ)
2018年8月。「抽選見合い結婚法」の施行から1年あまりが経過します。その間に3000組の夫婦が誕生して、その中の300組が離婚したと報道されています。一方、テロ撲滅隊の人数は未発表で、僻地に飛ばされた医者や看護師の数もかなり多いということです。
好美(佐津川愛美)も、母親といっしょに海辺の小さな漁村に引っ越してきて看護師としてはたらいています。好美のおなかの中には、嵐望(大谷亮平)の子供がいます。
そんな中、龍彦(野村周平)たちの反対活動団体「ASBE」はマスコミからも注目され、若者を中心に人気が沸騰しており、一部の反発を撥ね退けホールでの反対集会を計画しています。龍彦は裏方でしたが中心メンバーとして、目安箱に届いた法律による被害者の言葉を集約し、小野寺大臣(若村麻由美)に提出しています。
ある日、反対集会に貸しても良いというホールが見つかります。その集会で、リーダーの広瀬(内田健司)が集会でのスピーチを薦めます。広瀬は自分がLGBTだとカミングアウトしたのはアウティング(暴露)で、そのときのつらい思いを演劇が助けてくれたと告白して、同じように思い切って自己表現をしてもらいたいとお願いしましたが、苦しい表情で断ります。
そんな折、広瀬が番組に出演することを知り、欠勤していたラジオ局に久々に赴いた奈々(高梨臨)は、付添いで来ていた龍彦と再会します。以前行ったお好み焼き屋で近況を話す2人です。いつの間にか料理慣れし、手際よくお好み焼きを焼く奈々を優しい表情で見つめながら、「あのデートしてた人と、まだ結婚してないんですか?」と龍彦がききます。奈々はあの人はまったく関係ないし、味噌汁も作れるようになったし、バイオリンも弾こうと思ってると笑顔で言います。
龍彦は、自分にとってあの法律は悪いことばかりではなかったといいます。女性と話をすることもできるようになったし、いろいろな人の人生を知って豊かになったり、女性から引かれなくなったと報告します。
ただ、奈々は、龍彦のブログに書かれていた潔癖症と人間不信は治ったけども、自己主張するとたたかれる恐怖心は治ってないことを知って、集会でも演壇に立たない事を聞きます。すると、「なんか、中途半端。偽善っぽい。リーダーになれないの納得。あなた、ヒーロー気取りの似非ヒーローじゃん、いつまで怖がってるの!」と大声で怒鳴ってしまいます。
龍彦は、「おっしゃるとおり。偽者かもしれません。でも、病気にまでなった僕の心の傷は、奈々さんにわかるはずないですよ」と怒鳴り返してしまいます。そして、お金を置いて帰っていきます。奈々は顔を手で覆ってため息をつきます。
一方、好美のところには1ヶ月に1回くらい嵐望からのメールがきています。そこにはタイから娘を引き取ったと書かれています。最後には、迷惑だったら連絡をください、二度と連絡はしないとか枯れていましたが、いつもと同じように返信することができませんです。
抽選見合い結婚法改正を求める会の反対集会の日。龍彦は裏側で忙しく働いています。ゲストを呼びに廊下に行くと、奈々が現れます。
「中の人にはもう少し待ってもらったら?」
「どうして?」
「逃げないでほしいから。あなたには。大丈夫、できるよ」
後ろにきてその会話を聞いていた広瀬は、
「これは、君の人生にとってのれじすたんすでもあるね」
といいます。すると、「やってみます。やらせてください」と龍彦がいいます。
龍彦は、演壇に登って挨拶を始めます。龍彦の頭の中には、中学生のときの忌まわしい記憶や龍彦を信じてる奈々の顔が浮かんできます。
龍彦は、思っていたことを話し始めます。政府は馬鹿な法律を作ったけども、ある意味感謝をしてるといいます。それはしっかり自分をさらけ出して人と真正面から向き合うことの大切さを教えてくれたということです。そうすることで、自分たちの人生はやっと前に進むことができると実感できたと話します。そして最後に、「結婚は人間の義務じゃない。自分たちの人生は自分たちで選んで決めます」と結びます。
多くの人がスタンディングオベーションをします。
小野寺大臣(若村麻由美)も嵐望もそれぞれの場所で見ています。嵐望は、その動画を見た後、「もう未練を断ち切るべきだと覚悟を決めた。好美の幸福を心より祈ってます」と好美に最後にメールを送ります。
