2018年1月10日(水)から、広瀬すずさん主演のドラマ「anonne(あのね)」が始まります。広瀬すずさんの10代最後のドラマで、『いつ恋』や『カルテット』の脚本を書かれた坂元裕二さんの、「Mother」「 Woman」に続くオリジナル連続ドラマの第三弾になります。人間を描くことで定評のある水田伸生監督とのタッグで、広瀬すずさん、田中裕子さん、瑛太さん、阿部サダヲさんたちが心に響くドラマを作り上げていきます。キャッチコピーは「私を守ってくれたのは、ニセモノだけ だった。」・・・どんなドラマになるのか楽しみです。
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目次
相関図
1話のあらすじ(ネタバレ)
舵とるい子の出会い
カレーショップの店長の持本舵(阿部サダヲ)は病院で検査をしてもらうと、余命半年と言われてしまいました。
その日の夜、ひとりの女性、青羽るい子(小林聡美)が来て、カレーショップなのに焼きうどんを頼みました。今日で辞めるつもりだった舵は、しかたなく焼きうどんをつくって上げました。そして、楽しい話で盛り上がったあと、かえろうとしたときにるい子は舵の命が長くはないことに気づいてしまいました。そして、
「なんだったらお付き合いしますけど。わたしもね、しに場所?そういうの探していたところだったんです」
二人は舵のカレーショップのバンにのってでかけました。
亜乃音が札束を!
翌朝、林田亜乃音(田中裕子)が外出しようとすると、指輪を落としてしまいました。昔倉庫だったところで、荷物がたくさんおいてありましたが、それをどけながら探してると、床のいちぶがとれることにきづきました。亜乃音は、その床をとると、なかには札束がたくさんはいっていました。
ハリカの毎日
ハリカ(広瀬すず)は、部屋の中で孤独に亡くなった人の遺品をかたづける仕事をしていました。住んでいる場所はネットカフェで、くらしはじめてちょうど1年たちました。そこで知り合った碓井玲菜(笠木有紗)網島美空(北村優衣)となかよく暮らす毎日でした。その二人以外に、カノンさん(清水尋也)という声だけしか知らないチャット仲間だけしか心を許せる人がいませんでした。カノンさんは、入院していて外にはであるけない人のようでした。ハリカは、外での出来事や自分がどういう風に暮らしてきたかをおしえてあげました。
ハリカは、8歳から12歳の間、祖母の為貝真砂子(倍賞美津子)と森の中のツリーハウスで二人っきりで暮らしていました。そのときのハリカはとても楽しくくらしていたのですが、12歳になったときに別な場所で暮らし始めたといいました。祖母の真砂子は、柘(つげ)という町にすんでいました。ハリカは友達からもハズレとよばれていたので、ハンドルネームはハズレでした。
友達と海岸へ
数日後、ハリカは仕事の現場でがんの医療記事がのってる雑誌を見ました。ネットカフェに帰ってくると、美空が、カノンさんって詐欺じゃないの?と言い出しました。そこに、玲奈が帰ってきて、昨晩海辺でお金が詰まったボストンバッグを見たといいました。玲奈は、今から行ってみようといいだしました。その場所は、柘でした。
2人は自転車で、ハリカはスケボーでその海を目指しました。その日の夜、休憩しながら再びカノンさんとメッセージをしていました。
るい子は犯罪者?
