ドラマ「コード・ブルー3」の7話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。奏の手術を行った藍沢は、手の震えが残ったことに「約束を破った」と謝りました。そして、海外に行く話も断ってしまいます。そんなとき、ドクターヘリに異常が起きてしまいました。動画の無料視聴方法ものせています。
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ドラマ「コード・ブルー3」7話のあらすじ
西条章(杉本哲太)の部長室を訪ねた藍沢耕作(山下智久)はトロント大へのレジデント候補の件を辞退すると伝えました。天野奏(田鍋梨々花)の術後経過が原因かと尋ねる西条に、藍沢は特に理由はないと部長室を出て行きました。藍沢がエレベーターに乗ると白石恵(新垣結衣)と会いました。白石は奏の手術と救命の手術が重なった日だというと、「お前には関係ない」といって出て行きました。
列車事故が起きて、ドクターヘリの出動要請が来ました。白石と灰谷(成田凌)、ナースの双葉(馬場ふみか)が飛びました。現場に着きますが着陸地点の確保ができていないため上空待機となりましたが、3人の患者がいて、重傷だと聞いた灰谷は、なるべく早く着陸してくださいとパイロットに指示を出してしまいます。それを聞いた白石は、
「医者からパイロットへの指示は許されてない。教わったでしょ。彼らは最短時間で安全に医者が患者に接触できるようにプランを立てている。私たちが口出すことじゃない」
と灰谷をしかりました。その瞬間、ヘリはバランスを大きく崩しました。
消防から病院にへりが墜落したという連絡が入りました。すぐに白石と連絡がとれて、スタッフがが全員無事で、治療を開始したと確認が取れました。ヘリは使えないということでした。
3人の患者のうち一人は、心停止寸前で、一人は腸がそとにでてきていて、もう一人は骨盤骨折でした。心停止寸前の男性から見ましたが、大動脈からも出血していてなすすべがありませんでした。白石は、その男性をあきらめると言って、腸が出ている女性のところに向かいました。灰谷が外に出ると、骨盤骨折の女性が、心停止寸前の男性にむかて、「先生、たすけて、将君を助けて」とさけびました。
灰谷はその女性の必死な叫びと顔を見て、再び救急車の中に戻って治療を始めます。するとその女性は、
「将君、きこえる?たいへんなことになっちゃったね。これから結婚式だっていうのに。式場でみんな心配してるかな?」
と叫びました。灰谷と双葉はそれを聞いて、驚きました。心臓マッサージを続けるとかすかに手が動きました。白石は手が離せないので、藍沢に連絡を取って、灰谷たちに治療をやめさせて骨盤骨折の女性の治療を優先させるように頼みました。藍沢は
「わかった、あきらめさせればいいんだな」
といって、無線室に向かいました。
モニターをつけて患者を確認すると大動脈の断裂でした。灰谷にも確認させて
「やれることはない。20代女性の治療と搬送を開始しろ」
と灰谷に伝えました。ところが灰谷は心臓マッサージを再開しました。
「灰谷」
「でも、中枢側で遮断してヘリで運べばまだ・・」
「そうだ、ヘリは飛べない。そもそも、大動脈の断裂では可能性はほとんどない。わかるな。そこに医者は二人しかない。骨盤骨折の女性も危険な状態だ」
まだ続けてると、大動脈破裂してしまいました。可能性がゼロになりました。白石が来てあきらめて女性の救急車に乗って搬送しろと指示しました。女性は泣き叫びました。
2日後、新海広紀(安藤政信)が藍沢にトロント大をなぜ辞退したのかを聞くと、理由はないと答えました。新海は、
「どうして言わないんだ、奏の手術のこと。おれをかばってるのか、冗談じゃない、お前が言わないのなら、俺が言う」
ドクターヘリの墜落に関する調査委員会が開かれました。搭乗者と橘、藍沢が出席しました。問題は、墜落が患者が亡くなった理由のようにメディアに書かれていることでした。橘と白石の説明でヘリの墜落と患者が亡くなった因果関係はないと判断されました。次に、ヘリの墜落の原因について聞かれてると、灰谷が
