ドラマ「フランケンシュタインの恋」の3話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。研の白いキノコに振れた継美の姉の晴果は、教授の薬で回復しました。継美に謝らないといけないと思った研は、再び稲庭工務店で働くことになります。
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ドラマ「フランケンシュタインの恋」3話のあらすじ
継美(二階堂ふみ)は、日立叶枝(木野花)と一緒にご飯を食べていました。ひいひいおばあちゃんのサキさんが、大学の周辺の山で、継美の姉の晴果(田島ゆみか)と同じ症状で亡くなったことを話していました。120年前のことでした。
深志研(綾野剛)は、再び稲庭工務店で働くことになって、納豆など夕食を食べていました。そこに、美琴(川栄李奈)の携帯に一人の男からから電話がかかってきましたが、すぐに切りました。夕食が終わると、稲庭(柳楽優弥)が研の部屋に布団を持ってきました。
「研さんは、津軽さんに会いたくて戻ってきたの?」
「はい」
「研さんは、津軽さんに恋をしたんですね」
「その言葉は知っていますが、意味は分かりません」
「人を好きになることです。どんなことがあっても、一緒にいたいと思うことですよ」
研は、どうやったら天草のお悩み相談に出ることができるかを聴きました。稲庭は、聴きたいことをここに書いてくれと紙を置いていきました。そして、PCを持ってきて、番組サイトにアクセスします。研の書いたお悩みを打ち込んで、登録しました。質問は、
「人をきずつける怪物は、人間に恋をしてはいけないのでしょうか」
でした。翌日、研の布団からは、なめこがはえていました。大学で鶴丸十四文(柄本明)が調べると、前日に食べた納豆菌が影響して新種のきのこになったと同定します。
継美は、大学に行って120年前のことを調べ始めました。
研はリフォームの建築現場に行って、頭領に「リフォームってなんですか?」と聞きました。
「リフォームってのは、住む人の人生に寄り添うってことなんだよ。住む人の人生に寄り添って家を建て直すってことだよ」
と説明します。そこに、稲庭と継美がやってきます。
「こんにちわ、おげんきですか?」
「はい大丈夫です。津軽さんは大丈夫ですか?」
「大丈夫です。がんばってください」
しばらくすると、天草のお悩み相談が始まりました。研が投稿した悩みでした。天草は、なんとDJの十勝みのる(山内圭哉)の所に行って、研の悩みを聞きました。不意打ちを食らった十勝は怒りながらも、
「そりゃ、あかんやろ。そういうやつは外に出るな。人と会うな」
と、はなっから否定しまさいた。天草は、
「おれは、怪物こそ人間に恋をすべきだと思います。人間の中にどんどん入って、その中で生きて、どうやって人を傷つけずに生きていけるのかを必死になって考えるべきだと思う」
「そんなこと言って、責任とれるのか?」
「人をきずつけちゃいけないってことは、誰かを好きになって、人を心から生かしたいと思うやつしかわからない事だとおれは思う。だから、怪物はドンドン人に会って、そういう人を見つけて、ホントの恋をするしかない。だから、今は怪物かも知れないけど、恐れないで、人間に恋をして生きてほしい」
それを聞いた研の腕が白くなりかけました。急いでその場を逃げ出しました。あとをおいかけてきた継美は、
「ラジオがほんとにお好きなんですね。ずっと、聞いていたんですもんね。120年前から」
「ラジオはそんな前からありません」
「わたしは、あなたをどうおもえばいいのですか?怪物ですか?フランケンシュタインですか?」
「それはラジオネームです。ぼくは深志研です。ラジオは人間に恋をしても生きていいと言いました。津軽さんはどういいますか?」
「ごめんなさい。わたしにはわかりません。仕事に戻れますか?みんな心配しています。わたしも大学に戻りますね」
一方、ラジオ局では、不意打ちを食らった十勝が怒って、天草がクビを言い渡されました。
大学に戻った継美は、120年前の資料に、深志研をつくった深志研太郎の名前を発見します。そして、森の奥の研の家に行き、深志研太郎が書き残した研究記録などの資料を写真に収めました。
研のリフォーム現場では、人がいないすきに落書きされたりいろいろ壊されていました。それを見た美琴は駆け出して外にとびだしました。そこに一人の男があらわれて、連れ去られになりました。美琴は「ころしてやるー」とトンカチを振り回しました。そこに、稲庭恵次郎(光石研)がやってきて、なんとか収めました。
工務店に帰ると、美琴は事情を話だしました。男は元カレで、何度も別れようとしたのですが、最後はヤバい奴らに売り飛ばされたそうです。何とか逃げ出したところを、社長に拾ってもらったと言います。迷惑かけたくないから出て行くと言う美琴に、しばらく休んで、玉名瑠以(大西礼芳)の家に隠れていろとアドバイスされます。美琴は涙を流してうなずきました。社長は美琴を玉名の家に送っていきました。研は留守番を頼まれました。
留守番中の研と稲庭が一緒にいると、美琴の元彼に襲われました。その時、雨が降ってきて雷が鳴り始めました。稲庭がやられてしまいますが、研の手が白く光り出して、元カレは逃げて行きました。
継美は、深志研太郎の研究記録を日本語訳になおして教授に見せていました。研太郎は、新種の菌をつくり、雷を利用して研をつくったと書いてありました。教授は雷が菌を活性化すると解明しました。雷は電気信号で、心もまた電気なのだと気が付きます。つまり、心の中で何かが高まった時に、菌を放つかもしれないと推測しました。
