ドラマ「フランケンシュタインの恋」の4話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。継美は、一緒に人間の世界で暮らしましょうと研に言いました。
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ドラマ「フランケンシュタインの恋」4話のあらすじ
「私と一緒に人間の世界で生きていきましょう」と、継美(二階堂ふみ)に言われた研(綾野剛)は、生きてみることを決意しました。
翌朝、継美と研は一緒に人間世界を見に行きました。
研は継美と公園にいって、他のひとがやってることを色々と教わりました。駅やショッピングセンター、大学に行って、いろいろと驚きながら見て回ります。大学では、お地蔵さん手を合わせました。継美の母親も継美と同じ病気で、亡くなる前に一緒にここにきて手を合わせたと話します。すると、研は、
「津軽さんの悩みをもっと聞きたいです」
というと、自分の病気のことをにおわせますが、そのまま帰りました。家に帰って、研は稲庭に天草に投稿する方法を再び聞きました。
翌日、ラジオ局では、天草が再びインタビュアーとして採用されました。ラジオのリスナーから続けてくれと言う声が上がったんです。DJの二人の所に謝りに行くと、許してくれて、有名人に直撃するパターンがいいんじゃないの?と言われました。しかし、「フランケンシュタイン」という投稿者は天草が作ったモノじゃないかと言われてしまいます。すると、アシスタントが、また「フランケンシュタイン」から悩み相談が来ていると証拠を見せました。
しばらく、継美は体調を崩して大学を休んでいました。久しぶりに出てきた継美に「何かあった?」と稲庭が聞くと、
「ただ、たまに気力をなくすんです。生きる気力みたいな。深志さんに悪いことをしました。深志さんに会いたいです。深志さんにあやまらないと」
二人は、一緒に工務店にいきました。
「この間はごめんなさい」
「つがるさんにまたあえてうれしいです」
「あえますよ。いつだって」
そうすると、天草のラジオが始まって、研の悩みが取り上げられました。悩みは、
「せんじつはありがとうございました。おかげでぼくはこいをすることができました。だけど、そのひとはなおらないびょうきでなやんでいます。だいじなひとのいのちをまもるにはどうすればいいのでしょうか」
でした。そして、天草が直撃した有名人は、稲庭や継美の先生の鶴丸十四文教授(柄本明)でした。
「それなら、その人の遺伝子にはたらきかければいいです」
と、学術的なはなしになってしまいます。天草が時間がないとせかすと、
「相手を喜ばせることです。楽しませることです。そうやって相手を、もっともっと長く生きたいと思うようにその力を引き出すことです。何よりも、相手に生きてほしいと願うことです」
「でも、願えばかなうなんて、宗教の世界じゃないですか」
「恋をすることは、願うことではないのか?どうすれば相手が笑顔になるのか、どうすればあいてがよろこぶのか、それを願う力が恋ではないか、それが遺伝子の力、すなわち生命力を引き出すんです、だから恋をしなさい。恋の力は相手の遺伝子を変えることができる!」
それを聞いた継美が研に聞きます。
「ラジオに聞いてくれたんですね」
「ぼくは津軽さんが好きです。津軽さんに恋をしています。津軽さんも僕に恋をしてください。津軽さんを喜ばせます。津軽さんを笑顔にします。そしたら、津軽さんは長く生きられます。もっと一緒に散歩しましょう。一緒に楽しみましょう」
「勝手なこと言わないでください」
「あなたがどう思っても仕方がないことです。恋は何かのためにするものではありません。恋はできません。恋人にはなれません。ごめんなさい」
そういうと、継美は帰って行ってしまいました。それを聞いていた職人はみんな、研のことを慰めました。
「稲庭先輩、この気持は何でしょう?」
「科学的には説明できない気持ちだ」
研は皆から離れて奥へ行きました。稲庭が追いかけていくと、いつもの白いキノコが生えはじめていました。稲庭は驚いて皆のところに帰ってくると、ラジオがまだ続いていました。DJの二人が「フランケンシュタイン」は天草のヤラセじゃないかと言い始めて、もしもいれば連絡してきてくれとしゃべっていました。それを聞いていた天草も、「でてきてくれればいいな」とつぶやきました。
大学では、継美が教授になぜあんなことを言ったのかを聞いていました。
「彼に恋をされては迷惑か?」
「恋なんて、出来るわけないじゃないですか。わたしたちは彼をどう扱っていいかもわからないんですよ」
「彼の体をどう扱うかは別問題だよ。彼の体はどうあれ、彼の心は、人間そのものだ。彼が心で思うことは規制できない」
「そんな・・」
「なにも、きみに恋をしろとは言ってない。彼の存在を認める以上、その心をぞんざいにあつかうこともできまい」
研は、職場の連中と一緒に居酒屋に行きました。
「僕は、津軽さんに会いたいです。津軽さんに喜んでもらうにはどうすればいいですか」
「感謝だよ、研。俺もかみさんとよくけんかするけどな、最後は感謝することが一番だよ。その人がいてくれることに。たとえこっちの望みがかなわなくても、感謝をしていれば、相手は喜んでくれる」
「どうやって、感謝するんですか?」
いろいろ男たちはいいましたが、美琴(川栄李奈)が言いました。
「何もするな、相手の願いがかなうように、かげでひたすら願ってろ。相手の迷惑にならないように、相手の人生を応援するのが感謝ってもんだろ」
翌日、ビルの屋上で研が作業していて山を見ていると、120年前のことを思い出して気を失って屋上から落ちてしまいます。すぐに病院に運び込まれました。しかし、けがもなくぴんぴんしていました。教授も継美もすぐに駆けつけましたが、一応入院することになりました。