「ぼくのせいです」
と、発言しました。代わりに白石がパイロットをせかしたことを言うと、「指導ちゃんとしてたんですか?」と怒られます。白石は「申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げました。灰谷は、亡くなった患者も自分の責任だと思ってるようでした。
その日の夜、医局では、白石が「藍沢先生だったらどう言う?」と灰谷の事を聞きました。
「ほっとけ、事実を客観視できない灰谷がばかなだけだ。なんだ。」
「私は、灰谷先生のそういうところ、嫌いじゃない。それに、客観視できていないのは、灰谷先生だけじゃない。じゃ、おつかれさま」
藍沢は、奏のカルテを見ていました。
緋山が廊下で亡くなった家族に結果をいうことで悩んでると、緒方が夜食を買って現れました。悩んでることを言うと
「そこがいい。緋山先生は、俺に普通に接してくれる。かわいそうとかじゃなくて普通に。それで、俺はずいぶん救われた。ありがとな」
「ありがと」
調査委員会の結果が出ました。ドクターヘリの出動は2週間自粛、機長と整備士は、ドクターヘリ業務から外れました。フェローへの教育を徹底しろと言って終わりました。
医局へ帰る途中、灰谷は白石に激しく詰め寄りました。
「どうしてですか?どうして僕は処分されないんですか?」
「あなたのしたことは着陸失敗と関係なかった。それだけでしょ」
灰谷は自分のせいだと言って、みんなに責めてもらいたかったと言いますが、白石は、責められないと言います。急いでくれと言ったのは患者を早く助けたかったからだと言って慰めますが、「あの二人は結婚式に向かう途中だった。数時間後には新しい人生が始まるはずだった。なのに、僕のせいで終わった」と言って涙を流しました。
ICUに灰谷がいると、ヘリの事故のときに腸が出てしまった女性が急変しました。藍沢をすぐに呼んで緊急手術が始まります。新海も呼んでさらに手術することになりました。新海が来ると、80代だから可能性は10%以下だからやめておいたほうがいいといいますが、藍沢は、
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「踏み切りで立ち往生しているこの患者を助けるために、男性がひとり亡くなった。彼はその日結婚式を迎えるはずだった。一緒に遮断機をくぐって助けようとした新婦も重症をおってそこにいる。何もなければ夫婦になるはずだった二人が命がけで救った命だ。できる限りのことはしてやりたい。たとえ可能性が少なくても」
そばで聞いていた新婦は涙を流しました。そして手術室に運ばれて手術が始まりました。
そこで、緋山が検視結果を持ってやってきました。亡くなった男性は、左側に大きな傷を負っていました。緋山は右側に新婦がいたせいだろうと言いました。
「事故の瞬間、何を思っていたのかわかりません。ですが、私はこの結果を見て、思いました。彼はあなたの事を守ろうとしたのだと。あなたがなぜ生き残ったのか、それは彼がそう望んだからだと思います」
80代の女性の手術が無事終わりました。藍沢は、奏に手術の結果を自分に伝えさせてくれと新海に言いました。
灰谷が控え室で落ち込んでると、あかりが来て、「灰谷先生だけだよ、人のために医者に成ろうとしてるの、私だったら灰谷先生に見てもらいたいな」と元気づけました。
藍沢は、奏のところに言って、手術をしたのが新海だと告げます。二人で手術を始めたのですが、救命の患者が急変して途中で抜けました。帰ってきて腫瘍を摘出しようとしたら新海がすべてやっていたということでした。奏は新海のせいだと言いましたが、藍沢は、腫瘍が進行していて新海だから命が助かったと言いましたが、奏は「ひどいよ、先生」と話しました。
