ドラマ「警視庁いきもの係」の2話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。捜査一課で“鬼の須藤”と恐れられた敏腕刑事の須藤友三は、ある事件で銃弾を頭部に食らって負傷し、警視庁総務部総務課・動植物管理係(架空)通称いきもの係に異動になりまいす。ペットの世話をする係ですが、圭子巡査の鋭い観察眼で事件を解決に導きましたが、友三にはある秘密が・・・
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ドラマ「警視庁いきもの係」2話のあらすじ
須藤友三(渡部篤郎)と薄圭子巡査(橋本環奈)は、豪邸にやってきます。その豪邸の中では、なんと、ペンギン(ケープペンギン)が飼われていて、その世話を任されます。その豪邸の持ち主は、大手食品グループの会長の藤原慶二郎氏で、ペンギンの飼育部屋の中にある池でおぼれて亡くなってるのが奥さんによって発見されたんです。警察の調べでは、世話をしてるときに、足を滑らせて転び、後頭部を強打して池に落下しておぼれたと推定されています。身体にも不審な点はないので、事故と断定されます。
そのファイルを一緒に見ていた圭子は、
「これ、事故じゃないかもしれません」
と言います。
圭子は、被害者の右手がきれいだと気が付いたんです。ペンギンにエサやりをすると、必ずペンギンにつつかれるのできずがつくので、普段からエサをやってなかったと断定します。
昨晩、屋敷にいたのは、妻の亜紀子、藤原の秘書の久慈(小柳友)、亜紀子の兄の青木(勝矢)の3人です。圭子は、作業着が藤原の体型とは違うことに気が付きます。かかっていた作業着は、4Lで185から190cmの体型です。作業室を見てると、久慈がやってきます。ペンギンのエサやりを手伝いにきたようです。腕を見ると、かなり傷がついています。昨夜の7時にエサをやったのでお腹が空いてると思ってやってきたんです。早速、新しい魚を取り寄せてエサをやります。
友三が外で見てると、青木がやってきます。宝石店をやっていて亡くなった藤原に面倒を見てもら手いたと話します。久慈は、2年前に藤原と久慈の父親が親しかったということで、飼育員兼秘書で雇われたということを話してくれます。そこに、妻の亜紀子と弁護士がやってきます。亜紀子は久慈のことがきらいで、藤原の事故もくじのせいだと言います。藤原は、いつもくじの態度を注意していたと言います。そこに青木に電話がかかってきて3人は出て行きます。出て行くときに、青木はカフスボタンを失くしたと話しています。
総務課に帰ると、石松(三浦翔平)を呼んで事件のあらましを聞きます。
- 藤原氏が帰宅したのは午前2時30分
- 犯行時間は、午前2時30分から午後5時
- その間、屋敷にいたのは、3人
- 妻の亜紀子
- 亜紀子の兄の青木益男、多額の借金有
- 秘書の久慈達夫、社交的でない性格
翌日、藤原家に行って聞き込みをしようとすると、日塔係長(長谷川朝晴)がやってきて捜査をするなと言われますが、圭子のおかげで行くことができます。
藤原家につくと、青木が不動産屋と外に行くところを見つけます。友三はさっそくおいかけていって青木に話を聞きます。久慈は辞めたがっていたと言います。その件で3日前にどなり合っていたと聞きます。
石松から友三に連絡が入ります。亜紀子と弁護士が出来ていて、藤原とは離婚寸前だったということです。
飼育室を見てると、ガラスに手形がついてることに気が付きます。そこに、日塔たちがやってきて久慈を任意同行で連れて行きます。友三たちが署に帰ろうとすると、藤原邸のすぐ裏で、青木と話をしていた不動産屋と会います。青木のことを聞くと、その駐車場になってる土地にマンションを建てようとしていたのですが、反対運動が起きてしまったと言います。あるところから強力な圧力がかかってきて、いつも計画が中止されると言うことです。
弘子(浅野温子)に調べさせると、藤原氏の土地だったものを亜紀子にゆずり、亜紀子が青木に譲っています。「やはり、刑事のカンが当たった」と友三は言います。圭子も、ペンギンに愛情を持って飼育している久慈が、ペンギンの池に遺体を捨てることはありえないと言います。友三は、
「犯人は、青木益男」
と断言します。理由は、マンションが建つとペンギンの飼育室が日陰になってしまうからです。それを許さない藤原氏が陰であやつって反対運動をしていたと推理します。友三は、圭子をつれて藤原邸に行きます。