稲庭工務店では、悩んでる研がいました。
「ぼくは、またひとをころしてしまうかもしれない。さっき、あのひとをころそうとした。ぼくはやっぱり、にんげんといっしょにいきてはいけないきがする」
稲庭は、人間らしくなっただけだと慰めました。そこに継美がきて、研と二人で話したい言いました。
「わたしに、人間に恋をして生きていいか尋ねましたよね。それに答えます」
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そして、研の身体からでてきた赤いキノコを出して、
「私は、このキノコを恐ろしいとかけがらわしとかそういうものには思えないんです。私にはこのキノコがきれいなものに見えて仕方がないんです。はっきり言うと、好きなんです。このキノコが。もし、このキノコがあなたの心だとしたら、あなたは人間に恋をしてもいいと思います。人間と一緒に生きてもいいと思います。その心があなたにはあると思います。だから、いろいろ問題はあると思いますが、一緒に生きてみませんか?私と一緒に人間の世界で生きて行きましょう」
研は涙を流しました。
(⇒ 4話のあらすじ)
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ドラマ「フランケンシュタインの恋」3話の感想
おもしろかったですね。味方がいろいろあって、深いドラマになってると蔽いました。主役の3人、稲庭、研、継美のこころの動きがとても切なくていいドラマだと思います。
表面的には、怪物と一緒に暮らすというドラマですが、良く考えてみると、多くの人は多かれ少なかれ綾野剛さん演じる怪物と同じような心境なのではないでしょうか。稲庭は研に部屋の中で恋について、こう言いました。
「人を好きになることです。どんなことがあっても、一緒にいたいと思うことですよ」
怪物はこう言いながら、悩んでいました。
「人をきずつける怪物は、人間に恋をしてはいけないのでしょうか」
天草は、
「人をきずつけちゃいけないってことは、誰かを好きになって、人を心から生かしたいと思うやつしかわからない事だとおれは思う。だから、怪物はドンドン人に会って、そういう人を見つけて、ホントの恋をするしかない。」
これって、誰もが一番初めに思うことではないでしょうか。好きになると、相手の気持ちが分からなくて話すことをちゅうちょしたり、相手のためになるかどうかを自問自答したりします。そこで、一歩を踏み出せないでいると、恋愛に対して臆病になったり、気持ちを伝えることがへたくそになってしまうのではないでしょうか。
なので、天草の言うとおり、ドンドン人に会う事が大切だと思います。たくさん好きになって、おたがいに傷つけあうことで成長していって、幸せを手に入れることができるとわたしは思っています。他のドラマで、「人は見た目が100パーセント」というのがありますが、主役の純のように、自分の心の中に閉じこもって傷つくことを恐れていては、時分も傷つかない代わりに、何も成長することもできず、逆に自分を責めながら生きて行ってしまうと思います。
そのために必要なのが、1話で天草が話していたアイデンティティだと思います。「人は見た目が100パーセント」の純のアイデンティティ、つまり、「あなたは誰ですか?」と聞かれた時の純の答えは、なんだと思いますか?「人よりダメな、女子力ゼロで、一生恋人が出来ずに結婚もできないダメな女子モドキ」と、心の中で思うのではないかとわたしは考えます。そんな人は恋愛できないし、幸せにもなれないと思います。でも、継美のように「知りたいことを知らないのが嫌な女子」だと思っていたら、ドンドン行動できて、恋愛もすることができると思います。つまり、自分のことを「多くの人と出会って、傷ついたりもするけど、良い恋愛ができる女子」だと思いこむことで、行動や会話も変わってくるし、未来もどんどん変わっていくと思います。
このドラマでも、継美が、「知りたいことを知らないのが嫌な女子」だと思ってるので、研の家に行き、研を人間の世界に連れ出して、研と恋をすることができて、多分、病気も治ってしまうと思います。もしも、継美が「人は見た目」の純のようなアイデンティティを持ってたら、おそらく、大学の間にそのまま亡くなっていたのではないでしょうか。未来を変える一つの方法として、アイデンティティがあると渡した考えています。このドラマを見ながら、そんなことを考えてました。
これから、二人がどうなっていくのか、とてもたのしみです。
ドラマ「フランケンシュタインの恋」のキャスト
- 深志研 綾野剛、怪物
- 津軽継実 二階堂ふみ、大学生
- 津軽晴果 田島ゆみか、継実の姉
- 日立叶枝 木野花、継実の祖母
- 鶴丸十四文 柄本明、継実の大学の教授
- 稲庭聖哉 柳楽優弥、大学院生、継実の先輩
- 稲庭恵次郎 光石研、稲庭聖哉の父親、稲庭工務店の社長
- 室園美琴 川栄李奈、稲庭工務店の職人
- 宍喰丈 篠原篤、稲庭工務店の職人
- 飯塚光毅 葉山奨之、稲庭工務店の職人
- 米子秋良 中村無何有、稲庭工務店の職人
- 玉名瑠以 大西礼芳、稲庭工務店の事務員
- 天草純平 新井浩文、ラジオ番組のレポーター
- 十勝みのる 山内圭哉、ラジオ番組のDJ
- 大宮リリエ 水沢エレナ、ラジオ番組のDJ
- 牛久輝成 森岡龍、ラジオ番組のスタッフ
- 深志研太郎 斎藤工、深志研(綾野剛)の父
各話のあらすじ
以上、ドラマ「フランケンシュタインの恋」の3話のあらすじ(ネタバレ)と感想などでした。
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