ドラマ『過保護のカホコ』の4話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。泉に初の悪口を言われて、生まれてはじめてカホコは泉に反抗します。家を飛び出たカホコは初のところに言って勢いで告白してしまいます。恥ずかしくなったカホコは家まで戻ってきますが・・・
スポンサーリンク
ドラマ『過保護のカホコ』の4話のあらすじ
カホコ(高畑充希)が怒鳴って出て行った夜の翌朝、カホコは初(竹内涼真)の夢をみて飛び起きてしまいます。
いつもカホコを起こす泉(黒木瞳)は、カホコの部屋の前で入ることもできずに固まってしまい、正高(時任三郎)にカホコを起こしてもらいます。いつものように着る洋服を泉に選んでもらうことはしましたが、二人とも無口で、しかも泉に言われたものとは逆の、初のために買ってもらったものをカホコは着てきます。
それを見た泉は、カホコに喧嘩をふっかけて言い争いになります。いつものように駅までは送ってもらいますが、初と付き合うことに反対する泉に
「ママがいくら反対しても、絶対麦野くんと付き合うからね。カホコ」
と、言い捨てて車を降りていきます。こうして、初めての親子喧嘩、冷戦状態がはじまります。
カホコが大学に向かっていくと、環(中島ひろ子)と衛(佐藤二朗)に会います。環から早く彼に会いに行けといわれると、なんていわれるか怖いと言って、
「人は何で恋をするのでしょうか」
と、逆にイチャイチャしてる二人に聞きます。衛は、
「こう見えてもいろいろあるんだよ、人は誰でも、生きていれば家族にもいえない秘密ができてくる。そのつらさを分かち合ってくれる人がいないとやっていけないんだよね。それが、夫婦なんだよね」
と説明します。環は、
「人と人が出会うってすばらしいことだよ。自分を変えることができるんだから。カホコも麦野くんに会ってそうなってるんじゃないの?」
研究室では、初がどうやって断るかを考えています。そこに、いきなりカホコが現れます。カホコがはっきり言えずに帰ろうとすると、初が引き止めます。
「何か言いたいことあるの?」
「あの、きのうのことですが、気にしなくていいですから。あれはカホコが一方的に気持ちを伝えただけですから、忘れてください。それでは」
そういって帰ろうとすると、「それでいいのかよ!」と初が叫びます。
「俺も恋愛得意じゃないけど、自分が真剣と言うのは相手に伝えたほうがいいんじゃねえのか。そうしないと、告白されたほうもなんだったんだよ、いったい?ってかんじで」
「そうだよね。失礼します。ふー・・好きだよ、初くん。良かったらカホコと付き合ってください」
「ごめん、むり」
「えっ?」
「いや、わるいけど、お前みたいながき、って言うか過保護、あんまりタイプじゃないんだ、おれ」
「あー、なるほど」
カホコは倒れそうになります。駆け寄った初は、いそいで二人は合うわけがないと説明し始めます。カホコも、「はっきり言ってもらってすっきりした」といって、ふらふらになりながら帰っていきます。
夜、カホコが家に向かって歩いていると、正高と会います。正高が声をかけますが、まったく元気がありませんです。家に入ると、
「パパ、ママに言っといて。今日、ごはんいらないって。ついでに言っといて、カホコ、ふられたから安心してって」
そういって、部屋の中に入ってベッドに倒れこみながら号泣します。
正高は気になって聞き耳を立てますが、泉は鼻歌を歌いながら、
「ほっといたら?おなかすいたら出てくるわよ」
と喜んでいます。
夕食後、泉は「おなかすいたって言ってもあげちゃ駄目よ。罰だから」と言って、寝てしまいます。仕方なく正高が部屋に入ると、カホコはまだ泣いています。いい男を見つけてあげるからというと
「フラれたのが悲しいんじゃないの。二度と食欲なんて沸かないと思ったのに、おなかがペコペコで悲しいの」
そして、コンビニでご飯を泉に内緒に買ってきてくれと頼みます。