藤原邸につくと、友三はその日の行動を推測します。青木と藤原氏は、マンションの件でもめて、反対運動の影の支配者が藤原氏だと知った青木が激昂して、飼育室のガラスに頭を押し付けたんです。それでも、抵抗して、飼育室の作業室に逃げ込みます。最後に、犯人の手掛かりを残したはずだと友三がいうと、圭子は冷蔵庫の中から、使われなかった魚を取り出します。金属探知機で探ると、反応があります。1匹ずつ取り出して調べると、魚の口の中から青木のカフスボタンが出てきます。友三は、「まちがいない」とつぶやきます。藤原氏は、青木のカフスを奪って魚の口の中に入れた後、青木に頭を殴られて、作業着をきせられて池の中に頭を突っ込まれたんです。
友三は、青木のカフスは特注で、被害者の血液がついていたら、証拠になると言います。カフスを持って作業室を出ると、ナイフをかざした青木がでてきて、「そこまでだ、そのカフスをよこせ」と立ちふさがります。青木が襲い掛かってくると、圭子が凍ったアジを投げ付けて何とか青木を逮捕することができます。
久慈は釈放されます。ペンギンたちの前で友三と圭子に感謝していると、水族館の人が訪ねてきます。亡くなった藤原氏からの推薦状を持ってきていて、ぜひ水族館で働いてもらいたいと言われます。口ではやかましかった藤原氏は、久慈のために口やかましく育てて、就職できるように世話をしたんです。久慈は喜んで就職します。
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警視庁では、鬼頭管理官(寺島進)が、友三の資料を見ながら、
「鳥も鳴かずば、撃たれまい」
とつぶやいています。
石松は再び、新しい事件のファイルを総務課に持ってきます。次回のペットはヘビです。圭子は飛び上がって大喜びします。
(⇒ 3話のあらすじ)
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ドラマ「警視庁いきもの係」2話の感想
おもしろかったですね。今回の事件は、チョット簡単です。登場した瞬間に、失礼ですが勝矢さんが犯人だとわかってしまいます。ただ、圭子のような人がいなかったら、本当に事故で処理されてしまったかもしれないので、そういうのは怖いですよね。ポイントは、やはりきれいな右手です。もしかしたら、久慈も何か知っていたのかもしれません。普段、作業着を着て飼育室の中に入ったことがない藤原氏が、池で倒れてるっていうのは、不自然ですからね。青木から何か言われていたのかも知れません。
やはり、日曜日の夜には、このくらいの緩いドラマがとてもあいます。橋本環奈さんは素晴らしく可愛いし、渡部篤郎さんだけが刑事ドラマをしているのがとても受けて面白いです。最後に寺島進さんの一言で、もしかしたら、小さな巨人みたいになってしまうのか?と思いましたが、このまま緩く、適度に謎解きを含めながらドラマをつくって行ってもらいたいですね。
最後のダンスで、浅野温子さんだけが、自分流のステップで踊ってるのがとてもよかったですね。
ドラマ「警視庁いきもの係」の原作
原作は、大倉崇裕さんです。1968年生まれの48歳の推理作家です。学習院大学法学部を卒業されて、会社勤めをされた後、1997年「三人目の幽霊」で創元推理短編賞佳作を受賞されて、2001年にデビューされます。今回のドラマの原作は、
- 小鳥を愛した容疑者
- 蜂に魅かれた容疑者 警視庁総務部動植物管理係
- ペンギンを愛した容疑者 警視庁いきもの係
- クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係
この4冊をベースにされています。他にも、面白いドラマや、ドラマ化されたものがあります。
「このミステリーがすごい!」「本格ミステリ・ベスト10」にも10位以内で選ばれていますので、ドラマを見てオモシロかったら読んでみてください。
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ドラマ「警視庁いきもの係」のキャスト
- 須藤友三 渡部篤郎、いきもの係警部補
- 薄圭子 橋本環奈、いきもの係巡査
- 田丸弘子 浅野温子、いきもの係事務
- 三笠弥生 石川恋、警察博物館受付
- 石松和夫 三浦翔平、捜査一課巡査部長
- 日塔始 長谷川朝晴、捜査一課係長
- 桜井薫 清原翔、捜査一課刑事
- 二出川昭吉 でんでん、警察官OB
- 鬼頭勉 寺島進、捜査一課管理官
- ナオミ ティティ、猫
各話のあらすじ
以上、ドラマ「警視庁いきもの係」2話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。
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