ドラマ「警視庁いきもの係」の8話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。8話では、体長50cmのモリフクロウが登場します。最近大人気のフクロウですが、どんな事件になるか楽しみです。
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ドラマ「警視庁いきもの係」8話のあらすじ
「薄木巡査、動植物管理係から抜けるかもしれない」
と聴かされた友三(渡部篤郎)は、ショックを受けます。来年の南極観測チームに呼ばれてると言うことです。いつもの居酒屋で石松(三浦翔平)にはなしていると、弘子(浅野温子)や弥生(石川恋)、二出川(でんでん)に聴かれてしまいます。みんなは圭子(橋本環奈)に直接聴いたらと言いますが、弘子は絶対に聞いてはいけないと念を押されます。
翌日、友三は、石松に言われて直接圭子に聞こうとしますが、勇気が出ずに聞けませんです。
石松は、事件を持ってきます。今回のペットはふくろうです。事件の内容は、
- 被害者は渋谷孝(岡慶悟)、44歳の会計士
- 自宅で頭を殴られて亡くなる
- 第一発見者は妻の渋谷敦子(青山倫子)38歳
- 遺体発見時刻は夜の9時半
- 容疑者は隣に住む藤田道典(藤田ペイトン)、41歳
- 独身、翻訳家
動機は、藤田が飼っていたふくろうです。夜間の羽ばたきや鳴き声がうるさいと渋谷が散々苦情を言っていたようです。渋谷夫婦と藤田の友達の友塚(佐伯新)の4人で、2週間前に話し合いがもたれましたが、交渉は決裂して、つかみ合いになります。友塚は鳥仲間でみみずくを飼っています。
凶器は、ガラス製の灰皿で、渋谷家にあったものでしたが、血まみれになって藤田家にタオルに包まってデスクの引き出しにしまわれています。藤田の血液と渋谷指紋が検出されます。渋谷が倒れていた近くに、藤田が飼ってるふくろうの羽も落ちています。
友三は「決定的だな」と言いましたが、石松は、藤田は全面否認しているとはなします。
友三と圭子は藤田の家に行きます。藤田の家では、モリフクロウが部屋の中で放し飼いされています。部屋の中のふくろう小屋を見ると、扉が壊れています。さらに、地球儀の位置がおかしいことに気がつきます。圭子は、「藤田は犯人ではありません」といいだします。藤田の家には侵入された形跡があって、発見された凶器もその人が持ち込んだものかもしれないと言います。
理由は地球儀にかかっていたふくろうの糞です。わざわざ汚れる場所におくのはおかしいと言います。地球儀の横の床を見ると、それまで置いておいた後が見つかります。さらに、その前に本棚と本棚の隙間があります。そこには、ふくろうの羽がたくさん落ちています。捜査ファイルを圭子が見ると、現場に落ちていたふくろうの羽は、藤田が飼ってるものではなく、ベンガルワシミミズクのものだと言います。藤田の友人の友塚が飼ってる物です。
友三は、何者かが、偽装工作をしようとしてみみずくの羽をふくろうの羽だと思って渋谷の家に持ち込んだということです。友人の友塚がみみずくを連れて遊びに来たときに、本棚の隙間に羽が落ちてしまったと考えます。その羽を取るために、地球儀を動かしたんだと推理します。
その話をしていると、外が騒がしくなります。出てみると、友塚が家に入れてくれと言っています。藤田のふくろうが心配で身に来たんです。圭子は、友塚を家の中に入れて、ふくろうをみさせます。その間、圭子はペリット(ふくろうが吐き出したもの)を片付けています。
友三は、友塚に、この部屋に耳ずくを連れてきたことがあるかと聞くと、一度もないと答えます。
藤田家を出てかき氷を食べながら、圭子に南極の話を聞くと、悩んでいると言います。さらに、ペットショップのチンペからも、新装する二号店の店長に誘われていると言って、「どっちにしようかな~」と悩んでいます。圭子の頭には、いきもの係の選択肢はないようです。
いきもの係に戻ると、10匹のフェレットが逃げ出してい手、みんなで探しています。圭子たちも一緒に探してると、ふとあることに気がついて、石松に、
「石松さん、最初に藤田さんの家に行ったとき、ふくろうはどうしていました?」
「書斎で飛び回ってたよ」
「小屋の外に出ていたんですね。そうか」
と何か考え込みます。
翌日、渋谷の妻の敦子に話を聴きに行きます。敦子は、すぐにふくろうを保健所に引き取ってくれとすごい勢いです。友三が事件の日のことを聞くと、告訴するつもりだったから、会う予定もなかったのに、藤田がやってきたんだと言います。敦子は、7時まで美容院にいて、8時までボランティアに行ってその後喫茶店でお茶を飲んで帰ってきたといいます。敦子の右腕には伴奏子がはってありましたが、ちょっと前に転んだといってます。
圭子が、ふくろうの騒音の確認のために泊まりたいというと、忙しいから帰れと言われてしまいます。
二人は庭を見ると、木の上に集音マイク用の取り付け器具があります。渋谷は騒音の調査をしていたようです。そこに、日塔たちがやってきます。集音マイクとデータは、すでに警察で押収していて、何も録音されていませんです。
二人はいきもの係に戻ると、「お手上げだな」と友三がつぶやきます。圭子が藤田のアリバイを聞くと、証明されていないといわれます。本人が言うには、夕方5時にふくろうを小屋に戻して、9時まで仕事、9時半からジョギングに出て10時に帰宅、ふくろうが出ていたので小屋に戻したということです。圭子は、「あ、ひょっとして」といって、先日藤田の家で掃除をしたペリットを出してきて、中身を確認し始めます。圭子は、「あ、あった」と言って、何かの破片をとりだします。
