ドラマ「ぼくは麻理のなか」の7話のあらすじ(ネタバレ)と感想です。空っぽになってしまった麻理の体。「麻理のなかの功、なんてあるわけない」と、小森功にはっきりと言われますが、それでも麻理の中の功の存在を信じる依でした。
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「ぼくは麻理のなか」7話のあらすじ
観覧車の中で倒れた麻理(功)は、からっぽになったかのように、何にも反応せずにベッドに寝ていました。
依は、小森功の家に行きますが、いませんでした。しかたなく、いつもこもり功が行っていたコンビニに行くと、小森功がバイトをしていました。休憩中に話を聞くと、
「このままじゃ、どうしようもないな。はたらいてるところ見てもらえたら僕も変われるかもな~って。今日、麻理さんは?」
「からっぽになっちゃった。何もしゃべらない。だれもいない。あんたまでかわっちゃったら、小森はどうなっちゃうの?」
「もうやめない?麻理さんの中のぼくなんてありえないじゃん。証拠は?麻理さんの中に入ってる僕の証拠」
「そんなのたくさんあったでしょ」
「そうかな、僕のこと観察してたらわかったことばかりでしょ」
「そうじゃなきゃ、麻理さんがあんなえろいこと、するわけないでしょ」
「依さんがそうおもいたいだけでしょ」
「何がわかる?あんたにあの子の何がわかる?あんたは小森なんかじゃない」
そういうと、依は家に帰っていきました。家では、麻理といっしょに撮った写真を見てないていました。そこに、姉の茉里(黒澤はるか)がやってきて話しかけました。依は、泣きながら麻理が空っぽになったことをはなしました。すると、麻理(功)も同じことを言っていたと慰めました。そして、ひとりでもわかってくれる人がいてよかったといいました。
翌日、依は麻理の家に行きました。母親を振り切って麻理の部屋に行って、「あんたが小森でも誰でもいい、友達だから助ける」と泣きながら行ってると、母親が、
「なに行ってるの?小森?勘弁してよ。依ちゃん、ごめんね、もう帰ってくれる?」
「文子・・文子って誰ですか?」
それを聞いた母親の顔は引きつりだしました。そして笑いながら
「文子?誰?」
「知ってますよね。思い出したって。おばあちゃんに呼ばれたって。誰ですか、文子って」
と写真を見せながら言うと、
「改名したの、文子から麻理へ。おばあちゃんが文子がいいって言うから、わたしは麻理がいいと思ってた。おなかにいるときから、なのにあの人、お母さんに従ったの。かわいそうで、この子が。だから、おばあちゃんがなくなったときに本当の名前にしてあげたの。それだけの話」
「麻理がどんなきもちだったか、聞いたことありますか・」
「よろこんでたよ。可愛いって」
「麻理はかわいいって言わない。一度も言ったことない」
母親は小さいときから見てたけど言ってたというと
「誰も見てなかったんじゃないですか?この子のこと」
それを聞いた母親は依を追い出そうとします。そのとき、麻理が依の服をつかんで、
「おかあさん、わたし、かわいくない。かわいくないよ」
といいました。
麻理の心の中で、麻理が小森をおこしました。ちかくには、小さい文子が泣いていました。麻理は文子の手を握って
「じゃあね、小森君」
「待って、依さんがまってる」
「小森君、ごめんね、勝手に日記を読んで」
そういうと、文子の手をひいて向こうに歩いていきました。
麻理(功)は目を覚ましました。
麻理(功)が公園で待ってると、依がは知ってやって来て抱きつきました。依はベンチに座りながら、小さいときに改名したとはなしました。二人は麻理の家に帰って、その日は二人で同じベッドで寝ました。すると、
「柿口さん、わたし、もういなくなるね。小森君と仲良くね」
「麻理・・」
「さよなら」
翌朝、依は、これからどうするのか麻理(功)に聞きました。夜中に麻理がでてきて「さよなら」っていってたことを話します。それを聞くと、
「ぼくがきえたら麻理さんは帰ってくるかな」
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「いやだ」
「麻理さんが、言ってたんだ。日記みてごめんねって。もし家に日記があって、それを見たら・・・」
「やだ、みないで。誰もいなくなっちゃう。いなくならないで」
(⇒最終話のあらすじ)
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「ぼくは麻理のなか」7話の感想
面白かったですね。麻理の中には、改名するまでの文子とそれからの麻理、そして、麻理がそんなふうになりたいとずっとあこがれていた功の3人の人格がいました。でも、普通の多重人格者と違って、おたがいに存在をわかりあえってるし、麻理がそれほど強い人格じゃないのが面白かったですね。
とはいえ、これからの麻理(功)がどうやって生活していくのか、自分のことを男だと思ってるので、好きになるのは女性なのかなとか、ちょっと考えてしまいます。
「ぼくは麻理のなか」の原作
原作の押見修造さんは、1981年生まれの36歳の漫画家です。2002年にちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞をとられて、漫画家として2003年にデビューされました。「漂流ネットカフェ」はドラマ化、「悪の華」はアニメ化、「スイートプールサイド」は映画化されています。普通の漫画家さんとは切り口が違いますので、どの作品もとてもおもしろいです。
「ぼくは麻理のなか」のキャスト
- 吉崎麻理 池田エライザ
- 小森功 吉沢亮、引きこもりの青年
- 柿口依 中村ゆりか、麻理の同級生
- 麻理の母 西田尚美
- 茉里 黒澤はるか、依の姉
7話以外のあらすじ
以上、ドラマ「ぼくは麻理のなか」の7話のあらすじ(ネタバレ)と感想でした。
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