小野寺大臣は、横にいた山口(平山祐介)に以前言いかけた言葉聞くと、山口はひかり(大西礼芳)は間違った生き方をしていないことを母親から認めてもらいたかったんじゃないかと言いたかったとはなします。
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小野寺大臣は、抽選見合い結婚法の廃止の検討を総理大臣にするように伝えようといいます。
2018年12月、抽選見合い結婚法の廃止を小野寺大臣が発表します。多くの人が喜びます。
好美は嵐望に初めてメールをします。嵐望は会社で会議中です。嵐望が何気なくみると、好美からのメールだときづきます。急いで読んでみると、稲富島にいることと、子供の写真と嵐治(らんじ)と名づけたことが書かれています。それを呼んだ嵐望は席を立ち上がり、部屋を飛び出します。
好美が仕事を終わって海岸を歩いてると、目の前に嵐望が立っています。
好美が立ち止まってると、嵐望が目の前に走ってきて立ち止まります。そして、指輪を出しながら、
「おれと結婚してください。いや、俺と娘、息子と4人で家族になってください」
と必死な形相でいいます。
好美は涙ぐみながら「はい」と答えます。そして笑顔になって嵐望に抱きつきます。
東京では、小野寺大臣が記者会見を開いています。小野寺大臣は、決して失敗ではなく、出生率も上がったし、多くのことを学ぶことができたといって、勇気を持ってカミングアウトしてくれた若者たちに感謝をしてるといいます。
すると、ひかりが手を上げます。小野寺大臣が指名すると、ひかりが立ち上がって、
「もし、ご自分のお子さんがLGBTだと知ったら、大臣はどうされますか?」
「そのときは、母親として娘の人生を精一杯応援したいと思います」
「ありがとうございます」
ひかりはせき座ると涙をこぼしはじめます。その中継を見ていた龍彦は、「よかったです」とつぶやきます。
稲富島では、好美が母親に東京に行っていっしょに生活したいと母親にいいます。母親は、兵庫に帰らずにこの島に残って新しい人生をはじめるから、好美にも好美の人生を大事にしろと元気付けます。好美は泣き出します。
龍彦はG線上のアリアを聴きながらお味噌汁を作り始めます。
奈々は、自分が作った祖母にお味噌汁の味見をしてもらうと合格が出ます。すると、この家をでて自立しなさい、そうすれば親のありがたみがわかるからと言われます。そのあと、龍彦のスピーチを思い出しながらバイオリンを弾きます。
クリスマスの日、好美は東京に行って4人で暮らし始めます。龍彦は奈々にさそわれていつもの居酒屋でいっしょに飲んでいます。龍彦は、お見合いの希望条件に奈々はなんと書いたのかを聞きます。それは「本音で話せる人」です。龍彦は「何でも本音でしゃべれる人」と書きましたが、「内緒です」と笑いながら言ったあと、
「ぼく、奈々さんとなら割と本音が話せます」
「何それ、こくってるの?」
「あ、いやそんなんじゃなくて」
「ちがうの?」
「そうかも」
「まあ、わたしも素を出してるかも」
「気が会いますね。ぼくたち」
「勘違いしないで。ひとり住まいしたら素敵な相手探すから」
「結婚する予定あるんですか?」
「ないけど、悪い?義務なんかじゃない、でしょ」
「でも結婚する権利はありますよ」
「結婚式はしたいかも、お色直しも3回くらい、海外ウェディングかな」
(おわり)
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ドラマ「結婚相手は抽選で」のキャスト
ドラマ「結婚相手は抽選で」のキャストです。
- 宮坂龍彦 野村周平、オタクのSE
- 冬村奈々 高梨臨、ラジオ局員
- 冬村紅子 冨田恵子、奈々の祖母
- 冬村洋平 久ヶ沢徹、奈々の父親
- 銀林嵐望 大谷亮平、広告代理店社員
- 鈴掛好美 佐津川愛美、看護師
- 鈴掛あき恵 山口美也子、吉見の母親
- ひかり 大西礼芳、フリージャーナリスト
- 北風祐輔 松本亨恭、龍彦の友人
- 鯨井浩樹 加藤雅人、龍彦の友人
- 山口一朗太 平山祐介、厚生労働大臣官房、総務課広報官
- 小野寺友紀子 若林麻由美、内閣府特命担当大臣、抽選見合い結婚法担当
各話のあらすじ
以上、ドラマ「結婚相手は抽選で」の最終話のあらすじ(ネタバレ)です。
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