正高が買ってきたご飯をたべながら、どうやってショックから立ち直ったかを正高に聞きます。おれは酒を飲んで忘れるというと、「ママは喜んでるんでしょ」というと、カホコが傷ついたから心配していると嘘をついて、早く仲直りしたほうが言いと勧めます。
正高がごみを捨ててると、泉がおきてきます。カホコに甘いと言われながら、「もうゆるしてあげれば」と正高は泉にもウソを言って仲をとりもちます。
翌日、初が研究室にいると、糸(久保田紗友)がやってきます。手首の事を聞くと、「やっぱりチェロは無理だって」と笑いながらはなします。それで、初が描いているところを見たいと言い出します。
自分の描いた絵を見せる初に、「すごい良いね」と言いながら、見せてくれた理由を聞くと、「このごろよくわかんなくなってさ、自分が本当は何を描きたいのかわからなくて」と言います。そのとき糸の携帯が鳴ります。そのままにしてる糸に理由を聞くと、母親たちと一緒にいたくないと言います。さらに、本当の親じゃないとか、ほんとはもっとお金持ちの娘でいい学校に行けたかもしれないし、怪我もしなかったかもしれないと言います。それを聞いた初は、
「それはどうかな、なんだかんだお前も、親のせいにしているからさ。チェロ弾けなくなったの」
「私は別に。」
「そんなことしてるひまあったら、ちゃんと話し合ったほうがいいんじゃないのか?お前の夢をかなえるために、今まで、自分を犠牲にしてさんざんがんばってくれたんだから」
「なによ、えらそうに」
「あ、だったら、帰れば。おれ、バイトあるから」
「あ、なに描くかわからなければ、私、モデルになってもいいよ」
「わるいけど、今のお前は描きたくない」
「・・・あ、そ」
糸は描いてもらった絵を投げすててかえって行きます。
カホコの家では、失恋から立ち直る方法をネットで検索しています。そこに正高がやってきて、祖父母の家に行こうかといわれます。
カホコが福士(西岡徳馬)の家に行くと、初代(三田佳子)が元気がありませんです。そこで環や節(西尾まり)たち夫婦も呼んで食事をすることになります。みんな集まって食べ始めると、いつもと違って静かです。環たち夫婦は喧嘩をしていて、節の夫婦は糸の事でふさぎこんでいます。
すると、カホコがビールを飲んでみたいと言って飲み始めます。しばらくすると、みんな飲みだしてしまいます。酔っ払ったカホコは、「行ってくるね」と言って、大学まで走っていきます。
大学の初の研究室に着くと、
「あんたに言いたいことがあるんだ」
「わるいけど、酔っ払い嫌いだから、帰ってくれる」
そういわれたカホコは、「バカー」と叫びながら、初が描いていた絵を破ってしまいます。その絵を投げ捨てようとすると、初が描いた糸の絵に目が留まります。
「これはいいよ、マジ、感動だよ。やっぱ、あんた天才だよ。初くんの絵は世界中の人を幸せにするんだから。カホコはもう会えないけど、ぜったい、あきらめちゃ駄目だからね」
と言って帰ろうとします。
初は、カホコを引き止めて、糸に見せて良いといわれた絵をカホコに見せます。「これはどう?」と言った瞬間に、「これはだめー、問題外!」と叫びながら全部破ってしまいます。カホコは気持が悪くなってはきそうになります。
スポンサーリンク
家に帰ってきて寝ているカホコの横で、ずーっと、泉がちくちくと文句を正高に言ってます。泉が部屋から出て行った後、カホコが気がつきます。酔いつぶれたカホコを初が背負ってきてくれたと聞くと、自分が何をしたのか、ちょっとずつ思い出します。とんでもないことをしでかしたことに気がついて、叫びながら布団の中に入ってしまいます。
そこに、正高の実家から電話がかかってきます。教子(濱田マリ)が金を持ち逃げされた連絡です。翌日、実家に行くと、「もっと強くお前が言ってくれれば」と正孝のせいにされてしまいます。
