4月8日(土)の夜11:40から、ドラマ「犯罪症候群」が始まります。貫井徳郎さんの小説が原作で、主役は、玉山鉄二さんです。警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求める特殊任務担当の玉山鉄二さんたちにスポットライトを当てたドラマです。
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ドラマ「犯罪症候群」1話あらすじ
田村公平(甲本雅裕)が家でブログを書いていると、妻から娘の秋穂が公園でいなくなったと連絡が入ります。警察に連絡しようとすると、誘拐犯人から、「子供ハ預カッタ。500万円ヲ銀行口座二振リ込メ」と連絡が入ります。「500万円なら」と考えて田村は犯人にお金を払うと、翌日、娘が解放されて歩いて帰ってきました。秋穂は、若いおねえさんといっしょに遊んでいただけだと言いました。
田村は犯人からの脅しの言葉「警察ニ知ラセタラ、娘サンニハ二度ト会エマセン」を信じずに、警察に通報します。が、すぐには犯人を捕まえることができませんでした。
1年前に警察を辞めて、今は探偵事務所で浮気調査に明け暮れる武藤隆(玉山鉄二)は、警視庁人事二課の環(渡部篤郎)という男から呼び出されます。環は、500万円の小口誘拐が起きていて、捜査に動いてくれないか、刑事部長の特命だと話をします。武藤は一度断りますが、犯行は未成年者らしいから菌がはびこる前に、未成年の事件をふやしてはいけないといって、武藤を勧誘しました。
あるマンションの一室、磯村咲子(ミムラ)が小さい男の子と遊んでいました。
探偵事務所にいる武藤隆の所に、先輩刑事の鏑木護(谷原章介)がやってきます。事件で亡くなった武藤の妹の小百合のことをもう1年もたったから忘れろと言います。武藤隆が刑事を辞めた理由は妹の小百合のことで、自分の中で、一瞬でも人の首を絞めてころそうと思った自分が怖くなったからです。その事件のときの小百合の姿が目に焼きついていまも忘れることができないでいました。
家に帰って妹の小百合の遺影を目にして、環の申し出を受けることを決めて連絡をしました。
武藤は田村公平の家に行って、娘の秋穂に一緒に遊んでいたお姉さんのことを聞き込みしました。そこに公平が帰ってきて出て行ってくれと追い出されました。怖くなった公平は警察への被害届も取り下げました。
磯村咲子は、寝たきりの母親を看病していました。数年前に交通事故で寝たきりになってしまっていたんです。保育園もやめて、母親の看病をする毎日でした。その中で、たまにおもちゃの新商品のモニターを頼まれて子供たちと遊ぶ仕事を引き受けていました。その仕事は「木下」というひとからで、その人とのLINEでのメッセージのやり取りだけが、咲子の息抜き、生きがいになっていました。
武藤は、再び田村公平の家に行って協力してくれと頼みこみました。が、「余計なことをして、怒らせたら」と断られてしまいます。そのことを環に奉公すると、
「なぜ、刺激してはいけないんですか?怒ってしっぽを出してくれれば好都合でしょ。われわれの任務は裏稼業です。表と同じやり方するなら、わざわざ依頼しませんよ。そのかわり、大勢の子供たちが危険にさらされずに済みます」
そう言われた武藤は、「私にはできません」と言って車を降りますが、
「ほおっておけば、また、未成年者による犠牲者が出ます。今でも憎いんでしょ。妹さんの事件。未成年者が。楽しみにしていたんですよ。あなたの中の獣がどんなふうに解き放たれるのか?自分の娘がいなくなったら、分かるかもしれませんね」
武藤は、環を睨みつけて返っていきました。
咲子は、いつものマンションで、後藤俊和(生島翔)が連れてきた男の子とあたらしいおもちゃであそんでいました。後藤は、木下の所に帰ってくると、「もう少し金額を上げたら?」と木下に言います。すると、
「何もわかってないんだな。お金じゃないんだよ。この世の中には、存在価値がない愚かな人間が沢山いるんだよ。そんなやつらに教えてやるんだよ。誰がこの社会を支配しているのか」
武藤が環と別れて帰る途中に、妻の武藤雅恵(鶴田真由)から電話があって、娘の真梨子(桜田ひより)が昨晩から帰ってきていないことを告げられます。そこに、環がやってきます。「つらいでしょ。自分の娘が危険にさらされると」と環が言うと、武藤は勘違いして環に掴み掛ります。が、自分から家出をしたと環から写真を見せられます。そして、
「安心してください。あなたが本気で仕事をしてくれる限り、わたしが娘さんの身の安全を保障します」
そう告げられた武藤は、娘を探し始めます。
(⇒ 2話のあらすじ)
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ドラマ「犯罪症候群」のスタッフ
ドラマ「犯罪症候群」のスタッフは、
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- 脚本 篠﨑絵里子
- 監督 村上正典、都築淳一
- 原作 貫井徳郎『症候群シリーズ』
脚本の篠崎恵理子さんは、神奈川県出身の脚本家で、
- まれ
- いま、会いゆきます
- クロサギ
- 震える牛
- コピーフェイス
- 映画「あしたのジョー」
- 映画「ガール」
などの脚本を書かれている方です。
演出のひとり、村上正典さんは、1963年生まれの演出家、映画監督です。
- 1リットルの涙
- WATER BOYS
- 映画「一週間フレンズ」
などを撮られています。
もう一人の都築淳一さんは、1968年生まれの48歳のTVドラマ監督です。
- ロストデイズ
- 心がポキッとね
- ヤッさん
などを撮られています。
原作の貫井徳郎さんは、1968年生まれの49歳の小説家、推理作家です。奥さんは同じ推理作家の加納朋子さんです。早稲田大学商学部卒業後、不動産会社に勤められましたが、1992年、本格的に小説を書こうとされて退職されました。その失業時に書かれた「慟哭」が1993年の鮎川哲也賞の最終候補作に残って、編集者の目に留まって、作家デビューされました。その「慟哭」が2002年、50万部の大ヒットとなり、有名になりました。
貫井徳郎さんの作品は、
症候群シリーズの中で、「失踪症候群」「誘拐症候群」がシーズン1のベースになっています。読まれればわかりますが、序章です。「殺人症候群」を書くためのものだと感じました。この二つを読んで、「殺人症候群」を読まないともったいないです。メチャクチャ面白いのでおススメです。
最後の「愚行録」は、2017年2月18日に全国一斉で全国公開されている映画の原作です。主演は妻夫木聡さんと、ドラマ「カルテット」ですずめを演じられました満島ひかりさんです。かなり評判が良いので、見に行かれてみてはどうでしょうか?
ドラマ「犯罪症候群」のキャスト
- 武藤隆 玉山鉄二、調査員
- 鏑木護 谷原章介、捜査一課刑事
- 環敬吾 渡部篤郎、警務部人事二課
- 武藤雅恵 鶴田真由、武藤隆の妻
- 武藤真梨子 桜田ひより、武藤隆の娘
- 酒井信宏 古川悦史、刑事部長
- 浜村明彦 芹沢名人、捜査一課課長
- 田村公平 甲本雅裕
- 磯村咲子 ミムラ
- 後藤俊和 生島翔
- ジーニアス 要潤
- 高梨道典 高橋光臣
- 高梨道治 竜雷太
- 桜井秀人 相島一之
各話のあらすじ
以上、ドラマ「犯罪症候群」のキャストと1話のあらすじ(ネタバレ)でした。
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