ドラマ「フランケンシュタインの恋」の6話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。天草と直接会って、人間を一緒に考えて行こうと言われた研は、天草と一緒に東京に行ってラジオに出ることになります。どんなラジオになるのでしょうか?
スポンサーリンク
ドラマ「フランケンシュタインの恋」6話のあらすじ
天草ラジオが始まりまって、天草が、放送ブースの中に研を招き入れます。
「はい、ぼくがフランケンシュタイン、120歳です」
ラジオが始まります。テーマは、フランケンシュタインにDJの悩みを聞くと言うことに変わります。大宮リリエ(水沢エレナ)がどんな人ですか?と聞くと、
「ぼくは、にんげんじゃないんです。ぼくはいちどしんだんです。120ねんまえによみがえったんです」
と話し始めます。これまでのことを話し始めます。そして、もっと人間を知りたい、どうすれば人間になれるか、どうすれば守ることができるのかを探してると話して終わります。ウソは何一つ言わなかったことから、教授は、社会適応力が高いと評価します。
その日の夜、研が東京から帰ってきます。駅に継美と稲庭が迎えにやってきます。工務店に帰ってくると、皆でラジオデビューをお祝いします。その場でも、「津軽さんは、僕が守ります」と答えます。
ラジオのHPでは、研と一緒に写った写真がアップされていて、反響が凄くなっています。天草から電話があってまたラジオに出ることになります。
翌日、天草が中継車でやってきて、研がラジオに出演します。コンビニで働くと人間のことがよくわかると言う店員からメッセージをもらって、コンビニで働くところを中継することになります。初めにお金を投げるお客が来ます。研もお金を投げると怒り出します。お弁当も勝手に温めたと言って胸倉をつかみかかりますが、研が「教えてくれてありがとう」というと、そのまま怒って帰っていきます。
次の現場は、もめている離婚調停中の話し合いをしている喫茶店です。
「お二人は恋をしたから結婚したんですよね」
「そう。そして、結婚すると恋は終わるの。それからこの人は、別な人に恋をしたの」
「別な人と?」
「次から次に女をつくって、わたしをないがしろにしたの」
「ないがしろにはしてないよ~。そっちはそっち、こっちはこっちで大事にしてきたつもりだよ」
と、研にはよくわからない話が続きます。良くわからないけど、二人が悲しいのは分かると言います。理由は、恋をしてるけど楽しそうじゃないからです。恋は悲しいと女性が言うと、天草が悲しいとむなしいは違うよと説明します。その説明に怒った男性が天草を殴って指輪を置いて出て行きます。離婚が成立してしまいます。
コンビニも喫茶店も県が怒って、白くなりそうな雰囲気です。実は、稲庭が天草に頼んで怒らせるような展開にしていたんです。
次の日は、幼稚園です。自分の子が義足で、周りの園児たちに怪物と呼ばれてるので、自信をつけてもらうために他の園児たちとかけっこを一緒にしてもらいたいと言う依頼です。「ぼくもかけっこしたことありません。いっしょにしませんか?」というと、その子はうなずきます。
子供たちと一緒に稲庭と継美も園庭にでてきます。スタートのピストルが鳴りましたが少年は走り出しませんです。ゴール前で研が振り返って手で励ますと、少年は歩き出します。が、途中で倒れてしまいます。駆け寄った研は、研がラジオで聞いた怪物の話をします。それは、スポーツ界の怪物のことです。
「かいぶつはつよいにんげんなんです。つよくなければかいぶつじゃないんです。あなたもかいぶつになっておかあさんをうよろばせてください。ぼくもがんばります。いっしょにがんばりましょう。いっしょによろこばせましょう」
研は、「がんばれ、がんばれ」と叫び続けます。すると、継美や稲庭、園児たちもがんばれと応援し始めます。ゴールした少年は、笑顔で母親に抱きつきます。研はそこに走り寄って、「やったー」と叫びます。