大学では、初が破かれた絵を片付けてると、「ごめんなさい。でも、安心して。もう会わないから」とカホコからメールがきます。そして、正高が尋ねてきます。正高は「友達でいいから会ってもらいたい」と頭を下げます。
「君がいないとだめみたいなんだ。いま、大人になろうとしてるからこそ、君のように何でもいってくれる人が必要なんだと思う。情けない話、私たちは過保護にしてしまうから。いや、正直、妻と娘がこのまま口を利かないでいる雰囲気が耐えられなくて。だから、たのむ」
「わかります。そのかわり、ひとつだけお願いしてもいいですか。おとうさんて、結構素敵なんですね」と、正高の体をなめ回すように見ます。
寝ているカホコのところに、初から「会えないか?」とメールが来ます。
正高が近所の公園で待ってると、カホコがやってきます。初は「ちょっと見てもらいたいものがあるんだけど」と言って、正高をデッサンした絵を見せます。カホコは「やっぱり天才だよ・・・」と言います。せまってくるカホコを止めて、
「まだ恋愛感情はないけど、おれにはおまえが必要なんだよ。おまえが俺の絵をいいって言ってくれたら、心から信じることができるし、自信もわくしさ。それじゃ、不満かもしれないけど、これからもちょくちょく絵をみて感想を言ってくれないかな」
「わかった」
「よし、やった。おれバイト行かなきゃ、じゃ、またあす。」
すると、カホコは固まって初の顔を見ています。
「わたし、こんなの初めて。またあしたって、こんな素敵な言葉だって知らなかったから。この世界で自分を必要としてくれてる人がいて、いつでも会いたいって思ってくれるって、こんなにうれしいんだね。なんだか、私も生きてていいんだよって言われてるみたいで。また明日ね」
その日の夜、正高が帰ってくると、なぜかカホコと泉が仲良くビデオを見ています。話し合ったのかと、泉に聞くと、「そんなことしなくったって、わたしたちわかりあえるから、大丈夫よ」と言われます。カホコに聞くと、初が泉に謝ったほうがいいといってくれたと言います。カホコは正高が初に会いに行って話してくれたことは知らないようで、感謝の言葉はありませんです。
正高がコップを使おうとすると、使うなと泉が文句を言います。仕方なく着替えてくるというと、「明日は夕飯いるの?」と聞かれます。その一言に正高はキレます。使ってはいけないと言われたコップを持ってビールを注ぎ始めます。
「ここは俺の家だ。この家の主人はおれだ。自分の好きなグラスを使って何が悪い」
と言って、飲み干します。
そして、いつも思ってる不満をぶちまけ始めます。あっけにとられた泉とカホコは声をかけますが、
「うるさーい。俺はもういやだ、つかれたー」
と言ってかばんを持って家を出て行ってしまいます。
(⇒ 5話のあらすじ)
ドラマ「過保護のカホコ」の1話から最終回までの全話を、Huluという動画配信サービスで見れます。Huluは月額1,026円(税込)で日テレのドラマや映画、海外ドラマなどを見れます。
Huluは2週間の無料お試しをしていますので、その期間中に無料で見れます。くわしくはこちらから。
ドラマ『過保護のカホコ』4話の感想
面白かったですね。カホコは、今回の件でさらに成長したと思います。特に成長した原因としては、父親の正高の爆発だったと思います。今まで、本音を隠して妻や子供に接してきたのが、カホコの前で初めて本音を出した瞬間です。
1話のカホコを見てて、「発達障害」「頭の弱い子」という口コミがツイッターなどで多く流れましたが、実は、本当に幼稚園の子供のまま育ってしまっただけだと感じます。子供は、本音でしか話をしません。思った事をストレートに出すので、ぶつかって泣いたり、裏表があることを敏感に感じます。ところが、カホコの周りにいる大人たちは、自分の本音を隠してカホコの言うことを全て聞いてあげることで、カホコは気づかずに二十歳を迎えてしまったんだと思います。