そこに、捜査一課からふくろうが逃げ出したと電話が来ます。藤田家に行ってみると、日塔がうかつに窓をあけてしまい、出て行ってしまったということです。ふくろうは、隣の渋谷家の木にずっと止まったままです。圭子が上ってみると、そこから何かが見えます。下に降りた圭子は、「須藤さん、みなさんを集めてください。真犯人がわかりました」と言います。
友塚と敦子が藤田の家に集まります。友三は、まず、渋谷が設置した集音マイクの音声を聞かせます。データはないはずだと敦子が言いましたが、そこにはふくろうの声が録音されています。さらに、友塚の声で、「もしもし、あ、今、藤田の家にいる」という声が録音されています。圭子が木に登ったときに、2本目のマイクを見つけたんです。
友三は、録音の続きをきかせます。
「もうすぐおわるよ、そっちでいいね。じゃあ、いつものところで待ち合わせでいいね。俺も早く会いたいよ。敦子に」
友塚と敦子は、トラブルになる前から不倫関係にあったんです。友塚が藤田の家を訪れてるときに、携帯で連絡を取っていたようです。それを週音マイクが拾ってしまったんです。
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敦子は不倫関係は認めましたが、夫の事件とは無関係だといいます。そこに石松がやってきます。鑑識で見てもらっていたペリットから出てきたものを持ってきたんです。それは、絆創膏です。その絆創膏には、敦子と渋谷の血液がついています。
事件の日、帰ってきた敦子は渋谷ともめて灰皿で殴ってしまったんです。隣の藤田に罪を着せるために、灰皿を隠し、羽を取りにいったんです。敦子と友塚はおたがいにつみをなすりつけようと、喧嘩を始めます。日塔が二人を連行します。
全員が出て行った後、圭子が、喧嘩をしたときに言っていた「おれはただ」という友塚の言葉にひっかかっています。
この事件は計画的ではなくて、突発的なものだと気がつきます。友塚は、訴訟さえされなければ不倫関係がばらされることもないと思っていて、ふくろうさえいなくなれば、訴訟も何も起きずに、今までどおりに関係を続けられると思ったんです。そのために、毒入りのひよこのえさを用意して、藤田に渡していたんです。ところが、敦子が渋谷から責められてとっさに灰皿で殴って命を奪ってしまったので、偽装工作などをする羽目になったんです。それに気づいた圭子はすぐにふくろうの目の前からえさを跳ね除けます。
友三は連行されていく友塚の胸倉をつかんで、
「ふくろうを愛した同じ仲間だけじゃなく、ふくろうさえも裏切るのか?自分の欲望のために、罪のない動物の命を踏みにじるな!」
友塚は泣き始めます。
いきもの係で、お茶をしながら事件のことを話していると、圭子は南極の話を断ったといいます。ペットショップも動物学会もいろんなオファーをすべて断ったといいます。
石松は、岸壁にいる鬼頭管理官(寺島進)に圭子がやめないことを報告します。電話を切った管理官は、別なところに電話をします。
「がさ入れは予定通り行う。準備を頼む。このことは秘密裏に行う。いいな」
そういって電話を切ると、後ろから、
「鐘の響きが聞こえるか?」
といってフードをかぶった怪しげな人物が拳銃を突き出して管理官を撃ちます。管理官は崩れ落ちます。
(⇒9話のあらすじ)
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ドラマ「警視庁いきもの係」8話の感想
面白くなってきます。最後の管理官がいきなり撃たれましたが、びっくりしてしまいます。今までギャグっぽかった部分がいきなりシリアスになっていきそうです。
ドラマ「警視庁いきもの係」の原作
原作は、大倉崇裕さんです。1968年生まれの48歳の推理作家です。学習院大学法学部を卒業されて、会社勤めをされた後、1997年「三人目の幽霊」で創元推理短編賞佳作を受賞されて、2001年にデビューされます。今回のドラマの原作は、
- 小鳥を愛した容疑者
- 蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係
- ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係
- クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係
この4冊をベースにされています。他にも、面白いドラマや、ドラマ化されたものがあります。
「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」にも10位以内で選ばれていますので、ドラマを見てオモシロかったら読んでみてください。
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ドラマ「警視庁いきもの係」のキャスト
- 須藤友三 渡部篤郎、いきもの係警部補
- 薄圭子 橋本環奈、いきもの係巡査
- 田丸弘子 浅野温子、いきもの係事務
- 三笠弥生 石川恋、警察博物館受付
- 石松和夫 三浦翔平、捜査一課巡査部長
- 日塔始 長谷川朝晴、捜査一課係長
- 桜井薫 清原翔、捜査一課刑事
- 二出川昭吉 でんでん、警察官OB
- 鬼頭勉 寺島進、捜査一課管理官
- ナオミ ティティ、猫
8話以外のあらすじ
以上、ドラマ「警視庁いきもの係」8話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。
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