ドラマ「CRISIS(クライシス)公安機動捜査隊特捜班」4話のあらすじと感想などをまとめます。ドラマ「CRISIS(クライシス)」は、小栗旬さん、西島秀俊さん、田中哲司さん、石田ゆり子さんがでられるアクション満載の骨太な刑事ドラマです。
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CRISIS(クライシス)4話のあらすじ
ある日、特捜班は、大学で航空宇宙学を専攻する有馬丈博教授(小市慢太郎)の身辺警護を命じられます。理由はわかりませんでしたが、教授の背景には関係がないと言われます。ただ、拳銃の携帯許可が出ていて、上層部はかなりの危険を想定しているようです。警護の期間は1週間、その後、教授は海外に出るようです。
同時に、裏で動いている人間がいます。手段は選ばないので必ず1週間で結果を出すように、スナイパーに命令した組織があります。
特捜班は、有馬教授のもとに行きましたが、教授はかなり偏屈なひとで
「名前なんてどうでもいい。きちんと警護してくれればそれでいい。予定を教える必要はない。好きな時に好きなように動くから、君たちは僕についてくればいいんだ。分かったら目障りだから出て行ってくれ」
と言われてしまいます。特捜班は、部屋の外に出て警護を開始します。まずは、稲見朗(小栗旬)と田丸三郎(西島秀俊)は部屋の前で立ち番をして、班長の吉永三成(田中哲司)と樫井勇輔(野間口徹)と大山玲(新木優子)は、周囲の探索に出ます。
稲見と田丸が立ち番をしながら話をしていまいす。
「過去の自分と決別するには、どこにいるかでなくて、誰と一緒にいるかだ」
と田丸が言います。
しばらくして、有馬教授をつれて家まで連れて行きます。それをみているサラリーマン風のスナイパーの仲間がいます。その晩は、田丸と大山が張り番で、そのほかの3人は自宅待機です。
翌日、有馬教授を大学まで護衛していって、研究室のドアを教授が空けようとすると、その手を樫井が止めます。
「開けないでください。爆薬の匂いがします。中に爆薬が仕掛けられています」
教授が「ばかばかしい」と言って開けると、大爆発が起きます。寸前で樫井と稲見が教授を守って横に避難して助けることができます。すると、下の階からスナイパーが拳銃を持ってあがってきます。スナイパーはもう一人の連絡します。
「そっちに行くぞ」
連絡を受けた黒ずくめの男が拳銃を持って低く構えてると、後ろから稲見が拳銃をつきつけます。
「動くな。てをあげろ」
スナイパーは稲見の手を振りほどいて襲い掛かります。稲見はなんとか男をねじ伏せると、樫井が教授を車に乗せてやってきます。稲見はすぐに乗ってその場を脱出します。その後ろから、もう一人のスナイパーが走ってきましたが、遠ざかる車を見て断念します。
吉永は、今回の任務の背景を教わりに、鍛冶大輝警備局長(長塚京三)に会いに行きます。
「ミサイル実験に力を入れるある国が、有馬の優秀な頭脳を狙って拉致を画策している。とにかく残りの日数を全力で乗り切れ」
というだけです。
特捜班室では、襲ってきたスナイパーの身元を調査していましたが、前科者の中にはいませんです。教授は吉永と話し合いたいと言ってきます。
「家族が心配なんだ。そっちにも警護をつけてくれ。もし、警護しないならマスコミにすべてを暴露すると上に伝えてくれ」
と言われます。
夜になると、弱気になった教授が感謝を言いに来ますが、全部過去形です。翌日、教授の家族の警護が却下されます。それを伝えると、教授はカンタンにあきらめます。が、ひとつだけ要求してきます。遠目でも良いから家族に会わせてくれということです。
「言っておくが、これは交渉じゃないぞ。最後通告だ。聞いてもらえなければ、本当にマスコミにばらすぞ」
と教授は吉永を睨みつけながらはなします。
教授は黒い特捜班のバンに乗って、別れた妻と幼稚園の息子に愛に行って、一目見ることができます。
その夜、教授がお腹が減ったと言うので、田丸がおにぎりを買いに行きます。しばらくして、「トイレが詰まった」と言って教授が出てきます。室内に残っていたのは大山だけです。部屋の中に入ろうとすると、後ろから大山を殴って気絶させて教授は逃げ出します。
教授は外に出ると、あるところに電話を掛けます。
「わたしだ。改めて交渉したい。新しい情報もあるんだ。決して損はさせないから、会って話をしたい」
翌日、教授に対する任務を説かれます。逃がした責任ではなくて、教授は国家に対する反逆行為をしていたからです。つまり、国家に見捨てられたということです。それを聞いた稲見と樫井は
「教授を探してきます。一度は俺たちが命を掛けて救ったんです。はいそうですかって、見捨てることはできないっすよ」
「わかった。行け」
稲見と樫井は部屋を飛び出していき、大山はPCで防犯カメラを捜査し始めます。田丸は、
「いざとなったら、おれが裏から手をまわして出国させます」
教授は、ある公園ですわっています。すると、スナイパー2人が近づいてきます。
樫井と稲見は、教授の別れた奥さんの所に行って話を聞きます。が、なにも連絡はないようです。行こうとすると、奥さんに知らない電話がかかってきます。「心配だったら自宅に行ってみろ」と言われたと、二人に話します。そして、「もしも会ったら」と伝言を頼まれます。稲見たちは自宅に急行します。