稲庭と継美が研究室に帰ると、教授が研の体を説明してくれました。研の体は、普通の人間よりも字回復力が高くて、永遠の命を与えられていると結論しました。それを聞いた継美は、周りの好きな人いなくなってしまって、研はかわいそうだと言います。稲庭は「怪物だ」と言いますが、
「長く生きることができない私の体と、長く生きることしかできないあの人の体とどこがどう違うんですか?教えてください」
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と、怒りました。
翌朝、晴果(田島ゆみか)が研の布団を剥ぐと、白いキノコが一面に生えていました。それを見て、ほほに触られたことを思い出します。晴果は、大声で
「妹に近づかないで。妹は体が弱いんです。継美に何もしないで!」
と叫びました。研は驚いて病院を抜け出しました。
病院に来た継美は、
「お姉ちゃん、深志さんは何も悪くないんだよ。いつもそのことで悩んでるの。ずっと体のことで。わたしと同じなんだよ」
と言うと、研を探しに行きました。
研は、昨日行ったお地蔵さんの所にいました。
「ぼくはさわってはいけないんです。さわるところしてしまうんです。だから、つがるさんにさわれない。ほうようもできない。でも、つがるさんにこいをしています。いっしょにいてはいけないんですか?」
「私にはわからないんです。恋をするということが」
「ひとをすきになるということです。いっしょにいたいとおもうことです」
すると、継美は、それだけじゃないと言います。先のことが分からないし、見えないものに頭を使いたくないし、人生が短いと感じたくないと言って、
「私が恋をしても仕方がないんです」
研は、そばにあった桜の木に抱きつきます。力を込めると、キノコがいっせいに生えはじめました。
「津軽さんがいることに感謝しています。津軽さんに喜んでもらえるように。もっともっと生きられるように、僕が願います。津軽さんを枯らしません。僕が、革命を起こします」
「はい」
笑顔で継美はうなずきました。二人で木の根元に座って微笑みあいました。
一方、稲庭は、天草に会いに行って、「フランケンシュタイン」が自分の家にいることを告げました。
(⇒ 5話のあらすじ)
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ドラマ「フランケンシュタインの恋」4話の感想
おもしろかったですね。恋をすると長生きできそうですね。ただ、ちょっと残念だったのは、さいごのシーンで木にキノコが生えるのではなくて、花が咲いてもらいたかったです。一見すると花のようにも見えましたが、ちょっとキノコだと思うとひいてしまいました。また、ベッドにキノコは、何回見ても慣れることはできそうにないですね。他の部分が良いのに、そこだけはちょっと残念なところでした。
今回の中で良かったのは、やはり天草のインタビューで、教授が恋について話したことです。
「相手を喜ばせることです。楽しませることです。」
やはり、恋って自分の気持ちをぶつけたり、相手を操作しようとすることではなくて、相手を喜ばせることが一番大事だと改めて思いました。そして、研の最後の言葉、
「津軽さんがいることに感謝しています」
ですね。感謝することは大事だと思いました。いることだけを感謝することが出来れば、犯罪も無くなるし、多くの人が幸せに暮らせるのではないでしょうか。まずは、相手のことを一番い考えることで、恋が始まるような気がします。
そして、継美の言葉も突き刺さりました。
「長く生きることができない私の体と、長く生きることしかできないあの人の体とどこがどう違うんですか?教えてください」
です。教授が言ってるように、心は人間だと思います。違うのは、体の中にあるキノコの菌がはいっていて永遠に生きることができると言うことです。どのくらい生きていられるか、それは人それぞれですしどのくらいかは自分では分かることができません。だからと言って、それを悲嘆して、継美のように恋をすることができないと思うのは間違ってるのではないでしょうか。最後に研が言っていたた、「感謝して、願うこと」というのは、毎日生きていられることを感謝して、相手の幸せを願うことで、おたがいに幸せになるということだと思いました。
これは、人間の本質を離されているのかもしれません。研は、今までずっとひとりで生きてきましたが、一人では生きていくことができないと言ってると思います。誰かと一緒に生きていくことで、本当の意味で生きているといえるんだとわたしは思いました。次回からの展開が楽しみです。
ドラマ「フランケンシュタインの恋」のキャスト
- 深志研 綾野剛、怪物
- 津軽継実 二階堂ふみ、大学生
- 津軽晴果 田島ゆみか、継実の姉
- 日立叶枝 木野花、継実の祖母
- 鶴丸十四文 柄本明、継実の大学の教授
- 稲庭聖哉 柳楽優弥、大学院生、継実の先輩
- 稲庭恵次郎 光石研、稲庭聖哉の父親、稲庭工務店の社長
- 室園美琴 川栄李奈、稲庭工務店の職人
- 宍喰丈 篠原篤、稲庭工務店の職人
- 飯塚光毅 葉山奨之、稲庭工務店の職人
- 米子秋良 中村無何有、稲庭工務店の職人
- 玉名瑠以 大西礼芳、稲庭工務店の事務員
- 天草純平 新井浩文、ラジオ番組のレポーター
- 十勝みのる 山内圭哉、ラジオ番組のDJ
- 大宮リリエ 水沢エレナ、ラジオ番組のDJ
- 牛久輝成 森岡龍、ラジオ番組のスタッフ
- 深志研太郎 斎藤工、深志研(綾野剛)の父
各話のあらすじ
以上、ドラマ「フランケンシュタインの恋」の4話のあらすじ(ネタバレ)と感想などでした。
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