その夜、十勝が天草と稲庭、研、継美を夕食に呼びます。十勝は、「感動したー、よかったー」と拍手しましたが、「けどな、おれの番組にいらんねんな~」と言われます。十勝が目指しているラジオとは、感動ではなくて、どうでもいいくだらない日常を提供することを目指していると言います。そして、「お前らのやってることはむなしいねん」と言われてしまいます。その言葉と「正体を見せろや」という言葉で、研の感情が高ぶっていっていって顔からは白いものが生えはじめます。十勝が研を押し倒そうとすると、手には黒いキノコがはえてきます。研は、継美に向かってつぶやきます。
スポンサーリンク
「ごめんなさい」
(⇒ 7話のあらすじ)
ドラマ「フランケンシュタインの恋」の1話から最終回までの全話や見逃した回の動画を、Huluという動画配信サービスで見れます。Huluは2週間の無料お試しをしていますので、それを利用して無料で見れます。詳しいことはこちらから。
ドラマ「フランケンシュタインの恋」6話の感想
おもしろかったですね。やはり、継美とは一緒に人間の世界では暮らしていけないんでしょうか。今回の研さんは、色々な場面での人間の感情に振れたと思います。一つ目のコンビニでは、怒りです。コンビニの店員は人間ではない、お客は人間だと思ってる人の心に、コンビニの店員も人間だよと教えてあげます。二つ目は、おたがいに人間ではないと思ってる夫婦に、それはとても悲しくて、昔は人間だと思っていたと教えてあげます。最後は、自分は怪物だと思ってる子供に、だれもが普通の人間だよ、とおしえてあげます。
その中で、だれもが人間の心を持ってるし、おたがいを応援することでお互いに幸せになれるのではないのか、というメッセージが込められていたと感じます。心の部分から考えると、研はまだまだ赤ん坊のような状態で、どちらかというと、周りの人間の方が感情をものすごくたくさん持っていて、怪物のような感じになっています。研さんが言っていた、スポーツの中の怪物っていうのは、とてもいい表現だったとおもいます。
スポーツをやってる人の中では、普通の人からしたら考えられない記録を出す人が怪物です。スーパーサイヤ人みたいな感じです。多くの人はそういう怪物になろうとして練習しています。成ろうとしてなれるものではないです。では、精神的に怪物と言えば、いい意味で言えば、ガンジーとかジョブズとか、キリストなのではないでしょうか。
そういう意味で、研さんはすでに怪物なので、わざわざ人間になろうとしなくてもいいような気がしてきます。今のまんまで、森の中でひっそりと継美と暮らしていくことが、継美にとってもとても幸せな事なんじゃないかなと感じます。
では、精神的に怪物になるにはどうすればいいのでしょうか?それは、このドラマが進んでいくと出てくるのかもしれませんし、天草がラジオで話してくれるかもしれません。ただ、ひとつ言えるのは、執着しない事だと思います。ねたみ、そねみ、悲しみ、むなしさなど、マイナスの気持ちは何かに執着したものがなくなってしまったときに感じるものです。ですから、はじめから執着しないでおくこと、すべてを手放すことで精神的にステージが上がるのかもしれません。言ってみれば、精神的な断捨離をすることで、幸せになっていく方法もあるような気がします。ちょっと考えてみたいと思います。
来週からは、さらに、人間のどろどろした部分が出てくるかもしれません。とても楽しみです。
ドラマ「フランケンシュタインの恋」のキャスト
- 深志研 綾野剛、怪物
- 津軽継実 二階堂ふみ、大学生
- 津軽晴果 田島ゆみか、継実の姉
- 日立叶枝 木野花、継実の祖母
- 鶴丸十四文 柄本明、継実の大学の教授
- 稲庭聖哉 柳楽優弥、大学院生、継実の先輩
- 稲庭恵次郎 光石研、稲庭聖哉の父親、稲庭工務店の社長
- 室園美琴 川栄李奈、稲庭工務店の職人
- 宍喰丈 篠原篤、稲庭工務店の職人
- 飯塚光毅 葉山奨之、稲庭工務店の職人
- 米子秋良 中村無何有、稲庭工務店の職人
- 玉名瑠以 大西礼芳、稲庭工務店の事務員
- 天草純平 新井浩文、ラジオ番組のレポーター
- 十勝みのる 山内圭哉、ラジオ番組のDJ
- 大宮リリエ 水沢エレナ、ラジオ番組のDJ
- 牛久輝成 森岡龍、ラジオ番組のスタッフ
- 深志研太郎 斎藤工、深志研(綾野剛)の父
各話のあらすじ
以上、ドラマ「フランケンシュタインの恋」の6話のあらすじ(ネタバレ)と動画と感想などです。
コメント