白石と藍沢はヘリの前にいました。白石は、16年間、1万回異常のフライトで無事故だったけどたった1回の事故で世間は騒ぎ立てると言います。そして、奏の手術も同じで、藍沢を待ってる患者はたくさんいるからトロント大に行ったほうがいいと言ってくれました。
白石が病棟に戻ってエレベーターに乗ると、橘がいました。フェローのミスを全部かぶるとこの先大変だと言って、部下を追い込む非常さも大切だと言います。そして、灰谷に出してる睡眠薬は量が多いと言います。白石は心当たりがありませんでした。白石が灰谷に連絡すると、藍沢が出ました。灰谷は救急車で運ばれてきました。灰谷はホームから転落したようでした。
(⇒8話のあらすじ)
ドラマ「コード・ブルー3」7話の感想
面白かったですね。今回は、灰谷先生に焦点が集まっていました。灰谷先生は、小さいころにドクターヘリで助けてもらったのがきっかけでドクターヘリのお医者さんになりたいと思ってやってきたと話していました。あかりが話していたように、他の人は自分のためにお医者さんになろうとしていたのに、灰谷先生だけは他人のために医者になった人でした。そのことを思い出して、もっと頑張ってもらいたいと感じました。
このドラマでは、フェロー達が失敗する事が多いです。
普通のお医者さんのことは良くわからないのですが、この日本中のお医者さんを見てみれば、どこかしらで失敗をしているのではないでしょうか。失敗をしたことがないお医者さんはいないと思います。失敗と言っても、命にかかわることから、些細なことまでたくさんあります。命に係わる失敗をした時には、相当ショックだと思いますが、その失敗は失敗じゃないとわたしは思います。成功するための経験を積んだだけなのではないでしょうか。
お医者さんになるには、相当の努力とお金が必要です。さらに、誰でもが簡単になれるわけではないんです。ひとりのお医者さんが救ってくれる人は何百人、何千人、何万人といます。どんなお医者さんでも、そういう素晴らしい先生だと思います。そしてどんな先生にも経験が必要だと思います。
今回、藍沢先生はトロント大を断りましたが、なぜ断ったのか、少しわかりませんでした。もっと救命で働きたいということでしょうか、そのことがちょっとわかりづらかったです。ですが、灰谷先生も、藍沢先生も、もし失敗したと思ってるのなら、もっとうまくなってもっと多くの人を救おうと思えばよいのではないかと思います。シーズン1や2では、黒田先生とか、橘先生がそのことをしっかり教えていたような気がします。
普通の仕事でも、失敗することはあります。それを再びやらないために、いろんなことをしますが、そこから逃げていては、同じ状況になったらふたたび失敗します。なので、どんな仕事でも失敗したとは考えずに、成功するための経験をしたと考えれば、自分のレベルがひとつずつ上がっていくとわたしは思います。
いまのところ、今回のコードブルー3では、失敗に対して真正面からぶつかっていないような気がします。藍沢は奏やトロント大から逃げて、白石はフェローの指導から逃げて、緋山も、救命の仕事から逃げてるような気がします。脚本が悪いという口コミも多いですが、登場人物が多くなったせいかもしれません。そのあたりをこれからどうとらえていくか、とても楽しみです。
ドラマ「コード・ブルー3」のキャスト
- 藍沢耕作 山下智久、フライトドクター
- 白石恵 新垣結衣、スタッフリーダー
- 緋山美帆子 戸田恵梨香、フライトドクター
- 冴島はるか 比嘉愛未、フライトナース
- 藤川一男 浅利陽介、フライトドクター
- 名取颯馬 有岡大貴、フェロー
- 灰谷俊平 成田凌、フェロー
- 横峯あかり 新木優子、フェロー
- 雪村双葉 馬場ふみか、新人ナース
- 新海広紀 安藤政信、脳外科医
- 橘啓輔 椎名桔平、救命部長
- 三井環奈 りょう
7話以外のあらすじ
以上、ドラマ「コード・ブルー3」7話のあらすじと感想(ネタバレ)でした。
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