(引用:U-NEXT)
テレビ朝日の木曜ドラマ『グッドパートナー』の8話のあらすじ(ネタバレ)と感想、キャストです。
『グッドパートナー』は、企業法務専門の弁護士「ビジネスロイヤー」をテーマにした弁護士ドラマと、離婚した元夫婦の弁護士二人と、その娘の三角関係がどきどきするホームドラマです。
『グッドパートナー』の7話では、熱海の友人の旅館の事故の件でしたが、8話はどうなるのでしょうか。8話のあらすじ(ネタバレ)と感想を書いていきます。
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『グッドパートナー』8話のあらすじ
8話は、7話からの続きです。簡単に説明しますと、
アソシエと弁護士の熱海の友人の島津勝太の実家がやっている旅館「しらかぜ荘」で、半年前に、天然ガスの爆発事故が起きます。
爆発した温泉管理システムを負かされていたのが、土井垣設備。
が、土井垣設備の社長は、一切責任を認めなかったんです。
しらかぜ荘は、この事故により1億4千万円の借金を背負ってしまい、島津の父親も心労がたたって亡くなってしまいます。
半年たっても、事故の影響で経営は戻っていない様です。
神宮寺法律事務所が、しらかぜ荘の代理人となって、土井垣設備、その代理人の岬&マッキンリー法律事務所と闘うことになります。
土井垣設備のバックには、国会議員の先生、荒木田正直までついているようです。
初めての裁判で、夏目が民法717条をもとに、1億4千万円の訴訟を起こしますが、裁判終了後、咲坂への電話で、
「負けたわ・・」
と言う電話がかかってきます。どういうことでしょうか。
ここから、8話が始まります。
夏目が事務所に戻ってきて、ボスと咲坂、熱海に報告しています。
夏目が言うには、利根川という裁判官は、主張をみとめると、鼻の穴が膨らむということです。
そこで、民法717条の説明をして、土井垣設備が所有者であることを確認した後、鼻を見ていると、膨らんだんです。
つまり、主張は認められたのです。
が、賠償金額を減らされてしまったんです。
岬&マッキンリーの美咲弁護士が言うには、それほどの価値がないといことで、1億4千万円の賠償金を4500万円にされてしまったんです。
それが、夏目にとっては、「負けた」ということです。
それを聞いた咲坂は、
「確かに理不尽だ。このままで終わる訳にはいかない。探そう。もっと賠償金をぶんどる材料を。しらかぜ荘を助けるには、それを見つけるしかない」
一方、猫田は、200万円を用意してデートの場所に行きますが、大田蘭子は来ませんです。
咲坂はボスと相談しています。
ボス 「荒木田正直」
咲坂 「静岡選出の代議士です。すでに当選5回の実力者」
ボス 「この先生の後援会長が土井垣社長。次の選挙に影響がでる。こりゃ、しらかぜ荘を助けるには、常識的な方法じゃムズカシイな」
考え込む咲坂。
翌朝、夏目、熱海、赤星と事務所で、
咲坂 「見つけたぞ。営業再開後の損害も賠償させるんだよ」
それを聞いた夏目と赤星は、そこまで請求するのはムリなんかないか?営業努力が足りないせいだと言われてしまうと口々に言います。
熱海は、しらかぜ荘では、営業努力はしていると言います。ビラ配り、社員教育、ブログなどのネット対策・・・
それを聞いた咲坂は、ひらめきます。
「ブログ・・・ネットだ。ネットだ。ネット!」
事務所では、TVで、大田蘭子が結婚詐欺で捕まったというニュースが流れます。
それを見た猫田は、あまりのショックに倒れてしまいます。
しばらくして、目が覚めるとボスの部屋に。
「金をとられなかったのは、不幸中の幸いだ!ラッキーボーイだ!」
と、慰められます。
翌日、咲坂、熱海、しらさぎ荘のおかみさんの3人で裁判所に、2回目の口頭弁論に行きます。
営業再開後の売り上げの落ち込みは、明らかに爆発の影響だとして、損害を請求したます。
2月の末には、建物の修繕も終わっているのに、なぜ、その後の責任も負わなければいけないのか?と逆に言われます。
そして、岬は、
「客が来ないのは、営業努力が足りないからでしょう」
と、やはり言い出します。
営業努力は、しっかりやってるという熱海に対して、
裁判官 「現在の宿泊客の減少が、事故の影響だという根拠は?」
咲坂 「ネットを見ればわかります。事故の前、しらかぜ荘は、ネットで集客をしています。でも、今、ネットでしらかぜ荘を調べると・・」
咲坂が話をするのと同時に、熱海が、ヤフー検索画面で「しらかぜ荘」を検索すると、画面の検索結果には、
「しらかぜ荘 爆発事故」「しらかぜ荘 温泉爆発」「しらかぜ荘 爆発」「しらかぜ荘 危険」「しらかぜ荘 露天風呂」「しらかぜ荘 宿泊」