自宅に行くと、玄関は半開きになっています。声をかけると、
「助けてくれ。ひとりだ」
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と教授の声が返ってきます。稲見と樫井が入っていくと、爆弾の匂いを樫井が嗅ぎ分けます。奥の部屋には、体中に時限爆弾を巻きつけられて立ってる教授がいます。残り時間は1:34:08です。しかも、足をどかすと起爆するスイッチがあります。樫井は稲見を玄関に呼び出してちょっと難しいがやってみるので、周囲に避難勧告してくれと言って、爆弾の解除作業にとりかかります。
樫井と稲見が軽口をたたきながら解除作業を進めると、教授は自分がしてきたことを告白します。
「私が過ちを犯したのは4年前だった。ある学会に行ったとき、ハニートラップに会った。相手の狙いはジェットエンジンの設計図だった」
そして、知り合いの公安に連絡をしたら、逆にニセの設計図を渡してくれと言われて設計図を作り始めます。途中まで書いて怖くなった教授が公安にそうだんすると、今度は公安からスパイで逮捕すると脅されます。どうにもならなくなった教授は酒と女におぼれて離婚します。そして、ロケットエンジンではなくて、公安の情報を敵国に売って大金を手に入れようとすると、連絡が途絶えます。たくらみが発覚したと思った教授は、公安にすべてを暴露すると脅して、国外逃亡を図ろうとしたんです。そこに現れたのが、稲見たちです。
そこまで話すと、
「もういいよ。ここまでがんばってくれただけで、十分だ。それに、君たちに救われるのに値しない男なんだ。きのう、先方に連絡したんだ。君たちの情報を売ろうとしていたんだ。もう十分だ。わたしを置いて逃げてくれ」
「作業の邪魔なんで、黙っててください。僕に解除できない爆弾はないんだ」
「さっき別れた奥さんに会いましたよ。伝言を預かります。たまには息子の顔を見に来いって」
そう聞くと、教授は泣きだします。
そこに、青沼祐光公安総務課長(飯田基祐)がやってきます。
「二人とも、いったん家の外に出ろ。つまみ出されたいのか。お前たちの仕事は爆弾を仕掛けた人間を捕まえることだ。これは局長からの伝言だ」
そういうと、樫井は作業をやめます。
教授は、笑顔で出て行く二人に声をかけます。
「その写真をとってくれないか。君たち、国家を信用するな」
外に出て歩きはじめると、家は大爆発を起こします。
(⇒ 5話のあらすじ)
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CRISIS(クライシス)4話の感想
おもしろかったですね。というか、「こいさん」からコメント頂きましたが、チョット後味の悪い終わり方です。ハンパものだけど正義のためにがんばろうとしてたら、実は、正義とは真逆にいたっていうのが判って、国家に反逆し始めるっていう最後の結末になりそうな感じです。そして、これから一人ずつ消えて行きそうです。
とはいえ、一人一人の演技はすばらしくて、見ごたえがあります。そしてよいことばもあります。田丸が言った
「過去の自分と決別するには、どこにいるかでなくて、誰と一緒にいるかだ」
という言葉です。教授の場合、一緒にいるべき人を選び間違えたんじゃないでしょうか。どれが正解なのかはその時点では非常に分かりにくくて選ぶことはむずかしいのですが、一つ方法があるとすると、未来の自分になって現在を見てみるっていう方法があります。何もかもがうまく行った10年後の自分を想像して、その成功した自分が10年前の現在を見て、どのように行動して、誰と一緒にいればいいのかを考えてみるやり方です。カンタンに言うと、10年後に10億円持っていて、幸せな家族と幸せな時間を過ごしているあなたを想像してみてください。その幸せなあなたから、今のあなたを見てみると、どうすればいいのかはかなりはっきりわかると私は思います。
そして、結果は、どっちみち未来になってみないと判らないですから、自信を持ってやることが大事じゃないでしょうか。今回のお話でも、樫井がそれを考えたら、青沼がやってきて命令を出しても、きっと手を止めることはなかったと思います。樫井はこれから毎日、あの教授の顔を思い出して後悔すると思います。稲見も別な答えを出していたかもしれません。ただ、人間は誰しも失敗するので、これを経験にして、次回同じような状況になったら別な答えを出すように考えていくべきだとわたしは感じます。
CRISIS(クライシス)のキャスト
- 稲見朗 小栗旬、特捜班、元自衛隊員
- 田丸三郎 西島秀俊、特捜班、元公安
- 吉永三成 田中哲司、特捜班班長、元警視庁捜査一課刑事
- 樫井勇輔 野間口徹、特捜班、元機動隊爆弾処理班
- 大山玲 新木優子、特捜班、元サイバーフォース
- 鍛冶大輝 長塚京三、警備局長、特捜班の設立者
- 青沼祐光 飯田基祐、公安総務課長、特捜班への指示者
- 林智史 眞島秀和、新興宗教団体に潜入中
- 林千種 石田ゆり子、林智史の妻
各話のあらすじ
以上、ドラマ「CRISIS(クライシス)公安機動捜査隊特捜班」の4話のあらすじと感想です。
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