なので、カホコの話していることは幼稚園生のまま、思ってることをストレートに話してるだけだと思います。それが分かったのが、初の描いた絵に対する評価です。糸もカホコも人物デッサンをスゴイ褒めましたが、現代画に対して、糸はほめています。カホコは良くないと言っていて、酔っ払うとパワーアップして破ってしまいます。その違いだと思います。
カホコは初に言われて、自分の心とは逆に泉にも頭を下げますが、それは1話ではありえないことです。カホコが大人に近づいたしるしだと思います。
そのあたりが、1話を見て気持ち悪いと思った部分じゃないでしょうか。つまり、周りの大人たちは本音を隠しながら、「かわいい、かわいい」とカホコをほめたたえてるし、大人同士もうわべだけでつき合ってる感じがしたのが嫌だったと思います。
それが、お酒の力や、糸の手首のけがで、だんだん崩壊してきて本音を言えるような関係になってきたます。まだまだ壊れて行くと思いますが、こういうことはかなり大切じゃないかと思います。本音を隠して生活をしていくと、ストレスがたまってきますし、人間関係も薄っぺらなものになってきます。ストレートに本音を言うのではなくて、オブラートに包んで柔らかく本音を言い合える関係がとても素敵だとわたしは思います。
そこに一番近いのが、カホコと初の関係じゃないかなと感じます。次回はさらに、問題が表面化してきますのでとても楽しみです。
ドラマ『過保護のカホコ』のキャスト
- 根本加穂子 高畑充希、超箱入り娘
- 麦野初 竹内涼真、同じ大学に通う画家志望の学生
- 根本正高 時任三郎、カホコの父親
- 根本泉 黒木瞳、カホコの母親
- 根本正興 平泉成、正高の父親
- 根本多枝 梅沢昌代、正高の母親
- 根本教子 濱田マリ、正高の妹
- 並木福士 西岡徳馬、泉の父親
- 並木初代 三田佳子、泉の母親
- 並木環 中島ひろ子、泉の妹
- 並木衛 佐藤二朗、環の夫
- 並木節 西尾まり、泉の妹
- 並木厚司 夙川アトム、節の夫
- 並木糸 久保田紗友、節と厚司の娘
4話以外のあらすじ
以上、ドラマ『過保護のカホコ』の4話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。
コメント
過保護ってばかみたい!
コメントありがとうございます。
高畑みつきって演技りょくめっちゃあるし、すごい頑張って!!!
コメントありがとうございます。
わたしもそう思います!
初さんと、カホコちゃんつきあってほしいです!!!カホコちゃん頑張ってください。応援しています!
コメントありがとうございます。
コメントありがとうございます。
過保護のところや、ガキっぽいところでふられたから悲しかったです。
コメントありがとうございます。
えっ何で!コメントありがとうございますばっか?くさのふみさんだけいいこと書いてあるの?差別じゃない?
コメントありがとうございます。
言葉が足りなくてすみませんでした。
わたしはカホコのあの表情が良かったです。
初さんとカホコさんが2人でいるシーンが面白かったです。初さんはやっぱりかっこいいし、面白いしいいと思います。初さんは、カホコさんから付き合ってほしいと言われて、断ったから、イトさんのことが好きなんじゃないですか?米山さん、いつもありがとうございます!
こちらこそありがとうございます。
これからもがんばって書いていきます。
さっきは本当にごめんなさい♪差別とか言ったりして!!!
とんでもないです。
これからもよろしくお願いします。
カホコさんの洋服がよく似合っていました!!!
コメントありがとうございます。
そうですね。これからちょっとずつ変化していくと思います。
米山さんは、優しいですね~許してくれるなんて!!!これからコメントのお返事お願いします!
わかりました。
よろしくお願いします。
最後は、初くんと、カホコちゃんが付き合うとおもいます。私は、カホコちゃんの笑顔が可愛いかったです!
コメントありがとうございます。
素敵なカップルになると思います。