舵とるい子は、ファミレスでお互いのはなしをしていました。るい子は、丸の内の商社に勤めていたのですが、30歳のときに、年下の仕事できない人たちに追い越されて、40歳になってやっと出世したと思ったら窓際に左遷でした。食事をしてファミレスから出ようとすると、舵は、
「青葉さん、やっぱりしんじゃだめですよ」
と言い出しました。るい子は、ずっとこの半年考え続けてきたから駄目だといって、本当は刑務所帰りだと告白しました。会社の倉庫に火をつけて5年入っていたといいました。そのとき、夜空に流れ星がみえました。
同じ時刻に、亜乃音とハリカたちも同じ流れ星に気がつきました。
亜乃音も海岸へ
翌朝、亜乃音が買い物してると、犬を探してる人たちがいました。海辺のテトラポットのところにいるんじゃないのかと話してるのが聞こえました。それを聞いた亜乃音は、家に向かって走り出しました。
海岸では、ハリカたちがボストンバッグを探してると、犬を探してる人たちがやってきました。急いで隠れると、そこが玲菜がボストンバッグを埋めた場所でした。玲奈が掘り返して大喜びしてると、美空が犬の鳴き声が聞こえたといって二人を遠くへ行かせようとしました。それを察して玲奈が戻ってくると、美空がスタンガンで玲奈をたおしました。美空は「ごめん、留学したいんだ」と言ってお金を全部奪って逃げていきました。玲奈とハリカはすぐに追いかけました。ちょっとはなれたところでは、車に乗った亜乃音が3人のようすをみていました。
美空が途中でタクシーを止めて乗り込むと、亜乃音がやってきてゆく手を阻みますが、そのままいってしまいました。亜乃音は車で追いかけて駅で電車に乗った美空からお金をうばいかえしました。
ハリカはたおれている玲奈を抱き起こして、埋まっていたお金の中の何枚かをわたすと、玲奈はもう声をかけるなと言って歩き出しました。
玲奈はそのままコンビニに行ってそのお金を使おうとすると、亜乃音がやってきて、代わりのお金を置いて、玲奈が出したお金をとりあげてトイレに行きました。トイレの中で、その金をびりびりに破って流すと何も言わずに外に出て行きました。
玲奈がいそいで追いかけると、車の中にあったバッグの取り合いになってしまいました。玲奈がバッグをけると、それはたまたまやってきた舵がひろいあげました。玲奈と亜乃音が舵から奪い返そうとすると、るい子がそのバッグの中を見て、すぐに舵を車に乗せて逃げ出しました。亜乃音たちも車に乗って追いかけますが、途中でハリカとすれ違います。そして、ハリカのまえにそのバッグを落としていきました。ハリカはすぐに拾ってその場所からスケボーで逃げ出しました。
ハリカが育った家へ
一人になったハリカは昔見た風力発電の大きな風車の下にいって、ずっと見続けました。そして、昔祖母の真砂子と住んでたツリーハウスのある場所をおもいだして、スマホで検索してそこまで走っていきました。
その場所について家を見てると、亜乃音がやってきてバッグを返してくれといいました。すると、家の中から男性が二人出てきました。その男性から、昔この場所が全寮制の厚生施設だったと聞きました。そして、更正というよりは虐待で、ひとりの生徒がなくなって閉鎖されたといいました。ハリカは、「間違いました」と言ってその場所を離れました。
しばらく歩くと、懐かしい思い出が詰まったツリーハウスのところにやってきました。
すると、横にあった風見鶏が、その思い出は違うから本当のことを思い出そうと言い出しました。ハリカは、徐々に昔のことを思い出してきました。やさしい真砂子は祖母ではなくてそこの教師で、真砂子がハリカのことを虐待してハズレだと名付けて強制的にその名前をハリカにいわせていました。そして、ツリーハウスには、他の子供たちも入れられていました。
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12歳のときにハリカは真佐子の前に連れ出されました。ハリカの弟が事故でなくなって、両親もその後を追ってしまったので養護施設に預けられることになりました。
そこまで思い出し時に、亜乃音がやってきました。
「あなた、なまえは?どこからきたの?誰だってね、過去においてきた自分っています。いまさらもう、過去の自分はたすけてあげられないんだから、せめて今を。」
そして、ハリカの手に石を握らせてお金を持って車に行きました。ハリカはその石をツリーハウスに向かって投げつけて泣き出しました。
ハシビロコウの看板
町に戻ってきたハリカは、カノンさんがメッセージで言っていたハシビロコウの看板をみつけます。それが見える病院を探すと、ひとりの男の子が窓際のベッドに寝てるのが見えました。すぐにカノンさんにメッセージをすると、その男の子はスマホを取り出して返信するのが見えました。ハリカは、今まで話していたことがうそだだったと正直にはなしました。すると、カノンさんも嘘をついていたといって、ハズレの本当の名前はハリカだと知ってたといいました。はじめはハズレというなまえから、もしかしたらと思って近づいたといいます。