と言うような文字が出てきたんです。
これを見ながら、
咲坂 「これを見たら、だれだってこの宿を敬遠しますよ。島津さんたちは、これから頑張っていかなければなりません。昔、事故はあったけど、やっぱりしらかぜ荘は良い旅館だと、信頼を回復するまで。我々が請求しているのは、しらかぜ荘が頑張るための、島津さんたちが生きて行くための賠償金なんです。」
それを聞いた裁判官の鼻は動きませんです。
逆に岬弁護士が、部下の弁護士に、宿泊数の減少は爆発の為だけではなく、気候や天候のせいだと資料を使って言わせます。
すると、裁判官の鼻が動きます。
さらに岬が追い打ちを掛けます。
「天候不順の影響がないとおっしゃるなら、それを証明してください。」
それを聞いた裁判官が、資料を片付けます。2回目の口頭弁論は終わります。
一方で、事務所では猫田が落ち込んで泣きながら仕事をしています。
何とか元気づけようと、秘書の朝丘(宮地雅子)が半ば強引に飲みに誘います。
その夜、咲坂たちは、岬の言い出したことに煮詰まってしまい、咲坂の家に場所を変えて相談することにします。
夏目、熱海、赤星がそろって、咲坂の家にきます。
母親の夏目に会えたことを、とても喜ぶみずきです。
一方で、猫田と九十九、朝丘、茂木、城ノ内らと飲んでいます。
咲坂の家では、ベトナム料理を楽しみながら、相談が続きます。
咲坂 「でも、天候不順が関係ないって、どう証明する?」
赤星 「あるってことを証明するのはカンタンだけど、ないってことを証明するのは難しい」
夏目 「悪魔の証明ってやつね」
熱海 「悪魔の証明?」
赤星 「この世に、熱海と瓜二つの人間がいるって証明するのはカンタンだろ。SNSとか、いろんな手段を使って見つければいいんだから。でも、いないってことを証明するには、全世界の人間と会わなきゃいけない」
熱海 「どうするんですか?」
咲坂 「うーん・・・」
良い考えが浮かばず、とりあえず、ベトナム料理をたべる4人です。
それを遠くから、みずきが見ています。一緒にご飯を食べてる夏目と咲坂の二人をみて、うれしそうです。
良い考えもでず、時間も遅くなったので、夏目を残して熱海と赤星、グエン、家庭教師は帰っていきます。
久しぶりに親子3人で過ごす時間。
咲坂が、もう夏目とはケンカもしないし、二人はベストフレンドになるとみずきに言います。
すると、みずきは、
「だったら、元通りになってよ。パパとママが友達になんてなってほしくない。また、3人で一緒に暮らしたい」
そう言い捨てて、自分の部屋に行ってしまいます。
残された夏目と咲坂は、思い悩みながら帰り支度をします。
咲坂 「なあ、俺たちは、お・・・いや、また明日」
夏目 「おやすみ」
変える途中、夏目の携帯に岸田から電話がかかってきますが、出ませんです。
咲坂の携帯にも、猫田から電話がかかってきます。
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咲坂 「もしもし、どうしたんですか?こんな時間に」
猫田 「みんな、おせっかいなんだよな。わざとらしく盛り上げてくれるんだよ。俺の事。聞いたよ。しらかぜ荘の事。営業不振が、天候不順のせいじゃないって証明しなきゃいけないんだって?方法はあるよ。昔、似たような案件をやったことがあるんだ。おれ」
翌日、事務所では、伊豆白川温泉郷のすべての旅館、ホテルに問い合わせが始まります。
しらかぜ荘を救うには、法律ではなくて、統計学で立証するようです。
しらかぜ荘の周りの宿泊施設の、昨年と今年の客室の稼働率を調べ始めたんです。
猫田のアドバイスです。
そこへ、国会議員荒木田正直の秘書、松木がやってきます。
手土産を持ってきて、陣中見舞をしに来たようです。
つまり、国会議員の力を利用して、穏便にすませようとプレッシャーを掛けに来たんです。
ボスが、手土産を返して引き取ってもらうように話をします。
そこに、猫田がやってきます。
「松木さんとおっしゃいましたよね。政治家が一民間企業に利益を供与するのは、違法行為です。あなたが何をおっしゃろうと我々は、土井垣設備に対して容赦はしません」
猫田が完全に復活します。
最終弁論の日。
咲坂 「しらかぜ荘の営業不振は、爆発のせいだというのが我々の主張です。しかし、土井垣設備さんは、営業努力が足りないからだと、そして、天候不順の影響だと反論されます。それに対して、我々の考えを述べさせていただきたいと思います。」
そういうと、熱海が、営業努力にどれだけの費用をかけているかの金額的資料をだします。
岬弁護士は、それでも、営業努力が足りない事と、天候不順が原因だと言います。
それに対して、咲坂が別な資料をだします。
昨年と今年、2年間の客室稼働率です。しらかぜ荘の周りの宿泊施設すべてを調査して、グラフ化したものです。
それを見ると、天候不順は、全ての旅館、ホテルに影響してます。
が、爆発以降のしらかぜ荘の稼働率だけが異常に低いことが明らかになります。
そのグラフを説明しながら、咲坂が続けます
「しらかぜ荘は、建物の修繕費、休業中の保証とは別に、2億5500万円、計3億の損害賠償金を改めて土井垣設備に請求します。」
裁判官の鼻が、大きく膨らみます。
裁判所の廊下で、岬弁護士とすれ違います。
咲坂 「おつかれさまです。あの裁判官は理解してくれたようです。おわかりですよね。裁判官が和解を進めてきたら、お互いこれ以上争って、もし土井垣設備さんの敗訴が確定したら、判例として残ります。岬&マッキンリーとしても、それは避けたいんじゃないでしょうかね?」
岬 「行きましょう」
というと、逃げるように帰っていきます。
しばらくして、裁判所から電話が来ます。
被告が和解に応じたことを知らせる電話です。
裁判官 「賠償額は、3億です。」
大喜びする事務所の中。
後日、いつものカフェで、咲坂とボスが話をしています。
ボス 「咲坂先生と夏目先生のタッグは素晴らしかった。やっぱり、君たちはグッドパートナーだよ」
咲坂 「前、言ってましたよね。ぼくと夏目先生がベストフレンドになればイイって。あれからいろいろ考えてみたんですが、みずきがそれを望んでいるわけではないですし、ムズカシイな~どうしたらいいんでしょうね」
ボス 「正確に言えばね、咲坂先生。ベストフレンドからやり直した方が良いって言ったんだよ。僕は。」
咲坂 「やり直す?」
ボス 「離婚した時と、今では、変わってるんじゃないかな?ふたりとも、ここが」
と言って、胸の真ん中を指すボス。
別な喫茶店では、夏目が知り合いの女性弁護士からヘッドハンティングを受けています。
給料は2倍だすそうです。
「別れた旦那と一緒にいるのは、ダメでしょ。うちに来て、夏目先生。ゼッタイ、後悔させないから」
さて、次回は最終回になってしまいます。どうなるのでしょうか。
(⇒最終回のあらすじ)
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『グッドパートナー』8話の感想
おもしろかったですね。
ま、ちょっと数字を都合よく作りすぎていたところがありますが、逆にその部分が参考になります。
最終弁論で見せた数字は客室稼働率ですが、現実にああいった調査をする場合、他の数字もおそらく調べるはずです。
その中で一番見た目的にはっきりわかるものを出すことが大事だと思います。
そして、見た目的にインパクトがある形で、グラフなどにしないと、意味が無くなってしまいます。
よくあるのは、役所などでだしている数字だけの資料。
あれはよくわからないし、全てを出しているので、結局何を言いたいのか伝わらないんですよね。
ま、役所だからすべてをださなければいけないとは思いますが。
そして、心に残った言葉は、猫田を慰めるために飲みに行くことを勧めた朝丘の言葉。
「よく、悲しみは時間が解決してくれるって言うけど、時間は解決してくれないの。その時間のうちに、誰かとお話をしたり、何かを体験したりするうちに、気持ちがおさまってくるんです」
あたりまえですが、とても深い言葉でしたね。
人間の頭の中は、PCと同じで、容量が決まっているんです。
PCとは逆ですが、古いことを忘れるためには、あたらしい情報をインプットしていく必要があります。
如何に早く忘れるかは、如何にはやく新しい情報を入れるか?にかかってくるのではないでしょうか。
そんなことを考えます。
『グッドパートナー』のキャスト
神宮寺法律事務所のメンバー
- 咲坂健人 竹野内豊 パートナー弁護士、エース
- 熱海優作 賀来賢人 咲坂健人のアソシエイト弁護士
- 夏目佳恵 松雪泰子 パートナー弁護士、咲坂の元奥さん
- 赤星元 山崎育三郎 夏目佳恵のアソシエイト弁護士
- 猫田純一 杉本哲太 パートナー弁護士、婚活中
- 城ノ内麻里 馬場園梓 猫田純一のアソシエイト弁護士
- 茂木さとみ 岡本あずさ パラリーガル
- 九十九治 大倉考二 パラリーガル
- 朝丘理恵子 宮地雅子 秘書
- 神宮寺一彦 國村隼 代表、通称ボス
咲坂家
- 咲坂みずき 松風理咲 健人と佳恵の娘、今は健人と同居
- グエン 上地春奈 咲坂家のお手伝いさん、ベトナム人
- 島谷涼子 宮崎香蓮 みずきの家庭教師、女子大生
8話以外のあらすじ
以上、『グッドパートナー』の8話のあらすじと感想です。
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