実は、カノンさんも同じ厚生施設にいたと告白して、本当の名前は紙野彦星だとなのりました。ハリカの思い出を壊したくなくて、ずっとだまってメッセージをみていたんです。そして、いちど、いっしょに施設を脱走したことがあると話してくれました。そのとき、夜明けの空で流れ星を見たといいます。そのときの思い出がとても楽しくて、「君の名前はハズレじゃないよ」といいたかったと話しました。
ハリカは、メッセージをおくりました。
<はい、わたしの名前はハリカです。辻沢ハリカです。彦星君、君に会いたいです。会いに行ってもいいですか?>
<それはできません。きみにあったらしぬのがこわくなってしまいます。きみにあってしまったら、一人きりが当たり前じゃなくなってしまいます>
<わたしはもうあたりまえじゃないです。君がいることを知っています。うそですよね。命がなくなるなんていって、だましてるんですよね?>
<ううん、本当です。ぼくはまもなくなくなります>
<いやです。いくらかかるの?いくらあったらあの治療ができるの?>
<ハリカちゃん、できれば今までどおり、「あのね」っていって、外の話を聞かせてくれたら僕はもう充分です>
<はい。そとのこと、また毎日、きみにはなします>
<ありがとう、じゃあ>
<あのね>
<またね>
ハリカは病院を見ながら涙をながしていました。
それぞれの5人
舵とるい子は、車に乗って海岸線にいました。フリスクを一個ずつだせない舵を見て、次のフリスクを1個うまく出せたら命を捨てるのをやめますとるい子はいいました。しかし、舵が試してみると、フリスクは2個でてしまいました。
るい子が外に出て走っていくと、亜乃音がお札を燃やしてるのを見えてかくれました。
ハリカはいつものネットカフェに帰ってきました。そして、亜乃音のお金を見ると、お札の番号が同じことに気がつきました。
あるゲームセンターでは、中世古理一(瑛太)が一万円札を両替機にいれていましたが、なんどやっても戻ってきてしまいました。理一は戻ってきた一万円札を破って財布にいれました。
(⇒2話のあらすじ)
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キャスト
- 辻沢ハリカ 広瀬すず、ネットカフェに住む少女
- 為貝真砂子 倍賞美津子、ハリカの祖母
- カノンさん 清水尋也、チャットゲーム中の知り合い
- 碓井玲菜 笠木有紗、ネットカフェ仲間
- 網島美空 北村優衣、ネットカフェ仲間
- 林田亜乃音 田中裕子、法律事務所所員
- 林田京介 木場勝己、亜乃音の亡くなった夫
- 青島玲 江口のりこ、亜乃音の娘
- 花房万平 火野正平、法律事務所所長
- 持本舵 阿部サダヲ、カレーショップ店長
- 青羽るい子 小林聡美、謎の女
- 中世古理市 瑛太、謎の男
スタッフ
ドラマ「anone」のスタッフは、
- 脚本 坂元裕二
- 演出 水田伸生
原作はなくて、坂元裕二さんオリジナルの脚本になります。
脚本の坂元裕二さんは、1967年生まれの49歳の脚本家、作詞家で、奥さんは女優の森口瑤子さんです。今までに書かれた脚本は、
- 東京ラブストーリー
- ラストクリスマス
- 西遊記
- Mother
- Woman
- 最高の離婚
- 問題のあるレストラン
- いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
などですね。おそらく、今回のドラマ「anone」のターゲットは10代後半から50代にかけてと、かなり広い世代に訴えかける内容だと思います。坂元裕二酸のドラマのシナリオも発売されています。「カルテット」とか「いつ恋」は、読むだけでも感動してしまうと評判です。
演出の水田伸生さんは、1958年生まれの59歳の演出家、映画監督です。日本大学芸術学部演劇学科を卒業されてから、日本テレビに入られました。「池中玄太80キロ」などの助監督を経て、「恋のバカンス」「お熱いのがお好き?」「Mother」「Woman」などを演出されて、映画も「花田少年史」「あやしい彼女」「謝罪の王様」などを撮られています。最近では、「ゆとりですがなにか」「先に生まれただけの僕」などを演出されています。坂元裕二さんとは、「Mother」「Woman」で一緒にやられていますので、今回の「anone」もたのしみです。
各話のあらすじ
以上、水曜新ドラマ「anone(あのね)」のキャストや1話のあらすじ(ネタバレ)と動画、相関図、スタッフなどの情報でした。
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